心は、失敗と挑戦の中で鍛えられる

心は、失敗と挑戦の中で鍛えられる

心は、失敗と挑戦の中で鍛えられる

皆さん、お元気様です。
はじめに、令和8年熊本地震、そして千葉県を襲った集中豪雨により、尊い命を失われた皆様に、心より哀悼の意を表します。
また、被災された皆様、ご家族、そして今なお不安な日々を過ごされている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
突然の災害によって、それまで当たり前だった日常が一瞬にして失われる。
その現実を前に、私たちは改めて命の尊さと、人と人とが支え合うことの大切さを強く感じています。
一日も早い復旧・復興と、被災された皆様に平穏な日常が戻ることを心よりお祈り申し上げます。

そして、この場を借りて、どうしても伝えたいことがあります。
今回の災害に際し、シューワグループの仲間たちは、連日の厳しい暑さの中でも各地の復旧・復興支援に果敢に取り組んでくれています。
猛暑の中での活動は、体力的にも精神的にも決して簡単なものではありません。
その前提として、シューワグループは「_」として、
「困っている人がいる」「自分たちを必要としてくださっている人がいる」。その有ることが難しいことを実現する。
その“有難う”という使命感を持って現場へ向かい、一人ひとりが自分たちの役割を必死で果たしてくれています。
私は、その姿を本当に誇りに思います。
現地で活動してくれている皆さん、そして、その活動を後方から支えてくれている皆さん、本当に頭が下がる思いで感謝申し上げます。
皆さんの一つひとつの行動こそが、私たちが存在する意味そのものです。
日本中で、地震に限らず、万が一、災害が起こり緊急時に「誰かが行かなければならない」と考えることはできます。
その時に直ちに現場へ向かい、暑い、苦しい、思いどおりにならないという状況の中でも、目の前で困っている方々のために行動し続けることは、簡単ではありません。
私は、そんな仲間たちに心からの感謝と最大限の賛辞を送りたいと思います。
まさに! 困難な時にこそ、その人の心が表れ、企業の存在価値が問われる。
今回、被災地で懸命に活動する仲間たちの姿を見ながら、私は改めて「人の心の強さとは何だろう」と考えました。
順調な時に前向きでいることは、それほど難しくありません。
本当の心の強さが問われるのは、苦しい時、結果が出ない時、失敗した時、批判された時、そして予期せぬ困難が目の前に現れた時ではないでしょうか?
そんな時、先日、拝読した日本経済新聞の記事に、栗山英樹さんの「失敗から学べる」という言葉に触れましたので、共有をしたいと思います。
栗山さんは、皆さんもご存じの北海道日本ハムファイターズ監督として、二刀流・大谷翔平選手を育て、2023年のWBCでは侍ジャパンを世界一へ導いた方です。
これほど大きな成果を残した方ですから、特別な戦術や、人を思いどおりに動かす方法を持っているのではないかと思ってしまいます。
しかし、栗山さんが大切にされているのは、もっともっと人間的なことでした。
それは、「成功よりも失敗から学ぶこと」であり、「信頼関係があるからこそ、厳しく熱い言葉が相手の心に届く」という考え方でした。
私は、この二つこそ、仕事でも人生でも人を成長させる大切な考え方だと思います。
成功した時ほど、自分を疑うことが大切です。人は成功すると自信がつきます。
もちろん、自信は絶対に必要です。
しかしながら、その自信がいつの間にか慢心へと変わり、いつしか「自分は正しい」「今までこの方法で成功してきたから大丈夫」と思い始めた時が一番危ないそうです。
昨日の正解が、今日も正解とは決して限りません。
時代や世の中はめまぐるしく変わります。
その中で、お客様のニーズや嗜好も変われば、社会全般の価値観も変わります。
シューワグループも、祖業・灯油巡回販売から始まり、ウォーター、物流、ガソリンスタンド、ファシリティ、ベットメイキング、
そしてBCP事業など、時代の変化に合わせて13以上の事業で様々な挑戦を続けています。
もちろん、すべてが最初から成功したわけではありません。
思ったように注文が入らない、売れない、計画どおり進まない、仲間と意見がすれ違う、などなど、私自身も、数え切れないほどの失敗をしてきました。
しかし、そこで諦めず、現場の声を聞きながら、お客様の声を聞き、数字を見て、
「本当のお客様の本当のお困りごとは何なのか?」「何が間違っていたのか?」「この学びから、次は何を変えるのか」を考え続けてきました。
失敗した事実は変えられません。
しかし、失敗の意味は、その後の行動によって変えることができます。
失敗を人のせいにすれば、ただの失敗で終わります。
失敗から学び、改善し、もう一度挑戦すれば、その失敗は未来の成功のための授業料になります。
だから私は、若い社員にも失敗を恐れてほしくありません。
挑戦して失敗した人と、失敗を恐れて何もしなかった人では、5年後、10年後に大きな差がつきます。
人生も事業も、失敗しない人が勝つのではありません。
その悔しい失敗から立ち上がり、もう一度挑戦できる人が最後に勝つのです。
栗山さんの考え方でもう一つ共感したのが、人との信頼関係です。
失敗に向き合う際にも、上司の厳しい言葉、すなわち「愛情」が必要であり、上司が部下に厳しいことを言わなければならない場面があります。
しかし、自分の感情をぶつけるだけなら、それは指導ではありません。
普段は部下に関心を持たず、失敗した時だけ叱っても、その言葉は心に届かないとのこと。
「この人は本気で自分の成長を願ってくれている」「困った時には一緒に考えてくれる」「成功した時には一緒に喜んでくれる」
そういう信頼関係があるからこそ、厳しい言葉が相手を奮い立たせる「熱い言葉」になるのだそうです。
言いにくいことを言わないのが優しさではありません。
相手の可能性を本当に信じているのであれば、時には嫌われることを恐れず、言うべきことを言わなければならない。
ただし、その根底には必ず、理念とともにお互いが社会のために良くなる“大義=理念”が必要となります。
その中で、利己的な考え方ではなく、「相手を良くしたい」という利他的な愛情が必要です。
栗山さんは、その心こそ苦しい時に鍛えられると考えておられます。
筋肉は、負荷をかけなければ強くなりません。
私は、栗山さんの新聞記事を読んで、心も同様だと深く感銘を受けました。
このつらくて悔しい経験、失敗した経験、苦しい経験こそが今後の“人生の宝箱”となるのだと改めて学びました。
この一つひとつから逃げずに向き合うことで、心は少しずつ強くなっていきます。
ただし、心を鍛えることと、一人で無理をすることは違いますし、一人では越えられない壁なら、仲間に助けを求めればいい。
仲間に「助けてください」と言えることも、私は強さだと思います。
今回、仲間たちが被災地で活動できているのも、現地の人間だけの力ではありません。
緊急手配をする人、救援物資を送り出す人、そして後方支援で現場を守る人、依頼をくださる企業の皆様、準備をする人、
この多くのチームとして仲間の支えがあるからこそ、最前線で使命を果たすことができます。
強い会社とは、強い人が一人いる会社ではありません。
ワンチームで苦しい時にみんなで支え合える会社です。
私は、これからもニッチな分野でお客様に必要とされる企業であり、
“心は、失敗と挑戦の中で鍛えられる”そんなシューワグループをつくっていきたいと思っています。
私たちには「ありがとうの言葉を世界一集める」という大切な理念があります。
私は、この「ありがとう」という言葉には、人の心を強くする力があると思っています。
「ありがとう=有難う」こそが、私たちの原点。
真冬の灯油巡回販売も、災害時の燃料供給も、富士山天然水の配送も、決して楽な仕事ではありません。
しかし、「来てくれて助かった」「ありがとう」その一言をいただいた瞬間、それまでの苦労が報われます。
そして、「もう一度頑張ろう」「もっと喜んでいただこう」という力の源泉となります。
そして、お客様からいただいた「ありがとう」を、また次の誰かのための力に変えていく。
昨日の自分を超えていこう。失敗してもいい。
大切なのは、失敗から逃げないことであり、一歩を踏み出すことです。
そして、一人で苦しい時には仲間を頼ればいい。
成功に慢心せず、失敗から学び、仲間と本気で向き合い、感謝の気持ちを決して忘れない。
私自身も、まだまだ修行の途中ですが、だからこそ、皆さんと一緒に失敗し、一緒に学び、一緒に挑戦しながら、昨日の自分たちを超えていきたいと思います。
心は、失敗と挑戦の中で鍛えられる。
だからこそ、私たちはこれからも、「ありがとう」の言葉が溢れる会社を目指していきましょう。
従業員よし、お客様よし、地域社会よし、取引先さまよし、会社よし。この「五方よし」を実践し、
そのすべてから「ありがとう」と言っていただける仕事を積み重ねていく。
その「ありがとう」の数こそが、私たちの成長の証であり、「ありがとうの言葉を世界一集める」から「溢れる企業」へと進化する、
シューワグループの存在価値そのものだと、私は信じています。

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