見えるまで考え抜く
今月も稲盛塾長「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に学びながら、
シューワグループの全従業員≪物心両面の幸福実現≫の為にど真剣に学び、共に実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂のお言葉”には、熱く胸に刺さりました。
【フィロソフィキーワード】は、『見えるまで考え抜く』・・・・。皆さんと共にど真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ参照》
—–私たちが仕事をしていく上では、その結果が見えてくるというような心理状態にまで達していなければなりません。
最初は夢や願望であったものが、真剣にこうして、ああしてと何度も何度も頭の中でシミュレーションを繰り返していると、
ついには夢と現実との境がなくなり、まだやってもいないことまでもが、あたかもやれたかのように感じられ、
次第にやれるという自信が生まれてきます。これが「見える」という状態です。
こうした「見える」状態になるまで深く考え抜いていかなければ、前例のない仕事や、創造的な仕事、
いくつもの壁が立ちはだかっているような困難な仕事をやり遂げることはできません。—–
今月は、稲盛塾長が語られていた「見えるまで考え抜く」というフィロソフィの言葉から学んでいきたいと思います。
見えるまで考え抜く。未来は想像した人だけが創ることができる。
塾長は、その境地に達するまで考え抜くことの重要性を私たちに教えてくださっています。
その言葉通りに実践されてきたチャーム・ケア・コーポレーション社の下村会長の歩みをYouTube『関西列伝』で学ぶ機会がありました。
私は改めて「見えるまで考え抜く」は、この言葉こそ、経営者だけでなく、
すべての”仕事人”にとって最も大切な考え方ではないかと思っています。
仕事をする上で最も重要なのは、単なる夢や願望を持つことだけではありません。
下村会長は建設会社を経営されていましたが、62歳という年齢で介護事業へ参入されました。
もちろん、周囲からも家族からもは反対されたそうです。
「なぜ、今さら介護なのか」と言われた。
それでも下村会長は決断されました。
理由は明確で、この挑戦の原点には、62歳で創業した経営者の「人生最後に社会貢献できる仕事はないか」という強い想いがありました。
限られた人材で最大の価値を生み出すために、仕組みを磨きながら生産性を高めて、働く人の幸福を実現する。
そして、これから高齢化はさらに進む。
介護人材は不足する。
社会には必ず介護サービスが必要となる。
つまり、10年後、20年後の未来が見えていたのです。
だからこそ動きながら、挑戦ができた。
私が最も学ぶべきだと感じた考え方があります。
この姿勢こそが、これからの時代の経営において大いに学ぶべきものであると感じています。
チャーム・ケア・コーポレーション社では、DX化を積極的に推進し、無駄な業務、無駄な移動、無駄な会議を徹底的に見直すことで、
人件費の削減と生産性向上を実現しています。
それは、「人を増やす前に仕組みを改善する。これこそが経営である」という思想です。
さらに、睡眠センサーや健康状態を見守るシステムを導入して、一人ひとりの生産性を高めながら、
サービス品質を落とすことなく運営できる少数精鋭の体制づくりに成功しました。
その結果、1日の労働時間を8時間から10時間へ変更することで週休3日制を導入して、年間休日163日を実現。
従業員の約60%が週休3日を選択するなど、働き方改革においても大きな成果を生み出しています。
また、介護業界は肉体的にも過酷で不人気職業と映っていましたが、魅力的な職場環境は新入社員の増加にもつながっています。
斬新な挑戦で、新卒採用が前年62名から110名へ大幅増加して、早期に目標を達成したとのことです。
現在のチャーム・ケア社は、東証プライム市場上場で売上約487億円、経常利益53億円を超える企業へと成長されて、
なんと!時価総額も400億円を超える企業。
この業績は、決して偶然では無くて、未来が見えるまで考え抜いた結果だと思います。
最初は、ぼんやりとした夢であったかも知れませんが、「こうなったらいいな」という願いに過ぎないかもしれません。
しかし、それを何度も何度も頭の中でシミュレーションし続けることによって、次第に未来の姿が鮮明に見えてくるようになるそうです。
「ああしてみよう」「こうしてみよう」と繰り返し、繰り返しで考えて、また検証して、また考える。
そうしているうちに、まだ実現していないことですら、まるで実際に体験したかのようにカラーで見える感覚になっていくイメージが大切ですね。
夢と現実の境目がなくなり、「これはできる」という確信へと変わっていくのだと!
これがまさに「見えるまで考え抜く」ということなのだと思います。
創造的な仕事や困難な仕事ほど、最初から答えが見えているわけではありません。
しかし、諦めずに考え続けていると、ある瞬間に未来がカラーで見えてくる。
私たち、シューワグループも同じです。
3年後。5年後。10年後。20年後。50年後。
どのような会社になっているのか。
どの事業でどの市場で勝負をして、どのような社会課題を解決するのか?
時代に合わせて、見えるまでカラーで考え抜かなければなりません。
そして、見えてきたならば、次に必要なのは「決断」と「スピード」です。
事業には正解がありません。
だからこそ、早く決める。早く動く。そして早く修正する。
この修正力が重要だと思います。
学生時代の夏休みの宿題を8月末になって慌ててやるようでは、修正する時間がありません。
事業も同じで、早く動けば失敗しても修正できます。
しかし、動かなければ何も始まりません。
私は幹部の皆さんにもよく話します。
会社から答えが出るのを待つのではなく、自分自身の頭で考えて、失敗をしても良いので行動して欲しいと思います。
皆さん一人ひとりのスピードが、そのままシューワグループのスピードになるのです。
また、これからの時代において避けて通れないテーマがDXと生産性向上です。
繰り返し重要な点なので認識してもらいたいのが、チャーム・ケアさんが成長した背景には、DX化があります。
睡眠センサーや見守りシステムを導入し、利用者の健康状態を可視化している。
目的は単なる人員削減ではありません。
少ない人数でも高いサービス品質を維持するためです。
一人当たりの生産性を向上させる。
人が足りないから増やすのではなく、仕組みを変えることで解決できないのか?
そこを考えることが重要です。
経営の本質は、仕組みを改善し続けることにあります。
そして今、DX化、AIという新しい武器が登場しています。
ChatGPTやGeminiは、その代表例です。
今まで、メールの返信に10分かかっていたものが30秒で終わる時代になりました。
文章作成。企画立案。議事録作成。分析。情報整理など、これらの仕事はAIが大きく支援してくれます。
重要なのは、浮いた時間をどう使うかです。
新しい営業に行く。新しい改善項目を考える。
新サービスなど人間にしかできない仕事をする。
そこに価値があるのです。
これからの時代は、少人数でも強い組織をつくれる時代です。
むしろ、その仕組みを作った企業が勝ち残る時代だと思っています。
日本は今後は、インフレ時代に突入しており、物価高、人手不足、高齢化、設備老朽化という大きな課題に直面していきます。
しかし、私はこれを脅威だとは思っていません。
ここ最近では、漫画の先生のご紹介で業務スーパー社やリライブシャツ社など、
後発組でありながら大きく成功した企業の事例を学ぶ機会がありました。
両社ともに共通しているのは、今までの常識を疑いながら、新しい価値を創り出していることです。
後発だからこそ、非常識な挑戦ができる。
奇抜な発想だからこそ支持がされる。
だから圧倒的な成長ができる。
私たちも同じです。
これまでの常識を守るだけでは勝てません。
常識を進化させる。
時には非常識と思われる挑戦をする。
その先に未来があります。
そして未来は、待っていてもやってきません。
未来は創るものです。
だからこそ、見えるまで考え抜く。
カラーで見えるまで考え続ける。
そこまで考え抜いた企業だけが、新しい時代を創ることができるのだと思います。
皆さんと共に、明るい未来を信じ、設備メンテナンス業界の新常識を創り上げていきたい。
そのためにも、今日からもう一度、「見えるまで考え抜く」という姿勢を大切にしていきましょう!