
松下幸之助の『人を作る』について

最近4年前ぐらいに購入した松下幸之助の本を、もう1度読み返してみました。松下幸之助といえば、企業は人なりというように、松下幸之助は人を重視した経営をした。それがうかがえる有名な言葉があります。
松下幸之助の『人を作る』について
松下電器は何を作っている会社かと尋ねられたら『松下電器は人を作っている会社です。併せて電気製品も作っている会社です。』と答えられないかん。と松下幸之助は会議の席で人事担当課長らにこのように言って熱弁を振るったそうだ。それぐらい社員の育成に意識を向けるべきだと説きたかったのだ。
品質管理は人質管理である
続いてその本に書いてあったのは、人材育成の重要性は、経営者なら少なからず認知しているはずだ。しかし、現実には、目先の業績のほうが気になって、人材育成は二の次、三の次になってしまっている場合も多い。しかし、人材育成や人材管理を怠っているとある日突然そのツケがまわってくることもある。例えば、食品偽装事件や耐震偽装、情報漏洩、企業不祥事が後を絶たない。これら不祥事も、もとを正せば幹部や社員、つまり人が起こした事件だ。松下電器のようなメーカーは、PL(製造者責任)の問題もある。製造スタッフのモラルが低下すれば、重大な欠陥品が生まれる可能性が高い。松下幸之助の品質管理は人質管理であるという言葉もこうした思いを反映したものに違いない。
こうしてみると人づくりがしっかりできて、はじめて物づくりもできるという松下幸之助の信念に誤りはない事がわかる。この本を見ていた4年前の当時はモノを作るメーカーとしてという考えはなく、ただただ人材育成は大事だという事しか頭にありませんでしたが、今この本を見たときに、違う目線でこの本が見えました。
今現在、富士山の天然水のメーカーとして水を販売している。先日2月22日に保健所の立ち入りがありました。初めての立ち入りでしたので工場長も、やはり不安があったようでしたが、結果、多少の指摘がありましたが初めてにしては、ほとんど厳しい事も言われることもなく、ホッとしました、今後この指摘された部分を又改善し徹底した品質管理をしたいと私も工場長も考えております。本当に、今回の立ち入り検査も当たり前のことかもしれませんが、何事もなく、無事終了したのも工場長のおかげだと思います。なにも知識もない所から品質管理の勉強をし今回の検査も無事に終われたことに本当に工場長並びに工場スタッフに感謝します。正に工場長という人がいるからこそ物づくりが出来るのだと痛感いたしました。
最後に
今後、飲料水という正に人間の口に入るものを作る会社として品質管理を営業と同じぐらいに第1の優先事項とし今までと違い物づくりの会社として人づくりをしていきたいと考えております。