
挨拶に能力は必要ない

今日は、『挨拶』についてお話ししたいと思います。
挨拶の語源は「一挨一拶(いちあいいちさつ)」、禅宗の問答に由来した言葉です。
『挨』は心を開いて近づく、『拶』も同様に、迫る、近づくという意味があります。挨拶は『心を開いて相手に近づく』という意味です。
人間関係を大切にする茶道では「一挨一拶」は、精進の基本とされています。
素直に挨拶ができることは、人間本来の姿であり、人間社会の秩序の基であるとの教えがあります。
当たり前のようにしている挨拶というのは、もしかすると人間にとっては1番重要な行動かもしれません。
灯油の販売でも挨拶の重要性があります。灯油の巡回をしたことがある方は、知っていると思いますが、灯油の接客時間は基本的に2分~3分、忙しいときは1分~2分の時もある。
その短い接客時間でお客様のハートをつかみ、来週またこのお兄ちゃんで買いたいと思わせないといけない。その為には、まずは、挨拶が大事という事です。
その挨拶に灯油の配達員は、オプションとして、挨拶に元気よくをつけ、笑顔をつけることで、短い接客でお客様のハートをつかむことができるかと思います。
私の上司である小森部長が昔から灯油のスタートの時に新人に言っていることがあります。
『挨拶には能力がいらん。誰でもできるんやからまずは元気よく挨拶からしよう!』と必ず言っています。
正にその通りだと思います。元気よく挨拶は誰でもできる。しかし、みなさんどうでしょうか?元気よく挨拶が出来ていますか?
私が見るかぎりでは、だれでもできる元気よく挨拶が出来ていない方がいる気がします。
挨拶しても会釈だけする方がいるとか、聞こえていなかったのか挨拶しても返事がない方もいると聞いたことが有ります。
俺じゃないと思っているかもしれませんが、毎日欠かさず、毎回元気よくすることが大事で、したりしなかったり、元気だったり元気がなかったりすると、相手に良い印象を与えることができません。
社内で元気よく挨拶が出来ない人に、外部の方に出来るはずがない。
仕事が出来る出来ないの前に今日から挨拶をすることを意識するようにみんなで心掛けしませんか?
そうすれば、もっともっと良い会社になっていくと思います。