
私心のない判断を行う

———–人はとかく、自分の利益となる方に偏った考え方をしてしまいがちです。
みんなが互いに相手への思いやりを忘れ、「私」というものを真っ先に出していくと、
周囲の協力も得られず、仕事がスムーズに進んでいきません。
私たちは日常の仕事にあたって、自分さえよければという利己心を抑え、人間として正しいか、
私心をさしはさんでいないかと、常に自問自答しながらものごとを判断していかなければなりません。———–
稲盛塾長が常に仰る、日々の反省と利他の心を持つように教えて頂いていますが、皆さんもご存じの様に
利己に走った!堺市・竹山市長が政治資金問題。
なんと!6年間で総額約2億3400万円に上っています。
とても不愉快で馬鹿げたニュースです。
本日、ようやく竹山市長が辞意を発表しました。
統一選挙前に維新の会が不信任案を出しても反維新が否決したとの事。
この反維新(自民、立憲、公明、共産、その他諸々)です。
これは、完全に堺市を食い物にしている”談合政治結社”です。
堺市市民としても、とても恥ずかしい限りです。
維新の会・松井代表は、堺市議会で再度、竹山市長に対する不信任案が否決されれば、有権者が署名を集めて市長の解職を求める18万人「リコール」運動を呼びかけるとの事です。
堺市市民を裏切り、信用失墜されるような公人は、即刻辞職にすべきです。
舛添元東京都知事はきっちりと収支報告書に書いていたがゆえに、あれだけのことで辞任まで追い込まれました。
収支報告書かないでお咎めなしなら、誰も税金申告もしなくなりやりたい放題社会になります!!
やはり、稲盛塾長が仰る「私心のない判断を行う」が改めて重要だと感じました。
僕も含めてですが、人はとかく自分の利益になる方に偏った考え方をしてしまいがちです。
日常の仕事に当たって、自分さえよければという”利己”の心を抑えて人間として何が正しいのか!
私心を出していないかと、常に自問自答しながらものごとを判断していかなければダメだと。
稲盛塾長は「私心」自体を否定しているのでは無いと思います。
儲かりたい!良く思われたいという「私心」は、誰もが全面的に否定することは出来ません。
ある程度、若い時はそれが仕事自体のモチベーションになっている場合も多いと思います。
しかしながら、自分の私心「だけ」を全面に押し出してしまうとどうなるでしょうか?
社長自体の贅沢のためだけに働く社員はいるワケ無いですし、その会社の利益にしかならないビジネスに協力したいと思う取引先いないと思います。
自分優先の利益判断をせず、どうすれば皆が協力してくれるだろうと考え方を変えれば、自ずと客観的に正しい判断、倫理的で利他的な行動をを取る方向になり判断基準が分かりやすい。
あの会社は自分の利益だけを考えているのではない!!
社会も取引先やもちろん社員の幸せも含めて、成り立つビジネスの仕組み作りが必要だと深く感じました。
改めて【五方よし】お客様よし・地域社会よし・取引様よし・社員よし・会社よしが重要だと。
利他の心を持って!人の欲望、能力だけでは出来ないことが、様々なご協力のもとに可能になるのだと思います。
その結果として、その枠組みの中心にいるその人にとっても十分大きな見返りが出てくる。
これが教えて頂いた「他力の風」ですね。
「私心のない判断を行う」とは、欲望を抑えなさいという倫理的なことだけを言っているのでは無いと思います。
大きなものごとを成就させるためには、そして結果的に自分も成功するためには、最初から私心に曇った気持ちで考えてはいけないという事だと。
そしてビジネスモデルがうまくいくには、【五方よし】の人たちが皆利益を得ることが最重要である。
自分の私利私欲だけで行動して動くと堺市長の様な悪代官の様な顔になる事も大変勉強になりました。(笑)