従業員をパートナーとして考える

従業員をパートナーとして考える

従業員をパートナーとして考える

今月も旧盛和塾・稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を、皆さんと共に輪読して学びたいと思います。
そして、シューワグループ全従業員の「物心両面の幸福」の実現のために、真正面から向き合い、実践していきたいと思います。
シンプルであり、ど直球の“魂の言葉”が胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は、『あなたたちを頼りにしています』です。皆さんと共に、ど真剣に学んでいきましょう!
—–従業員を自分のパートナーにしていくためには、「事業の目的、意義を明確にする」ことが必要になる。
「公明正大で大義名分のある高い目的を立てる」ことが大事になってくる。
自分一人でいくら努力をしたところで限界がありますから、自分と同じ気持ちになって支えてくれる、自分と一緒に仕事をしてくれる人がどうしても必要なんです。
ですから、「その人たちをパートナーとして、私はあなたたちを頼りにしています」という形で迎え入れることが大事になります。
「頼りにしている」という言葉が要るのです。
そのように下手に出れば、従業員にバカにされはしないだろうか、なめられはしないだろうかと、つい思いがちになりますが、そうではありません。
「私はあなたたちを頼りにしているのです」ということがどうしても要るわけです。
「頼りにしています。だから協力してください。兄弟のような、親子のような気持ちで仕事をしてください。
単なるサラリーマンではなくて、そういう気持ちで一緒に仕事をしましょう」というふうに言わなければならない。—–
今回、皆さんと一緒に改めて考えてみたいテーマは、稲盛塾長が経営の中で大切にされてきた「従業員をパートナーとして考える」ということです。
「ガミガミ言う経営」では人は本当には動かない
店長、支店長、カンパニー長、そして幹部の皆さんも、一度、自分自身の日々の仕事を振り返ってみてください。
「今月の売上はいくらだった」「前年比が足りない」「もっと販売しなければならない」「なぜ目標を達成できないんだ」と、従業員さんに数字や作業の話ばかりをしていないでしょうか?
もちろん、会社である以上、数字は絶対に必要ですし、利益を出すことから逃げてはいけません。
しかし、リーダーが毎日のようにガミガミ言い続け、恐怖や命令だけで人を動かしていたのでは、
その場では動いたように見えても、上司がいなくなれば止まってしまい、やがて言われたこと以上の仕事をしようとは思わなくなってしまいます。
稲盛塾長は、人間には「自燃性」「可燃性」「不燃性」があると教えてくださいました。
我々がこれからつくらなければならないのは、誰かに火をつけてもらわなければ動かない組織ではなく、
一人ひとりが自分で考え、自分で自分に火をつけ、自ら次の一手を考えて行動する「自燃性」の人が集まる組織です。
そのためには、「あなたを頼りにしている」「あなたの力が必要なんだ」「あなたの仕事がお客様を支えているんだ」
「この仕事には、これだけ大きな意味があるんだ」と、本気で従業員さんに伝えていかなければなりません。
そして、それ以上に大切なのは、リーダー自身がこれからの会社の“ビジョンや目的”をしっかりと理解し、
誰よりも深く考え、誰よりも努力し、誰よりも先頭に立って行動する人こそが“真のリーダー”だということです。
舌先三寸では、人の心は動きません。
部下がそのリーダーの後ろ姿を見た時に、「この人がここまで本気でやっているのなら、自分も頑張ろう」「この人と一緒に、この会社をもっと良くしていきたい」と思ってくれるかどうか。
そこに本当のリーダーシップがあるのだと思います。
先日、旧盛和塾・大和の共に学ぶ企業さんで、東証プロマーケットに上場されている会社で、理念経営について勉強させていただく機会があり、私は非常に大きな刺激を受けました。
その企業の社長は、37歳という若さで脳梗塞を患われ、命や人生について深く考えざるを得ない、人生と経営を見つめ直す大きな転機を経験されたそうです。
それまでは、昼夜問わず一生懸命仕事をして、お金を稼ぎ、会社を成長させるために走り続けてきた中で、
「自分は何のために生きているのか」「何のために会社を経営しているのか」「会社を大きくすることだけが本当に経営なのか」と、自分自身の人生と経営を根本から見つめ直されたといいます。
そして、自分自身を変えなければ会社も変わらないという思いから、年間100冊もの書籍を読み、自分自身をフルモデルチェンジするほどの覚悟で学び続け、
その中で出会った一つが稲盛塾長の経営哲学であり、「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という経営の目的だったそうです。
私は、その人生訓の話を聞きながら、人間はいくつになっても変わることができる。
そして、経営者にかかわらず、本人が本気で自分自身を変えれば、会社も人生も大きく変えることができるのだと改めて感じました。
そして何より素晴らしいと思ったのは、その理念経営が単なる精神論で終わっているのではなく、経営の数字として、明確な行動と実数に落とし込まれていることです。
売上高174.8億円、経常利益25.1億円、そして平均年収730万円という数字を見事に実現されています。
平均年齢27歳という非常に若い組織が、高い収益力を生み出し、その成果として平均年収730万円という待遇を実現していることに、私は大きな衝撃を受けました。
かつては、営業会社なので長時間労働型だった組織が、現在では年間休日を130日まで増やし、連続休暇や早期退社なども取り入れながら、それでも会社の業績を大きく伸ばしているというのです。
ここから学ばなければならないのは、「長時間働くこと」と「高い成果を生み出すこと」は、決して同じではないということです。
これからの時代に求められるのは、単純に労働時間を増やす経営ではなく、一人ひとりが限られた時間の中で、
どれだけ大きな成果と付加価値を生み出すことができるのかという、生産性そのものを高める経営なのだと思います。
“物心両面の幸福を実現”するには高収益が必要である
ここからが、今回私が皆さんに最も伝えたいことです。
シューワGも同じように稲盛哲学を学び、「全従業員の物心両面の幸福」を大切な経営目的として掲げてきました。
しかし、本当に“事業の目的と意義”を実現しようと思えば、しっかりとした理念を掲げ、耳障りの良いことを言っているだけでは絶対に実現できません。
まさに「心」の幸福については、仕事への誇りや情熱、仲間との信頼関係、お客様からいただく「ありがとう」、そして自分自身が成長しているという実感を大切にすること。
その上で、社会の役に立っているという使命感によって、高めていくことが必要だと思います。
しかし、「物」の幸福、つまり給与を上げ、しっかりと賞与を増やし、休日を充実させ、かけがえのない家族との時間を増やしていくには、会社そのものが高収益企業にならなければならないのです。
その中でも、将来に対する経済的な安心をつくろうと思えば、「現状維持は衰退」と考え、必然的に新しいことへ挑戦する必要があります。
これからも最低賃金は上がっていくでしょうし、世界的な原油高、円安、社会保険料を含めた人件費も上昇していきます。
もちろん物価も上がり、車両や設備、採用、教育など、会社が負担しなければならないコストも確実に増えていきます。
そのような環境の中でも、従業員さんの給与を上げ、待遇を良くし、教育へ投資し、新しい事業へ挑戦し、
会社をさらに成長させていこうと思えば、我々自身が今まで以上に大きな付加価値を生み出さなければなりません。
だから私は、これからのシューワグループにとって、「高収益事業をつくること」そのものが、全従業員の物心両面の幸福を実現するための“重要な大義”の一つであると考えています。
利益を上げることは、決して会社だけが儲かるためではありません。
むしろ、本気で従業員さんを幸せにしたいのであれば、会社はしっかりと利益を出し続け、その利益を働いてくれている仲間へ還元できる体質をつくらなければならないのです。
そこで、これからシューワが目指していきたい大きな目標の一つが、繰り返し言っていますが、「一人当たりの採算性を月100万円まで高める」ということです。
これは決して、「今まで以上に長時間働いてください」「一人で二人分、三人分の仕事をしてください」という意味ではありません。
むしろ、同じ時間で今まで以上の価値を生み出せる会社に変えていくということです。
人がやらなくてもよい仕事はシステム化し、AIやDXを積極的に活用し、二重三重になっている仕事、
意味のない会議、昔からやっているという理由だけで続いている業務を一つずつ見直していくことです。
そして、人間にしかできない営業、提案、お客様との関係づくり、現場での判断、新しい商品やサービスの開発、新規事業の創造に、もっと時間と人材を投入していかなければなりません。
既存事業の生産性を高めるだけではなく、高い粗利益を生み出すことのできる高付加価値事業を、シューワグループとして次々に育てていくことが重要です。
特に、これからのAI時代について、ソフトバンクグループの孫会長の動画も添付しますが、
これからは「AIに仕事を奪われる」のではなく、同業他社がAIを先進的に活用することで、その企業にお客様を取られてしまう構図になるということです。
そのように考えると、これからのシューワグループの事業計画とビジネスモデルにおいても、まずは今年を“AI元年”として、積極的に“AIとリアルの融合”に真剣に取り組む必要があります。
シューワグループには、石油エネルギー、再生可能エネルギー、BCP、富士山の天然水、ファシリティ、
物流、ベッドメイキングなどをはじめ、13の事業を通じて長年積み上げてきた“リアル”の強みがあります。
さらに、全国各地のお客様との信頼関係、地域に根差した拠点、現場で即座に動くことのできる行動力、営業力、
そして災害が起きた時にも社会インフラを守るために動くことのできる現場力という、他社が簡単には真似することのできない大きな財産があります。
これらを一つひとつバラバラの事業として考えるのではなく、それぞれの強みを掛け合わせることで、
AIやシステムに決してできない「トータルライフサポート」「地域インフラ企業」という高付加価値のビジネスモデルへ進化させていきたいと思っています。
一人のお客様に一つの商品を売って終わるのではなく、お客様の暮らし全体を支え、企業活動全体を支え、さらには地域のインフラそのものを支える会社になることができれば、
お客様一人当たりの取引も大きくなり、粗利益も上がり、一人当たりの生産性も必ず上がっていきます。
売上のみを追うだけではなく、どれだけ付加価値を生み出したのか、どれだけ粗利益を残したのか、
そして一人ひとりがどれだけの採算を生み出したのかというところまで、これからはしっかりと見ていかなければなりません。
高収益になったからこそ、その利益を従業員さんの給与や賞与へ還元し、教育へ投資し、休日や働く環境を良くし、
AIやシステムへ投資することで一人ひとりの仕事をさらに効率化し、そして次の高収益事業へ再投資していくことが大切です。
会社が成長することで利益が増え、その利益を従業員さんへ還元することで従業員さんがさらに豊かになり、
働くことへの誇りとやりがいが高まり、その結果としてさらに会社の生産性が上がっていく。
この「成長と幸福の好循環」をつくらなければならないのです。
そして、その成長の果実を従業員さんへしっかり還元し、「頑張って会社を成長させた結果、
本当に自分たちの生活も豊かになった」「シューワで働いて自分自身も成長できた」「家族からも、シューワで働いていて良かったねと言ってもらえた」というところまで実現し初めて、
我々が掲げる「全従業員の物心両面の幸福」が、事業の目的・意義から、さらに現実へと変わるのだと思います。
従業員を本当の強力なベストパートナーとして、共に豊かになる。
私は、単に売上の大きな会社をつくりたいのではありませんし、利益だけが大きな会社をつくりたいわけでもありません。
若い人が夢を持ち、ベテランが誇りを持ち、頑張った人がきちんと報われ、挑戦した人が認められ、
一人ひとりが「自分もこの会社をつくっているんだ」と感じることのできる会社を、皆さんと一緒につくりたいのです。
そのためには、理念だけでも駄目ですし、数字だけでも駄目です。
しっかりと理念と実績、物と心、幸福と採算をみながら、真正面から追求するからこそ、「物心両面の幸福の実現」なのです。
これが、これから我々が目指していくシューワの経営です。
会社はまだまだ変われますし、シューワはまだまだ成長過程です。
我々には、今まで積み重ねてきた歴史と経験、全国の現場、お客様との信頼、13の事業、そして共に頑張ってくれている仲間という、何物にも代えがたい大きな財産があります。
この力を一つにして、もう一段、もう二段上の会社を、皆さんと一緒につくっていこうではありませんか!!
今週も、誰にも負けない努力で頑張っていきましょう。
そして今日も、一人でも多くのお客様、一人でも多くの仲間から、心からの「ありがとう」という言葉をいただきましょう。
「ありがとう」の言葉を世界一集める企業を目指して!
全従業員の物心両面の幸福を実現するために!
やればできる!
AIとリアルの融合を見据え、高収益、高生産性、そして働く仲間とその家族の幸福、この三つを真正面から追い求め、
従業員さんを本当のパートナーとして、共に成長し、共に豊かになり、共に素晴らしいシューワの未来をつくっていきましょう!

 

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