ビリギャルに学ぶ

最近は、世間の話題が暗いのが多いので軽めの話題です。少し以前の話題で恐縮ですが、ゴールデンウィーク休暇中に双子の娘と映画「ビリギャル」を観に映画館に行ってきました。娘達の「これ観たいよねーって」という一言と、僕は「女優の有村架純はかわいい」から良いかなって本当に軽い気持ちで映画を観てきました。

映画『ビリギャル』に学ぶ

「混んでいるのかなあ~」ぐらいの思いでしたが、びっくり!なんと座席は95%ほど埋まっており、ほぼ満席状態でした。観客の多くは、10代でおそらく受験を控えた子たちでしょう。そして、その親たちが20%ぐらいという構図でした。正直、観る前は僕の趣味の映画ではないと思っていましたが、偏差値30の女子高生が40上げて慶応大学に現役合格したという実話だったので大変興味がありました。僕の「経営者目線」からすると、その女子高生に対する興味よりも偏差値30の女子高生をどうやって「その気」にさせたのか?という塾講師の坪田先生の「指導術」に大変興味があったのです。

映画を観た感想

本当に感動しました。(不覚にもラストシーンでは大泣きしてしまいました。ホント映画では久しぶり!?)受験生の子を持つ皆さんは是非、お子さんと一緒に行かれることをお勧めします。サクセスストーリーなので安心感をもって観てられます。高2まで全く勉強をしなかった主人公「さやか」が、塾講師の坪田先生と運命の出会いをしてから、みるみるうちにやる気になって変っていく姿が本当に面白くて惹きつけられていきます。

「ほめる」ことで子どものモチベーションを上げる

経営者の視点として、素晴らしいと感じたのは、特に「ほめる」ことで坪田先生が子どものモチベーションを上げていくところ。この塾はいわゆる「落ちこぼれ塾」です。ここに通う子どもは、勉強なんて大の苦手で大嫌いだし、大人に対する不信感の塊です。(僕の子供のころのようです)塾の先生は、そんな子どもたちの良いところを見つけて、ほめて!ほめて!ほめまくる。すると、子どもたちは徐々に心を開いて、先生の言うことを聞き、成績も少しづつ上がって、志望校に合格する学力を身につける。「ほめる」って大切な事なんだなあ!とつくづくと感じました・・・。特に僕は人を「ほめる」事が苦手なので・・・。(反省)

「ほめる」事によって生まれる3つのメリット

  1. 「ほめる」事によって相互尊敬、相互理解が生まれる。
  2. 「ほめる」事によって相手が自分自身を信用してくれるようになる。
  3. 「ほめる」事によって相手がやれば出来ると信じる。そして成長イメージを持つ。

坪田先生は、まさに勉強を教える前に人間としての尊重や成長を前提に大切にしているのがわかりました。塾であろうが、会社であろうが、人をヤル気にさせて行動させることはとても重要な事である。それが本人にとっても、周りにとってもプラスに働く。久しぶりの良い映画で「ほめる」ことの大切さを学びました。

昔、先生に言われた事を思い出しました。「人はいきなり注意されても、聞く耳は持たないもの。5つほめて、やっと聞く気になって耳を傾けたら、そこで初めて人は素直に聞く。」「表面的なことをほめただけでは、人は動かない。その人をよく観察し、その人が本当に努力していることを見抜く力が付く。」

最後に

GW以降、社員の本当の良いところを見つけて「ほめる」を勉強しています。まだまだ、出来ておりません。そして大変苦労しております。「言うは易く、行うは難し」ですね。(池永次長!)自分自身も日々成長です。

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