
神の罰より主君の罰おそるへし、主君の罰より臣下百姓の罰おそるへし

今私の中でブームが黒田官兵衛です。久しぶりに大河ドラマが楽しみで見ております。
黒田官兵衛とは、わかりやすい説明の記事があったのでご紹介します。
黒田官兵衛を現代になぞらえると、地方の町工場の2代目社長のような人物です。
その家臣団は黒田二十四騎と呼ばれるほど結束が強かった。まさに町工場の熟練工です。
官兵衛は彼らから実父のように慕われており、その絆の強さには秀吉や家康も恐怖を感じていたようです。
そういう彼が中央の大企業の社長(信長)に認められ、常務(秀吉)を紹介され、彼と一緒に地方で営業版図の拡大に勤しむ。
そのうち、その企業でクーデターが起き、社長の信長が部下(明智光秀)によって殺されてしまう。
官兵衛は叛旗を翻した秀吉常務につき従って本社に戻り、彼を社長にさせるべく、ひとかどの働きをする、というのが彼の人生の大きなヤマです。
官兵衛はいつもナンバー2でした。これも多くの現代人の共感を呼ぶところだと思います。現在はスーパーヒーローが望まれる時代ではありません。
そういう人が出てきて何もかも変えてくれたら楽だとは思いますが、これだけ複雑で変化が激しい時代、そんな人が出てきても、結局はうまくいかずに失望するだけ。
皆そのことをよくわかっています。
ほかでもない、自分自身が毎日一生懸命仕事をして、成果をあげなければならない。
そういうとき頼りになるのが、俺様第一のリーダーではなく、チームをうまくまとめ、時には卓抜なアイデアも出してくれる官兵衛のような人物です。
努力すれば自分もなれるかもしれない、身近なヒーローですね。
そんな彼は死ぬとき、こんな言葉を息子に遺しています。
この言葉が私の心の中で残っています。
『神の罰より主君の罰おそるへし、主君の罰より臣下百姓の罰おそるへし』
どういう意味かというと
「神仏の怒りを買ったら拝めばいい。主君に怒られたら謝ればいい。でも家臣や領民に見限られたら終わりだぞ」と。
こんな言葉も部下を持つ管理職にグッとくるのではないでしょうか。
とその記事には書いてありました。
この言葉にグッと来た人やドキッとした人はいませんか、シューワでも社長、会長含め、管理職の皆さん、何が怖いかというと、神仏や社長が怖いのではなく、部下やお客様に見限られたら終わりだということをよく考えて仕事をしないといけないなと歴史を学ぶことで考えさせられました。