知的ブルーワーカーを目指す!

以前、週報参考記事にも、米国でもAIが雇用喪失の原因とされ、今後5年以内に新卒レベルのホワイトカラー職の約半分を奪うのと全体の7割の仕事を奪うとの予測もあります。
今週は、人工知能(AI)は人間の仕事を奪うのか?という議論の中で、「ブルーワーカー」が今脚光を浴びていますので、週報テーマとして皆さんと考えていきたいと思います。
参考記事でもご紹介しますが、テレビやニュースを見ても、SNSを見ても、今の世界はAIの話題で溢れています。
ChatGPT、生成AIだ、ロボットだと、もはや避けようのない波が押し寄せています。
最近、実感として感じている危機感と、同時に強烈なチャンスについて考えてみたいと思います。
この流れをただのテクノロジーの話ではなく「働き方そのものの産業革命」として受け止めるべきだと感じています。
このホットな話題をYouTubeで拝見しましたが、よくよく冷静に考えてみると今から約150年前には、第2次産業革命前まではホワイトカラーの仕事は、まだ社会の中心には無かったそうです。
当時の人々が価値を生んでいた場所とは、農場、工事現場、小さな工場でありました。
その時代では、頭で考える仕事は、身体を動かす仕事を支える「補助」にすぎなかった。
それがいつしか、高度経済成長とともに逆転によって、ホワイトカラーの机上の仕事が主役と、時代の先端となりました。
しかし、約50年前から始まった第3次産業革命はコンピューター、IT技術によって、情報処理の自動化などが中心となってきました。
そして、現在の第3次産業革命・AIテクノロジーの進化によって、歴史はもう一度、大きく振り戻されようとしている。
仕事の本質の価値は再び、現場へ戻るのだと実感している。
興味深いのは、最近アメリカのIT企業では大量の解雇が始まったり、大学を卒業しても就職に就けない若者が増えており、学歴を積んでホワイトカラーを目指すのが王道だったのに、その王道そのものが崩れてきているとの事。
仮に就職しても、AIが資料を作る、AIが調査をする、AIが契約書を作る。
今までは、若者が仕事を覚える為にやっていた仕事が、どんどんChatGPT、生成AIに仕事を取って代わられているのが現実です。
特に興味深いのが、この現象がアメリカに限った話では無いことです。
お隣の中国でも同じことが起きていて、“AIと大学生の競争”という言葉が話題になっています。
大企業は新卒の人間よりAIとロボットを入れる。
大量の大学生が就職難に向き合い、逆に「現場系」「技能職」へ人が流れはじめている。
アメリカと中国が同時に似た現象を見せているということは、日本にも必ず同じ波が来るのは、もう時間の問題です。
しかしながら、前置きが長くなりましたが、ここからが”本題”です。
この雇用の変化は「ピンチはチャンスの変化」でもあり、ホワイトカラーの仕事が減り、ブルーワーカーの価値が上がっている。
現場で働く設備関連の技術者や、社会インフラ技術者など、アメリカとの貨幣価値は違いますが、年収3000万円を得ているツワモノもいて、ブルーワーカー人気も上がっている。
この様な流れもあって、アメリカの若者は、工事現場や整備職、建設、電気工事に戻り始めている。
スーツよりヘルメット、オフィスより現場の流れになって、見方を変えれば、社会が“本物の人間力”を求め始めている。
まさに!生成AIは学歴を食う。
この激動時代に生き残れるキーワードは?!
≪有難う=ありがとう≫⇒まさに!社会や人のお困りごとを”カタチ”にすることだと確信しました。
これから、迫りくる首都直下地震や南海トラフ地震にも果敢に”命をつなぐサービス”をしなければならない。
AIは、知的能力はあっても汗をかかないですし、油まみれにもならない。
やはり、人の命や責任や判断の重さは、生成AIにまだまだたどり着けない、人間の領域だと感じました。
夜中に災害が起きても現場には来られないですし、困っている人の心の不安を感じ取ることもできない。
汗をかく仕事に、頭を使う経営を掛け合わせた人が、最後に圧倒的に強くなる。
これが世界の現実です。
これこそが、シューワGが事業展開の灯油巡回販売、ガソリンスタンド、天然水、BCP防災減災、物流インフラ、ファシリティサービスです。
決して派手ではありませんが、それでも、シューワGが止まったら社会的ライフラインが困る。
その分、地域社会への暮らしを守りながら、懸命にありがとう!の価値を届ける。
これこそが、シューワGがずっとやってきた長年にわたり泥臭くやってきた仕事そのものです。
やはり、最後には人が冷静に判断をして、矢面に立つのは人間です。
しかしながら、これから必要なのは、AIを怖がる人でも、任せきりにする人でもない。
AIを道具として使いこなし、現場で価値を生み出す人でなければならない。
これこそが、稲盛塾長からの教えであり、「知的バーバリアン」から、現代に進化した「知的ブルーワーカー」です。
「知的ブルーワーカー」とは、ただ作業をして手を動かす人でも、考えるだけの人でも無い。
シューワGでは、AIでは代替できない価値を扱っており、AIの良い所を取り入れてミックスをするイメージです。
常に先頭の現場に立ちながら、汗をかき、設備を触りながら、データを見て先を読み、常に改善につなげる人です。
AIには計算や予測を任せて、人間はその違和感を感じて、その判断をもとに行動に出て責任を持つ循環が重要だと思います。
その中でも、“学び続ける人”であり、この役割分担ができる人財こそが、圧倒的に強くなります。
生成AIが進めば進むほど、シューワGの仕事の意味合いは、「知的ブルーワーカー」の意識がはっきりとしてくる。
10年前と同じ”技術と考え方”の意識で働いていたら必ず衰退する。
まさに!ネットとリアルの融合であり、昨日より一歩でも成長しようとする人が、最後に勝つイメージです。
何か、日々一歩ずつでも磨き続けた人だけに、AI時代は味方をすると感じています。
世界を見れば見るほど、答えはシンプルであり、あまりにもスピードが速くて残酷です。
社会から必要とされる社会に立つサービスを進化しながら作っていくことこそが、次の未来をつかめるのは、「挑戦し続ける人」だけです。
それが、いつの時代でも人間の価値のど真ん中にある。
そしてそれは、シューワの≪有難う=ありがとう≫理念そのものです。
ソフトバンクの孫正義社長は言いました。
「AIを使う人と使わない人の差は、金魚と人間ほどになる」とこれは誇張ではない。
これからの10年で、その差は埋めようのない現実になる。
AIは知能を拡張する道具であり、使うか使わないかは選択ではなく、生存条件であると現場で身体を動かし、AIで思考を加速させる人だけが、次の時代に残る。
AI時代は、人間を弱くしない。
AIとの進化で本物のサービスを、くっきりと浮かび上がらせる時代です。
だからこそ胸を張りましょう。
現場を武器にして、あくなき挑戦をし続けて、社会から「必要とされる会社」「必要とされる人」であり続けましょう。
いよいよ年末です。
街中が活気づいてますが、落ち着いて、今週も事故ゼロで笑顔のサービスを忘れずに!
「知的ブルーワーカー」意識で従業員の皆さんと共に明るい未来を切り拓いていきましょう!!

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