
1円単位の財務管理

お疲れ様です。皆さんご存知のように先週24日に京セラ名誉会長稲盛和夫さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます
さて、色々と稲盛さんについて報道されていますが、あるエピソードがありましたのでお話させていただきます。
この話は、稲盛さんが中国出張の際に焼き栗を売っている露店に顔を出した時のことです。
中国の露店で売っていた焼き栗は日本円にして一袋で20円だったらしいのですが、なんと稲盛さんは「もっと安くならんのか」と値切り交渉を始めたそうです。
周囲にいた社員さん達もが驚きその様子を見つめていたようですが、結局、散々値切った挙句かわなかったそうです。
何億円ものお金を動かす力のある稲盛さんがなぜ焼き栗の値切り交渉をしたのか?
それは「物の原価を知り、1円単位の財務管理を日頃から意識してほしい」という意図からとった行動だったそうです。
少し「ケチくさい」と思う方もいらっしゃりますが、それほど財務管理は大切だと言う事だそうです。
先週の講演会での国吉先生のお話の中にもございましたが、これからの管理職としてバイタリティーがあってロイヤリティーや哲学、理念に共感し、さらに数字に強くなりなさいと数字に対する意識が必要でこれ、基本中の基本だともおしゃっていました。
私自身も皆様、財務管理能力=金銭感覚を身につけて日々の仕事収支をプラスで終われるように意識し労働生産性を高め分配率を下げれるよう努力していきましょう。