
理不尽に勝つ

この度の「西日本豪雨」により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
各社報道によると14日現在、西日本豪雨での死者が14府県203人になったと発表。
広島、岡山両県を中心に70人が安否不明で、約7千人がなお避難を余儀なくされているとの事。
土砂崩れや河川氾濫の被害を受けた地域ではライフラインの復旧が進まず、
生活再建のめどは立たないそうで、水道の復旧も遅れているとの情報です。
被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます
弊社、BCP事業部も中国地方の大手運送会社様と大手通信会社様への緊急時応援で駆けつけてくれました。
災害時には各油種が最後の砦となっています。
そんな中、果敢なる機動力・行動力は、本当に心強いと自負しております。
さて、この様な地震や風水害がここ数年日本で頻発しております。
まさに、明日は我が身の状況で、日本のどこでこの様な災害が起こるか分からない状況で災害大国と言っても過言ではありません。
まったく、今回の「西日本豪雨」は普通の生活からの突然の”理不尽”でしかありません。
その”理不尽”に立ち向かうためには、少なからずとも考え方や仕事を通じて心を強くすることが重要だと感じています。
先週に引き続き、今週は元ラグビー日本代表選手であり元日本代表監督の故・平尾誠二氏の著作『理不尽に勝つ』を一部抜粋して紹介させて頂きます。
僕は経営者としての心構えなどを、先人の賢者や一流のスポーツ選手から日々学ばせて頂いています。
平尾元監督も一流であることには間違いありません。
「理不尽に勝つ」著書の内容である「理不尽さを乗り越えて人は成長する。」には納得できます。
嫌な上司や先輩やクライアント先など、世の中には無理難題な理不尽が多々あります。
そのような嫌な人がいたら、逃げたくなるのが人間ですね。
そのような”理不尽”に逃げずに立ち向かうにはコツが記載させていました。
◇ 「世の中って理不尽だなぁと思うことが多いよね。」→だけど、理不尽って構造上、無くせないものだよね。
→理不尽さを変えるのは無理だから、むきあって乗り越えていこう。そうすれば成長するよ。
平尾元監督時代に多くの選手を見てきた中で、どんなに才能があったとしても、絶対に伸びない選手というのがいたといいます。
それが、人のせい(原因他人論)にする選手です。
仮にチームの他のメンバーのせいで試合に負けたとします。
「ちくしょう、あいつのせいで!」と、そのメンバーのせいにしたくなる。
けれど伸びる選手は、人のせい(原因自分論)には決してしません。
「もし、俺がこういうふうに動いていれば、あいつはこういう違うプレーができたのでは?」と、プラス思考で考えるそうです。
確かに直接の原因はあいつのせいであるけど、昨日よりも今日の日々改善の考え方で言えば理解出来ます。
ウィリアム・ジェームズ(心理学者)言葉も参照にして下さい。⇒『苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。』
この逆説的名言と、類似の教えも聞いたことがあります。
『幸せだから笑顔になるのではない。笑顔でいるから幸せになるのだ。』
つまり、前向きに立ち向かう心が、幸せな人生を引き寄せるということ。
逆境、困難、試練・・・できることなら回避したいと思う事象に遭遇しても、逃げずに乗り越えれば、力と自信が備わります。
そう考えれば、常に危機(ピンチ)ではなく機会(チャンス)そのものなのです。
厳しい時代ですが、共に明るく逃げずに、勇気を振り絞って笑顔で立ち向かいましょう!!