
目的と目標

今週、いよいよ韓国・平昌冬季オリンピックが開会しました。
参加チーム数は、95か国からで過去最高となり熱く盛り上がっています。
しかしながら、-20度の世界で開会式典での酷寒の寒さにも配慮して約2時間で終了。
以前の冬季オリンピックに比べてシンプルなものになったようです。
今大会は、ロシアのドーピング問題や韓国・北朝鮮合同チームでの参加など開催前から何かと話題が多く政治色が強いように思います。
是非、選手の方々には、悔いのない様に自らの力を出し切って、記録よりも人々の記憶に残る成果全力で出し切って頂きたいと節に願います。
そして、全世界の人々に夢と感動を与えて欲しいと思います。
今週は、オリンピック時期と云うもありますので、「目的と目標」について考えて行きたいと思います。
オリンピック選手がよく口にする言葉として「金メダル取ることが目標です!」「目的」と「目標」は、似たような言葉に思えますが、
意味するところは、案外大きな違いがあるそうです。
この両者の違いは何でしょうか??
・「目的と目標」フレーズでの7つの違いがありましたのでご紹介させて頂きたいと思います。
—–【結果を出す為に知っておきたい】
目的と目標の違い1:目標は目的のためにある。
目的と目標の違い2:目標は具体的に、目的は抽象的に。
目的と目標の違い3:目標は見えるモノ、目的は見たいモノ。
目的と目標の違い4:目標は過程、目的は行き先。
目的と目標の違い5:目標は複数、目的はひとつ。
目的と目標の違い6:目標は諦めても目的は諦めない。
目的と目標の違い7:目的は目標の先にある。——–
日々、ビジネス(仕事)を通じて「目標と目的」の言葉が飛び交いますが上記を参考に考えがまとまりました。
- ※目的は行き先・・・1つの方向を示し、目標は到達点を示す。
目標は過程 ・・・目的を達成する為の目印が目標(複数存在)。
よくスポーツ選手が言われる「目標は諦めても目的は諦めない」言葉がありますが、なるほどと感じました。
「目的と目標」は「目指す」と言う意味では同じですが最終的に実現しよう・成し遂げよう・到達しようとするのが目的であり、
差し当たって実現したり成し遂げたり目先に到達するのが目標です。
以前、ロンドン・オリンピック時の体操・内村選手のお話です。
素晴らしい見事な演技で個人総合の金メダルを獲得しました。
その直後に、内村選手は金メダルを手にした後「まだ、表現していない体操がある」と、早くも次の「リオ・オリンピック」を見据えた発言をしたという報道がありました。
「また、金メダルを取りたい」のではなく、「まだ表現していない自分の体操を表現したい」という言葉に感動した記憶があります。
内村選手は、今回の金メダルを取った後も体操を続けながら、次のオリンピックに出る「目的」は「自分の体操を表現する!」との事。
「目的」とは、最終目標に対する答えだと感じました。
「金メダルを取る」ことは、あくまでも目先の「目標」になる。
「目標」とは、「目的」に対しての「数量的な割合」「達成度はどの程度か」を意味する。
自分の考える「理想の体操」を最高度に表現したとき、自然と「金メダル」という目標が手に入る。
内村選手のようにより高い「目的」を持って実行したときに大きな「目標」を達成することが出来る。
高い「目的」とは「志」だと!
より高い「目的」意識「志」があって、成果「目標」の達成がある。
大きな成果を出すには、より高い「目的」意識、「志」が大事だと改めて勉強になりました。