
ARE

日本BCP_人事総務課_伊藤でございます。
直近の話題といえば、やはり阪神のARE、もとい優勝でしょう。
18年ぶりの優勝ということもあり道頓堀界隈も相当盛り上がったそうです。
また阪急阪神HDが親会社ということもあり阪神百貨店などのセール、又百貨店だけでなくイズミヤや関西スーパーなど身近な所でもセールを行っており恩恵にあずかっております。
今年の阪神は、ARE=優勝ということでチーム内でのコミュニケーションがこの言葉だけでも取れていたと思います。
このコミュニケーションというのが曲者で、なかなか難しいことでもあります。「コミュニケーションコスト」という言葉はご存じでしょうか。
「コミュニケーションコスト」とは、情報伝達や意思疎通をおこなうために必要な時間や手間を意味する言葉です。
たとえば、業務上の指示が正確に相手に伝わらなかったり、誰が担当者か不明確で相談すべき相手がわからなかったりと、情報伝達や意思疎通に必要以上のコストがかかっている状態は「コミュニケーションコストが高い」といえます。
企業が高い業績を上げるためには、社内のスムーズなコミュニケーションが必要不可欠です。
コミュニケーション能力はビジネスにおける必須スキルとして重要性が高く、社員間の円滑なコミュニケーションは組織全体の生産性向上に直結します。
社内の情報伝達に多くの時間を要する、たびたび情報の行き違いが生じるという場合には、コミュニケーションにかかっている余分な時間や手間を減らす取り組みが必要です。
しかしながら成長企業であればあるほどこのコミュニケーションコストは高くなる傾向にあります。
これはブルックスの法則という呼ばれ方をしますが、チームのメンバーが増えれば増えるほど、コミュニケーションコストが増加し、かえって業務の進捗が遅れてしまうことがあることを意味します。
もともとはソフトウェア開発におけるプロジェクトマネジメントに関する法則であり、進捗が遅れている開発プロジェクトに後から人員を追加したとしても、必ずしもスピードアップできるとは限らないという考え方です。
人数の増加によるコミュニケーションコストは、プロジェクトに参加している人数の2乗分、増加するといわれています。たとえば、あるプロジェクトのメンバー数を2倍にすると、コミュニケーションコストは4倍になるということです。
追加された人員に対し、他のメンバーにすでに話した内容を説明したり、教育をおこなう必要があること、全体の人数が増えるために情報共有や意思疎通にこれまで以上に時間がかかることなどが影響しています。
幸いなことにわがシューワグループにはしっかりとした経営理念や行動指針である実践20魂などがあります。
これらのツールをしっかりと活用していくことで、社員間で齟齬(そご)がなくなり、日常業務におけるコミュニケーションへの理解度も高まります。
普段意識することなく行っているコミュニケーションですが、意外とコストがかかっているかもしれません。
意識をするだけでコストが抑えられますので皆様一度意識をしてコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。ご清聴ありがとうございました。