豊臣兄弟からの脱却!
現在、NHKで、豊臣兄弟が放映されていて、矢野社長から良い大河なので見るように各役員にご指示がございました。
それで、私が入社して間もない頃、丁度、6年前に《戦国の三英傑(信長、秀吉、家康)》という資料を作成した事を思い出しました。
その時に、矢野社長にシューワグループは、豊臣政権と塩田が解説し、天下をとるためには、徳川政権のような制度が必要という事をご説明しました。現在、これを振り返り、これからコメントさせて頂きます。
まず、織田信長は、「天下布武」という明確なビジョンのもと、兵農分離や楽市・楽座、能力主義の徹底といった大胆な制度改革を断行した姿は、まさに“変革者”そのものだと感じます。
既存秩序を壊し、新しい時代の扉を開く推進力は、企業でいえば創業期や急成長期のリーダー像に重なります。
次に、豊臣秀吉は、信長の路線を継承しつつ、太閤検地や刀狩によって全国統一を完成させました。
強力な実行力で天下統一を成し遂げた一方、長期安定の制度設計という点では課題を残しました。
この点が「政権」と「体制」の違いなのだと学ばされます。
そして、徳川家康は、「厭離穢土(おんりえど)」という思想的背景のもと、幕藩体制、参勤交代、武家諸法度など、260年続く平和の仕組みを築きました。
ここに“制度化”の重要性があります。天下を取ることと、天下を守り続けることはまったく別次元であり、持続可能な統治モデルを設計した点こそ、家康の本質だと感じます。
この歴史の流れを、シューワグループの歩みに重ねて、過年度に塩田から矢野社長にご解説した次第です。
矢野社長の「ありがとうの言葉を世界一集める企業」というビジョンは、単なる利益追求ではなく、従業員の幸福と社会貢献を包含した大義そのものです。
これは信長のような旗印であり、組織を一つに束ねる強い理念だと感じます。
さらに、ホールディングス化による分社経営、10年計画、連結売上500億・連結営業利益30億という成果目標は、まさに秀吉的な実行フェーズであり、拡大と統一を進める過程であると理解できます。
そして6年後の現在、ヤマチユナイテッド様の連邦多角化経営を学び、トリプルスリーなどの制度を構築した事は、徳川型の“長期安定モデル”へ進化しようとする意思の表れだと強く感じました。
属人的経営から制度経営へ。個人の力量に依存するのではなく、仕組みで勝ち続ける組織への転換です。
特に印象的なのは、「天下を取る」ことを目的とするのではなく、「取り続けられる体制を築く」ことへと視座が高まっている点です。
歴史に学び、単なる模倣ではなく、自社の現状に当てはめ、段階的に進化させている矢野社長の姿勢は、まさに戦略経営そのものだと思います。
私は今回のケースから、リーダーの役割とは
1.大義を掲げること
2.実行で結果を出すこと
3.制度として定着させること
この三段階を意識して実践する事が重要だと再度、学びました。
シューワグループが今まさに第三段階へ進もうとしていることに、大きな可能性を感じます。歴史は繰り返すのではなく、学ぶ者に味方すると言われます。
戦国三英傑の歩みを自社の経営に重ね、制度構築まで踏み込んでいることは、極めて意義深い挑戦です。
今後は、この制度が文化となり、文化が風土となり、風土が当たり前になるところまで昇華できるかが鍵だと感じました。
そのとき初めて、真の意味での“徳川型経営”が完成するのではないでしょうか。矢野社長の弟さまはシューワグループには在籍しておりませんがこれが、塩田が思う豊臣兄弟からの脱却となります。
以上、歴史から学び、未来を創る。皆さまに置かれましても、これからのシューワグループの進化に、大いに期待して頂きたいと思います。