
連邦経営を学んで感じたこと・中間報告

今週は、北海道の企業のヤマチユナイテッド株式会社(以下 ヤマチ社)で「連邦経営」を学び感じた事を中間報告をしたいと思います。
期間は約1年間・全6回予定の勉強会ですが、まさに!「連邦経営」を学ぶためにシューワ経営チーム7名で訪問し、その経営モデルを目の当たりにする機会を得ました。
私もひとりの経営者として、ここまで組織を進化させることができるのか!と感銘を受けると同時に、自社の経営にどのように活かせるかを真剣に考えさせられる時間となりました。
一泊二日での弾丸勉強会では、とても深い学びとなり、シューワグループ代表として大きな学びと喜びと感動がありました。
まずは、初回10月度の勉強会では、山地社長からの直接のご講義もありました。
その中で特に印象に残っているのが、「人生と仕事をとことん楽しむ」パーパス経営の実践について、本当に人生を謳歌されており、
勝つマインドの”考え方”を企業文化として渦巻きながら素晴らしい流れを感じました。
山地社長曰く「連邦経営」の根底には、繰り返しになりますが「人生と仕事をとことん楽しむ」という価値観の根底が必要であり、人生の半分は仕事をしているのだから、楽しまないといけない。
ヤマチ社は現在、8つの会社、50事業、35カンパニーを要して、年商256億円、従業員数700名、平均年齢37歳の企業です。
≪ビジョン:地元で一番面白い。理想の会社を作る。連邦・多角化経営を世に広めて幸福な世の中づくりに貢献をする。≫
「創業65年の中で、幾多の苦難から多角化経営を余儀なくされ、どのように生き残り飛躍するのか?の中でこの「連邦経営」を生み出された。」
「ユナイテッド」とは・・・「複数のものが一つにまとまっている状態」を表す意味です。
理想の組織「連邦経営」とは・・・仕組みで会社が大きくなっていきながら、かつ社員がイキイキと働けるコンパクトサイズの会社であり続ける。
「いわば大企業と中小企業のいいとこ取りの組織をつくりたいと考えて、柔軟な組織で、好調な事業から不調な事業に応援に行ったり、グループ企業間で留学したり、移住したりする組織。」
「シナジーが極端に発揮されて、何かと何かが結びついて、新しい事業がどんどん生まれる。「連邦経営」は約30年前からスタート。」との事でした。
本当に仕事に対する「連邦経営」への信念と余裕を感じ取れて素晴らしい講義でした。
まさに!ヤマチ社の連邦経営は、アメリカ合衆国のように独立した事業(州)がカンパニー制をひきながら、一つの理念のもとで結びつき、多角化の強みと弱みを効率よく管理をする。
ヤマチ社そのものが「パーパス経営」とも呼べるものであり、単なる利益追求ではなくて、「なぜこの仕事をするのか?」「この仕事を通じて、どんな価値を提供するのか?」を明確にすることで、
働く人たちがやりがいを持ち、主体的に行動できる組織が生まれます。
「連邦経営」と「パーパス経営」の融合をもって、ヤマチ社の経営の特徴は、一つの巨大なピラミッド組織ではなく、複数の独立した企業が「連邦」として結びつくことです。
パーパス経営とは・・・企業や個人が存在する”目的や意義”との事です。
各事業が自律しながらも、共通のパーパス経営を共有し、成長を加速させる経営手法です。
そして、共に企業としてのシナジーを発揮させる仕組みとして柔軟かつ強固な組織を形成するモデルを形成する強みを学びました。
この仕組みがなぜうまく機能しているのか?
それは、共通の「パーパス」が全員の行動指針となっているからだと感じました。
この企業では、各社が独立した意思決定権を持ちながらも、「仕事を楽しみ、人を幸せにする」という大きな目的のもとで相互に支え合いながら成長しています。
個々の会社の自由度が高いからこそ、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを持ち、「楽しく働く」ことが当たり前になっているのです。
これから、早急に推進をしていく3点が以下の通りです。
1)モラルサーベイの実施調査・・・社内の従業員の仕事に対する意欲(モチベーション)や職場環境の満足度を測定するための調査。(皆さんにも協力をして貰います。)
2)連邦推進委員会の立ち上げ・・・来期からの成果配分・カンパニー制・連邦経営を実施を推進を行う委員会。
委員長:池永執行役員、副委員長:塩田執行役員、推進委員:板倉課長、事務職:御囲主査
3)ビジョンの再定義(目指す未来の企業像と理想)・・・≪全従業員の物心両面の幸福の実現≫→コアバリュー(価値観・原理原則)、パーパス(存在する目的や意義)、ミッション(果たすべき使命・存在意義)
やはり、ヤマチ社の「連邦経営」とひと口で言っても当社と30年以上の歴史がありますので、とても奥が深く細かい指導の事務局の方たちにも感謝申し上げます。
今回は30年の歴史を時間を費用で買うのではないですが、「連邦経営」を学びに行っている幹部メンバーとも話をしておりましたが、
シューワグループも実は80%ぐらいは、見様見真似でやってきて出来ている認識があります。
しかしながら、いつも言っていることですが、”知っているのと出来る”のでは雲泥の違いがあり、この20%がとてつもなく大きく、
実践すればこの3年間で「連邦経営」を”カタチ”できる!と思いました。やらなければいけない!と決意しました。
その中でも、企業は永続的発展の為には、”変化対応力と収益”が求められます。
その意味でも、今期スローガン《トリプルスリー・連邦経営戦略》でもある様に時代に合わせた中での、変化対応力で今までの時代の”選択と集中”から、
“選択と分散”によるシューワグループの強みを生かしていきたいと考えております。
改めて「トリプルスリー戦略」・・・1)30の事業を成功させる。2)30人の経営者を創出する。3)30事業x利益1億円=経常利益30億企業になる。
エリアカンパニー制を導入して、堺の灯油巡回販売から始まった、ど田舎企業が事業マインドに溢れる企業として、連邦多角経営によって、ネット戦略とリアル戦略の融合を!
新たな地方豪族として頭角を現して”ありがとうの言葉が溢れる企業”として進化発展していきましょう!!