
読書で心を耕す

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に真摯に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『知の宝庫』・・・・。皆さんと共にど真剣に学んで行きましょう!
《出典 稲盛和夫 魂の言葉108 P.216参照》
—–自分を高めるために読書をしてほしいと思います。
読書が精神の骨格を作る。
(中略)自分を高めるためには、真剣になって良書を読むことが大切だと言います。
読書の体験からは、実際に私たちが日々、生活するなかで得られる実践知とはまた違った知識を得ることができます。
行ったことのない国、聞いたことのない言葉、2000年も前の昔のことが書いてある歴史書、そこからはさまざまな教訓を得ることができるでしょう。
また、日々の実践のなかで磨かれた体験に、読書によって得た知識を補うことで、自分の経験を整理してくれるという効果もあるのです。
一般に、読書とはひとつの文化的な行為だと言えます。
文化を英語で言えば、カルチャーですが、このカルチャーという言葉の語源となったのは、ラテン語のColer、もともとは土地を耕すという意味でしたが、のちに「心を耕す」という意味になりました。
イギリスの思想家ジェームズ・アレンは人間の心を庭にたとえています。
自分の庭が雑草だらけの荒れたものになるか、種々の美しい花が咲き誇るものになるかは、きちんと庭を手入れするか否かにかかっています。
文化というものが語源どおりに「心を耕す」ことであるならば、読書もまたその人の心のお手入れとなるものだと言えるでしょう。
人はひとりで経験できることは高が知れています。
しかし、読書は、古今東西のさまざまな人々の生き様が反映された知の宝庫であり、他者の経験を自分のものとして追体験することができます。—–
「心を耕す」についてジェームズ・アレンの思想の中に、人間の”心の庭”が繋がっているとは正直知りませんでした。
やはり、”心の庭”を整理をするときにも、読書による良い栄養剤が「心を耕す」にも必要ということを学びました。
稲盛塾長が仰る通り読書は様々な生き様が反映された!”知の宝庫”であり、自分自身の考え方へのワープ的な”経験値”へとつなげてくれるということを理解しました。
先週、支店長会議でも、”読書で心を耕す”の輪読時に新聞購読者数を聞きましたが、以前に比べるに本当に少なくなっていると思います。
近年、世の中で出回っている情報のひとつをとっても、スマホ、パソコンからのインターネットから瞬時に入ってくる情報がフェイクニュース、フェイク動画も含まれていることにとても危険だと感じております。
その理由としては、好きな情報だけを見に行くので、その情報が偏りがちです。
そのように考えると、現代の問題や課題、これからの市場動向も含めて平等に情報を集める必要があります。
現代の世界情勢を含めて知ることが重要だと思います。
その様に考えると、昨年のロシアによるウクライナ侵略で世界が大きくが変わりました。
・世界平和神話
・原油高騰
・円安
・物価の高騰
・権威主義国家 vs 民主主義国家
何度も述べていますが、この侵攻はいわゆる対岸の火事ではなく、世界の変化が物語る様に世界は繋がっている証であり、何故、灯油が上がっているかも理解が出来ます。
このような状況で、偏った情報で自分の好きな情報ばかりをインターネットから取りにいっては危険だと思います。
そのような事でこの混迷の時代に打ち勝っていけるでしょうか?果たして疑問です。
偏った情報は、残念ながら、『無知』と考えるべきです。
『無知』とは・・・漢字の通りですが、知ることがない、何かについて知らないことを指すとあります。
昨今、コンプライアンスが厳しい世の中で、特に思うのは何か失敗を犯した時には、後から「知らなかった」では済まされない事実があります。
『無知』は、単純に許される時代では無いという事なので、特に偏った情報では、現社会のグローバルな時代には全く通用しないと考えるべきです。
そんな中で、先週大先輩のレジェンドの方々とお会いをさせて頂き深い学びを受けました。
おひとり目は、元おそうじ本舗の創業者長谷川会長です。
6年前に外資系企業へおそうじ本舗をバイアウトされてから、この6年間でゼロからのスタートをされて、介護からホテル経営、ペンギンベーカリーまでで約100億の売り上げを挙げられています。
どの事業も好調で徹底した戦略・戦術を練った中で、今までの”経験値”を生かした新しい切り口で各事業へ新規参入なされています。
特に話題のペンギンベーカリービジネスモデルでは、売れるポイントを考え抜いて作られており、本当に深い学びと勉強になりました。
全くゼロからのベーカリー事業への新規参入なのですが、素晴らしいと思うのがパンベーカリーのパン生地作りです。
今までは、職人頼りで朝3時からの生地の仕込みから始まり、温度、湿度、発酵管理までが、とても重労働でした。
ベーカリー事業は職人気質だったものを、今の時代に合わせた冷凍生地パンや販売管理など革新的なシステム管理に基づいた運営方法を取り入れておられます。
素晴らしい発想力と今までの知識と経験からの”経験値”を活用して、固定概念にとらわれない素晴らしい商売スタイルは、学ぶべき点が多くありました。
面白いと思いましたし、シューワグループでも、長谷川会長のように常に新しい”非常識”なことをやってきたいと感じました。
そして、とても尊敬をしています東証プライム上場企業・AZ-COM丸和ホールディングス㈱ 和佐見社長の経営方針発表会にも出席をさせて頂きました。
その中でも、今期売上1777億円を2030年には売上5000億円、さらには、2040年売上1兆円の大きな目標を掲げておられました。
まさに、創業50年・トラック一台からのご創業ですので不可能はないと思いますが、特に感銘を受けたお言葉が、「人の成長なくして、企業の成長なし」です。
上記、『経験値』=『知の宝庫』の会社と従業員とが共に成長をするイメージは素晴らく、目指すべき企業だと改めて学びました。
物・心 = 共に成長が必要不可欠だと仰っていますが、シューワグループでは、物心両面の幸福の実現が一番の施策です。
『報恩感謝』=ありがとうを世界一集める企業 、そして、ハピネス経営=幸福企業づくりをシューワグループでも目指していきたいと思います。
そのためにも、日々の知識のデータベースの構築が礎になります!!
皆さんと共に、ど真剣に週報を通じて、良い考え方の循環の学びをより深めて深めていきたいと思います。