
身を切る改革

皆さんご承知の様に、4月7日の日曜日に全国統一選挙がありました。
今週の週報でもたくさんのコメントがありましたが、大阪府知事と大阪市長のダブル選挙で維新は圧勝しました。
府議会では過半数以上を獲得、市議会は過半数には足りませんでしたが、維新堺市議会議員も18名全員当選となり、大阪維新の会にとってこの民意の躍進は、歴史的な一日となりました。
この結果について、私なりの考えを述べたいと思います。
まず、この勝利を歓迎をすると共にホッとしたのが正直なところです。
松井前知事、吉村前市長のご両名とは、シューワグループ30周年でも大変お世話になりました。
そして、共に防災協定時に大阪の防災についても話し合いを熱くさせて頂きました。
その際にも感じた事が、ご両名とも本当に大阪の事を真剣に考えられていて、この様な方たちが首長となりタッグを組まなかったらダメだ!無駄を省いて時代に応じた投資も必要だと!
この行動力とタッグが無かったら、G20と大阪万博の誘致成功は無かったと思います。
次に特に違和感があったのが、大阪特有の「反維新」の言葉です。
国政政治では、自民、公明VS立憲、共産、モロモロが日々国会で足の引っ張り合いをしているにも関わらず、大阪では手を組む奇妙な現象が見受けてられました。
「維新」と「反維新」が全面対決とありながら、有権者はこの「反維新」の談合に嫌気をさしたのではないでしょうか?!
「反維新」既存政党が掲げている「大阪府民の幸せ」というのは、特定の団体に所属している人や、既得権の内側にいる人たちだけに向けられたもので、大多数のそれ以外の人に向けられたものでは無い。
私もこれについては、色々と疑問を持っていましたが、その疑問を維新の会が”パンドラの箱”を開けてくれたので、多くの人の目に触れることとなりました。
今までこんなにひどいことをしていたの?と政治を食い物にしているシロアリ政治団体としか見えません。
今までの利権絡みの人たちにとって、「維新」は利権の邪魔をする”恐怖”としか映らないのかもしれません。
そんな古くからの仕組みを変えると言っている!「維新」の主張というのは、とてもシンプルです。
だからこそ、圧勝という結果になったのでしょう!!
”大阪都構想”と言うので、お年寄りは大阪市を解体されるように誤解をしていますが、「維新」が主張していることはどれも正論ばかりです。
・大阪府と大阪市が重複している二重行政サービスはまとめて予算を節約する。
・高度経済成長期から人口減時代なので政治家を減らし費用を下げるべき。
・大阪が世界から観光客が来やすい観光整備事業にあてる。
・大阪の教育を良くするために予算を使い、そのために役立たないものは排除する。
・訳の分からない補助金や外郭団体などはどんどん切る。
・結果を出していない公務員は給与評価を下げる。
・防災減災に費用を上げる。
非常識が常識になる時代です。
どんなに素晴らしい発想や商売も、最初に語られる時は非常識です。
そういう意味では「維新」が掲げる都構想は、非常識に該当するのかもしれません。
しかし、このまま放置してしまうと何十年もしない内に大阪府や大阪市は財政破綻するかも知れません。
大阪府と大阪市が夕張市破綻と同じようになってしまうのです。
それでも、これまでの利権を守りたいという人たちがいる。
既得権益を貪っている政治家には大阪は住みにくい町になるには違いありません。
なにはともあれ!この7年4か月の「有言実行」での改革の「維新」実績が「反維新」を超えて「民意」からの圧勝に繋がったのは言うまでもありません。
今後も「身を切る改革」で「大阪の成長をとめるな」をスローガンに掲げる維新による大阪府政、市政が見ものです。
人口減時代にシューワグループも「維新」を模範として企業活動を広げたいと心の底から感じました。