コップの中に入っている半分の水を見て何を思うか?

今年はワールドカップイヤー、まもなく4年に1度のサッカーの祭典が始まります。先日、ワールドカップに挑む23人の選手が発表されました。順当な選出もあれば、サプライズな選出もありと、毎回、悲喜交々な場面が見られます。結果次第では、非難の矢面に立たされる監督は、ある意味、自分の人生をも賭けた勝負に挑むのであるから相当な覚悟と勇気を持っての決定であることは想像に容易いものである。

進むべき道(心の自由度)の幅を広げる

ザッケローニ監督が、会見の中で非常に興味を惹く言葉を発しました。「私はコップ半分の水をみて『半分しか』ではなく『半分も』入っていると考える前向きの人間だ。期待感しかない。」 と語っていました。注目の選手とされていた選手もいれば、怪我をしていても選ばれた選手もいます。結果次第では、人選をした監督が避難されることもある。戦いという厳しい世界の中で、今回の23人を選出したザッケローニ監督は、会見の言葉に感銘を受けた。

人はどうしても自分が可愛いくなり、原因他人論で考えがちになってしまう。しかし何か問題に遭遇したときに『○○○しかできない』と感じるのか『○○○も出来る』と感じるのか・・・ 進むべき道(心の自由度)の幅を広げるという意味では、とても重要なことだと思います。『○○○しかできない』と感じ、自分をまるで悲劇のヒロインかのようなイメージを作り上げ、より可哀想な自分と感じてしまうのか『○○○も出来る』と考え感じることで、その段階での最大かつ最高の選択ができるように心の自由度を広げるのか・・・。

この舵取りいかんではビジネスにおいては当然のこと、これからの長い人生の舵取りも大きく変わっていくと考えます。少し乱暴な言い回しとなってしまうが、僕はビジネスの世界もスポーツの世界と同じで競争だと考えています。「勝つ=儲ける」こと、他社よりも1円でも多く利益を上げること。「負ける=赤字を出す」こと、それは許されないことであり、いずれは会社の存続すら危うくなってしまいます。

つまり、慈善事業でない我われ企業にとって「儲ける」ことは当たり前のことなんです。では、勝ち続けるにはどうするべきなのか?その一つの考え方が、先に紹介したザッケローニ監督の言葉だと思います。周りの環境がどうのこうのという言い訳をするのではなく、今ある経営資源を最大限に活用して「出来る為にはどうしたら良いか?」を考え、ベターな選択を考える事が重要です。現状を見極め、より良い選択ができる環境を創り出し、精神的にもぶれない自分・強い自分になるためにも『○○○しかできない』と考えるのではなく『○○○も出来る』という思考を持ち続け、常に目標を達成し続けれる組織作りをしていきたい。

これからもシューワ実践二十魂の一つ『原因自分論』の考えを忘れずに業務に取り組んでください。

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