
役職者として

ここにきて、ようやく冬らしくなって参りました。12月に入り年末に向けて「書き入れ時」が始まります。この多忙の時期でも、必ず皆さんに頭に入れて頂きたい事が『結果』である。最近は特に、役職者としての言動について疑問を持つ事が多い。役職者としての権利と主張も良いのだけど、最低限にやらなければいけない事がある。役職者として労働者の前にマネージメントを考えて貰いたい。
役職者として
云わずと知れた事ですが、マネージメントとは『目標、目的を達成するために必要な要素を分析し、成功するために手を打つこと。』とあります。役職者として、精一杯に働いても目標に達成しなければ評価に値しないと云う事です。
役職者としての最低限の仕事は結果にコミットしながら日々努力を怠らない事とも考えます。例えば仮に目標が『100』だとすれば、これを達成するのは当たり前。
事例① | Aさん60 + Bさん30 + 店長10 = 100 |
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事例② | Aさん10 + Bさん10 + 店長70 = 90 |
この比較でいけば、②の店長の孤軍奮闘を認めたとしても後者は未達成。目標達成した前者①に軍配が上がりますね。
やはり、予算が決まっている以上「役職者」=「プロ」なのですから結果を出すのが当り前です。もちろん、数字が足らない場合は、自らが犠牲になっても補うことが役職者の最低限の務めである。そういう意味では、昨年度、優秀な結果で終わったことは、皆さんが精一杯頑張って頂いたお陰で役割は果たせたのかもしれません。最低限というフレーズを、あえて繰り返します。
『役職者』に課せられた本来の役割
それでは、役職者に課せられた本来の役割は何をやる事でしょうか?
社員全員に仕事の意味を説き、会社の理念や方向性や短期、長期のビジョンを伝える。そして、計画・目標にコミットさせながら、個人の力を最大限引き出し、時にはフォローし、時に優しく、時に叱咤激励をし、結果だけではなくプロセスを管理し、達成の喜びを味わせ、更なる成長を促す事が重要である。
社長の変わりに熱く伝えて貰いながら、切磋琢磨して共に成長のベクトルを合わせる。この本来の役割として「面倒臭い」とか、「自分で数字を作った方が早い」とか、「これだけ仕事をしているのに評価されないなら損」と思うとしたら役職者を返上すべきです。一匹狼として独立するか、一営業マンとして数字を作り続けるしかないでしょう。
足らざるを補う
我々シューワグループが必要とする役職者は、最低限、人間力(経験値)を築く努力を惜しんでは成らない。シューワクループはマンパワー商売なので人員成長こそが仕事そのものである。そういう意味において、シューワクループも企業としてどんどん成長している中でいろんな問題や課題が多々ありますが、そこにある結果よりもプロセスが重要だと感じます。
決めた目標が達成できないとすれば、それは、最低限にも達していない役職者と言われても仕方ありません。今更ながらですが、役職者の仕事は「足らざるを補う」こととあります。商売の神様のドラッカー曰く、「マネジメントを志す者は、心理学、哲学、倫理学、経済学、歴史」などを身につけよという。それらの知識によって、成果を出せという。
「マネジメントとは、仕事である。その成否は、結果で判定される。すなわち、それは技能である。しかし、同時に、マネジメントとは、人に関わるものであり、価値観と成長に関わるものである。したがってそれは、まさに伝統的な意味における教養である」
最後に
日々の仕事の中で、改善を見つけて、シューワ実践二十魂にもあるスピードをあげろ!を徹底しましょう!私たちは、世の中の変化に対応するために、準備、段取り、計画、報告、実行、フォロー、反省の六つの徹底を行い、スピードアップを図ります。
多くの役職者の中にも、改善活動しているが、問題や課題が見つけられない、問題や課題がわからないものも居る。しっかりとした問題意識を持ちながら良い意味の改善活動企業にして行きましょう!