突破力

皆さん、大手格安旅行のHISと云う会社をご存じでしょうか?僕は、ご縁があり今まで二回ぐらい澤田会長とご商談させて戴きました。そのにこやかな笑みから出るオーラと優しさの中にある威圧感がありました。今でも、昨日の事の様に覚えています。本日はエイチ・アイ・エスグループの澤田会長の突破力を雑誌で特集をしていましたので紹介したいと思います。

突破力

澤田会長の突破力!なぜピンチをチャンスに変えられるのか!シンプルで明快 澤田会長流経営5つの力を勉強しましょう!

-雑誌記事より抜粋-

エイチ・アイ・エス会長の澤田秀雄はこれまで数々の難関を突破してきた。
「難しい問題に出会うと、チャレンジ精神が湧いてくる」
信用もコネも無い青年が大手航空会社の隙間を縫う事で格安航空チケットの販売で急成長。
80年代後半に大手旅行代理店への仲間入りを果たした。
90年代後半にはホテル業を皮切りに、航空業、証券業などに次々に進出した。
スカイマークエアラインズ(現スカイマーク)の設立では、規制業種の航空産業に35年ぶりに新規参入した。
その後、しなの鉄道や山一証券系(エイチ・エス証券)など業績低迷に苦しむ企業の再建も手掛けるようになる。
2010年から、創業以来赤字が続いている強大テーマパークハウステンボスの再生に取り組み、成果を上げている。
陣頭指揮する澤田会長の取り組みをつぶさに見ていくと、澤田会長の突破力が、ごくシンプルな要素の組み合わせで成り立っている事がわかる。
それが、以下の紹介でする、「スピード」「任せる力」「慎重さ」「夢を語る力」「顧客目線」の5つである。

  1. スピード
    「戦いはスピード、経営スピード」
    意思決定は即断即決が基本。早く決断したら、結果も早く現れる。
    たとえ失敗しても、すぐ修正ができる。
    そしてその指示は具体的に。「速く仕事しろ」ではなくて、「今までよりも仕事のスピードを2割速くしよう。
    そうすれば、経費を2割削減したのと同じ効果がある」と具体的に。
  2. 任せる力
    「見せて、教えて、任せる」
    澤田会長は創業者としてスタートしたためかトップダウン型に見られるが、実はボトムアップ型。
    社員に任せ、育成する仕組みと表裏一体。「見せて、教えて、任せる」これが澤田会長の経営の基本サイクル。
  3. 慎重さ
    「最悪でもつぶれない。だからチャレンジできる」
    新しい事業に挑む時に、澤田会長が必ず守っている「鉄則」がある。
    それは予め「チャレンジが最悪の結果に終わっても、経営の本体にダメージを与えない」という線引きをしておくこと。
    エイチ・アイ・エスグループが長らく、実質上の無借金経営を続けてきたのも、その表れである。
    「身の丈に合わない借金をして失敗すれば、会社が傾く可能性も高まる。
  4. 夢を語る力
    「世界を基準に考えよう」
    澤田会長の口癖の一つが「君には夢があるか。夢を持とう」経営者にとっての夢とは、ビジョンや構想力をいう。
    ハウステンボスにおける澤田会長の「夢」は「観光ビジネス都市」というキーワードで表現される。
    世界で観光と教育、医療などを結びつける機運が高まっているようにハウステンボスで観光と様々なビジネスが結びつくようにしたいと考えている。
  5. 顧客目線
    「お客さんは本当にそう感じているのか」
    経営方針や目標、構想は大きく、普段の業務は顧客目線で繊細に気を配るのが、澤田会長流マネジメントの勘所。
    園内に住み、自転車で巡回しているときの澤田会長は、完全に顧客の目線に立っている。
    顧客であれば不満に感じるだろうことに目を光らせる。
    至らない点が見つかれば改善を指示し、顧客目線の大切さを社員に伝える。

感想

上記内容を今回のハウステンボスでも実践をされている。巨大テーマパーク再建について、至ってシンプルな事に驚かせられました。更には、社員に分かる言葉で伝え方向を示し数字に基づいて語る。自ら現場に出向き、考えが浸透するまで、何度でも言葉を繰り返し繰り返しメッセージを絞り込みながら伝える。そして、会長自らが、常に明るく元気に先頭に立つ事がそうだ。我々、中小企業経営にでもすぐに使える事である。是非、今日から、皆で出来る事から実践して行きましょう!

最後に

今週はHISグループ 澤田会長の言葉にたいへん感銘うけた。

「今回の大震災は国難であり、日本は明治維新や終戦直後に匹敵する状況にあります。」
「こうした危機を突破するには、臨機応変、スピーディーに決断することが大事です。」
「それができるかどうかが5年先、10年先決めます。」

そして、一番心に残った言葉が「成功する秘訣は?」と問われた答えを。澤田会長の回答は「成功するまでやること!」だそうです!

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