
化学反応

今年もプロ野球のセ・パ交流戦が始まりました。交流戦が始まったのが2005年なので、今年が10年目の年になります。これまでの9年間は優勝回数ではパリーグのチームが8回、セリーグのチームが1回と圧倒的大差でパリーグのチームが優勝を飾っています。リーグ戦でも、前評判の高かった巨人や昨年日本一の楽天が苦戦し、前評判が低かったロッテやオリックスが善戦するなど、野球の面白さを改めて感じさせてくれる勝負を繰り広げてくれています。
化学反応
そして、プロ野球のもう一つの楽しみなのが、シーズン終了後のストーブリーグの話題である。昨年は、皆さんもご存じの現ヤンキースで大活躍している田中将大投手のFA移籍が大きな話題となりましたが、日本国内でもFA移籍やトレード、またトライアウトなどから新手地に移り活躍している選手もたくさんいます。プロの世界ですから、結果が伴わなければ職場を失ってしまうという厳しい世界。その中で、自分の居場所を見つけ出し、大活躍する選手にエールを送りたいです。
その中で、なぜ、新しいチームに移籍した途端、活躍する選手が多いのか・・・と、興味が湧いたので、その理由を僕なりに三つほど考えてみた。それは、
- 期待
- 謙虚
- 出会い
の三つではないかと考える。一つ一つ考えてみると「期待」とは、移籍先からの期待である。移籍先が期待しているからこそ移籍話が成立したわけで、少なくとも今いるチームよりは期待度が高いワケだ。もちろん、選手本人にも生活が掛っているワケで、本気になるのは当たり前なのだが、監督やファンの期待に応えよう、そう思ってがんばるから新しい力が出てくるのだと思う。
「謙虚」とは自己の変化によるものだ
新しいチームなので、監督の方針、選手起用法など、すべてが変わる。だから自分も、新しい環境に慣れるために新人選手のように謙虚に学び練習する。その謙虚さから吸収する力はすごいものだと思う。ちょっとした事かもしれないが、それで過信がなくなり心機一転、打撃開眼、投球開眼する場合が多いように思う。
「出会い」とは、監督、コーチ、チームメイトなどとの出会いである
こうした中から直接教えられることもあれば、見て学ぶものもある。新しいチームで打撃コーチの技術的ヒントを得て大化けするケースもある。新天地で誰と出会うか、それをどう活かすかということであると考える。このように「期待」と「謙虚」と「出会い」この三つを掛け合わせることで起こる『化学反応』こそが大化けする理由のように思う。
どの社会でも配置転換は常に行われています。会社でいうと「人事異動」や「転勤」というところでしょうか。そして、その状況に自分が遭遇した時に、いかにその変化をチャンスとして捉えられるか?上記三つの要素を理解し、新しい環境に挑むことが重要である。新天地の環境にどっぷり馴染んでしまう前に、三要素を活かせるかどうかが勝負なのである。
最後に
今週の木曜日よりベトナム出張に行っております。(来週レポートします。)現在のシューワには、シューワ一筋で経験を積んでくれている人財と様々な社会で経験を積んできた人財が良い化学反応を起こそうと頑張ってくれています。現状の、人員が集まりにくい状況であるということを思うと社長として嬉しく思っています。そして、今後も新しい人財がシューワにやってきます。その「出会い」に感謝して、「謙虚」な気持ちでその人たちから吸収し成長していく事を願っています。そして、僕は、今後、シューワの中で起こる『化学反応』に大きな「期待」をしています。