第14回経営方針報告会

2025年10月17日毎年恒例・経営方針報告会を開催。
本年度は新たに、本社地元堺市・フェニーチェ堺と全国支店のネット(ZOOM)での経営方針報告会となりました。
年に一度の経営方針報告会はシューワグループのお正月であり、新たな決意と約束の表明の場に他なりません。
従業員の皆さんと裏方の皆さんのご尽力で、素晴らしい設営環境での開催出来た事に改めて感謝申し上げます。
総勢200名以上、全体を見渡しても、とても若手が多くて1割ぐらいの方が初参加の方々でした。
特に、今年の経営方針報告会では、盛沢山の項目があり、日比野先生の就業規則の講話も含めて、経営チームの曼荼羅発表、永年勤続表彰、週報ランキング、ゼロイチ委員会、ありがとうポスト、S1グランプリ、お楽しみのルーレットまでシューワならではの催し物はありました。
特に若手の皆さんが勢いがあって、一年に一度の心の合わせるベクトルの良い会だったと感じました。
振り返れば、この一年も決して穏やかな年ではありませんでした。
世界情勢は、今も混沌としていて、大きく資本主義国家と権威主義国家の分断が鮮明に表れていて、その張本人の自国ファースト主義のトランプ大統領が第二期就任してから世界が分断しています。
トランプ関税に揺れており、経済は不安定、AIや環境問題など、私たちの仕事を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。
まさに「一寸先は闇」と言われるような時代です。
前期を振り返っても、祖業である灯油販売は、円安、原油高騰もあり18L・2000円代を超える高値販売と物価高対策の買い控えの影響でがあり、特に暖冬傾向にあった11月、3月がとても厳しかった。
そんな中でも、皆さんの頑張りのお陰様で今年も良い決算が出来そうです。
厳しい市場環境の中でもしっかりと利益を出せるのは、やはり、13事業部を誇るシューワグループの強さの底力が十分威力が発揮してきている。
この強みを生かすべく新たな施策が、「連邦多角化経営戦略」礎のヒントになる年だったように思います。
やはり、多くの事業の縦軸、エリア戦略の横軸、そして、季節変動を利用したニッチオンリーワン戦略があり、派手な大勝は出来ませんが、大敗をしない組織の強みが発揮出来た年だったように感じました。
このような混迷の時代だからこそ、私たちシューワが掲げる“挑戦”という灯(ともしび)が、より一層、輝きを増すと私は信じています。
今こそ問われているのは、会社の規模でも、売上でもありません。
「何のためにこの仕事をするのか?」「事業の目的と意義は、そして大義は?」やはり、重要なのは、この問いに真正面から向き合いながら、社会から必要とされる企業であることです。
これからの時代は、スピードだけではなく“利他心の深さや幅”が問われる時代です。
そして、どんなにAIが進化しても、モノは人が運んでいる中で、人の心と心がつながる「人財力経営」こそが最大の競争力になると信じています。
2025年度シューワグループスローガンが、下記の通りです。
——「人生と仕事をとことん楽しむ!連邦経営戦略」
今期、大きな戦略が【新就業規則の策定】と【人生と仕事をとことん楽しむ!】新ビジョンの2点がスタートしました。
1)新就業規則の策定…長の教えを元に、大家族経営とは京セラやKDDI大企業まで押し上げられた学びを日比野先生からの指導で作成をしました。
100年永続ユーティリティー企業を目指す上で、古き良き日本の村全体で力を合わせる稲作農業風景のイメージで作成をしました。
新就業規則ビジョンは、まさに「人が輝く会社づくり」を具現化したものです。
時代が大きく変わる中でも、社員一人ひとりが夢と誇りを持って働ける環境を整え、共に成長し続けるための道しるべです。
シューワグループの精神である「人を大切に」「挑戦を楽しむ」想いを制度として形にした、新しい未来への指針です。
2)人生と仕事をとことん楽しむ!
経営や仕事というものは、「楽しくすればうまくいく」とは限らない。
しかし、「楽しくしなければ、うまくいかない」これは私が長年の経営を通じて痛感してきた”考え方”です。
この”考え方”を元に、連邦経営戦略を実現しているのが、ヤマチユナイテッド社で56事業・256億円を誇ります。
この素晴らしい経営モデルを一年間掛けて、経営幹部達と共に学んできました。
どんなに素晴らしいビジネスモデルでも、どんなに優秀な人材が集まっても、その職場に“楽しさ”がなければ、心からの成果は生まれません。
かつて私も、日々の経営課題に追われ、「楽しむ」という感覚を忘れていた時期がありました。
ただ会社を守るために働く毎日。しかし、それでは心も会社も前に進まない。
どうせ働くなら、楽しもう。楽しめるように工夫しよう。
明るく、前向きで、チャレンジを楽しむ雰囲気があってこそ、新しい発想も生まれ、仲間の力が最大限に引き出される。
逆に、失敗を恐れて挑戦しない社風では、成長もチャンスも掴めません。
さらに、“楽しむ”姿勢には生産性が直結します。
これからは、エリアカンパニー制を導入して、「一人当たり営業利益」を成果分配の基準として、自らの努力が成果に直結する仕組みを整えています。
自分の成長が会社の成長とつながっていると感じられるとき、人はもっと主体的に動き、より高い生産性を発揮できるのです。
まさに!連邦国家のように、各事業が独立採算で自立しながらも、全体としては同じ理念とビジョンを共有し、一枚岩のように力を発揮する「連邦経営」を実践しています。
どんなに素晴らしいビジネスモデルでも、どんなに優秀な人材が集まっても、その職場に“楽しさ”がなければ、心からの成果は生まれません。
これからシューワグループが大切にしていきたいと思うのは“楽しさ”を中心にした社風経営です。
明るく、前向きで、チャレンジを楽しむ雰囲気があってこそ、新しい発想も生まれ、仲間の力が最大限に引き出される。
逆に、失敗を恐れて挑戦しない社風では、成長もチャンスも掴めません。
仕事は苦役ではありませんし、人生の大半を占めるからこそ、心から楽しむべき時間の場なのです。
“楽しむこと”を忘れた会社には、未来は無い!
“楽しむこと”を追求する組織には、無限の可能性がある!!
だからこそ、私たちは今日も「人生と仕事をとことん楽しむ!」この精神で前へ進んでいきたいのです。———-
経営方針報告会で、私が一番伝えたかったことは“どんな時代になっても、私たちは挑戦する集団であり「人財力経営」を続けるということです。
今の時代の中小企業が70%赤字経営と言われている中で見れば誰もが本気で頑張っているの現状です。
しかしながら、多くの企業が固定概念にとらわれて、現状維持の守りに入りながら変化を恐れているのではないでしょうか?
けれども、シューワグループは違います。
私たちは創業以来、常に凧の原理のように「逆風こそチャンス」と信じて歩んできました。
どんなに厳しい時代でも、諦めず、汗をかき、仲間を信じてここまで来た。
この”シューワ魂”こそが、シューワスピリットです。
そして、これからの超少子高齢化の時代ではたった「一人の力」では戦えません。
一人の天才より、一丸となった”利他的集団”の力が強みが出るのではないでしょうか?
まさに!”ニッチ事業から色んな世界を変えていく”“ひとつなぎの挑戦”であり、シューワ版『ONE PIECE』の物語です。
私たちには仲間がいる!
理念という経営の羅針盤がある!!
そして、未来や夢に向かって舵を切る覚悟がある!!!
これ以上、心強いトレジャーボートはありません。
これから一年、たくさんの激しい波が押し寄せるでしょう。
思い通りにいかないことも、想定外の嵐もあるでしょう。
しかし、どんな時も、私たちは理念を旗印に、「人のため、仲間のため、社会のため」に動く会社でありたいと本気で考えています。
出航の一年です。
“守りの一年”ではなく、“挑戦の一年”にしましょう。
失敗を恐れず、一歩を踏み出す勇気を持ち、仲間と笑い、涙し、共に成長する。
その積み重ねが、経験値となり、必ず次世代シューワグループを創っていきます。
私は、皆さん一人ひとりを心から信じています。
そして、この仲間とともに未来を切り拓けることを、心から誇りに思います。
さあ、今年も新しい挑戦の航海へ出発です。
全従業員の力を合わせて、人生と仕事をとことん楽しみながら、「ひとつなぎの挑戦」を成し遂げましょう!

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