現場主義に徹する

今月も稲盛塾長「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に真摯に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『現場は宝の山である』・・・・。皆さんと共にど真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ 参照》
—–ものづくりの原点は製造現場にあります。
営業の原点はお客様との接点にあります。
何か問題が発生したとき、まず何よりもその現場に立ち戻ることが必要です。
現場を離れて机上でいくら理論や理屈をこね回してみても、決して問題解決にはなりません。
よく「現場は宝の山である」と言われますが、現場には問題を解くためのカギとなる生の情報が隠されています。
絶えず現場に足を運ぶことによって、問題解決の糸口はもとより、生産性や品質の向上、新規受注などにつながる思わぬヒントを見つけ出すことができるのです。
これは、製造や営業に限らず、すべての部門に当てはまることです。—–

ところで、先週の土曜日に、大阪・リーガロイヤルホテルにてアート引越センター寺田会長の主催で故・今西専務の7回忌法要が御座いまして、小森統括、池永部長と参列させていただきました。
本当に、素晴らしい法要と演出で、著名人では、桂文枝さん、佐々木蔵之介さんがご参列をされて、寺田会長の今西専務への“愛“と今までの偉大な功績が感じ取れました。
私の商売人の師匠として人生ベスト5に入る方で、長年に渡って本当に可愛がって頂きました。
今西専務はまさに!現場の生き字引のような方で、「問題は現場で起こってるんだ!」とどこかのドラマのフレーズにありましたが、そのままを地で生きている偉大な方でした。
色々と真近で勉強をさせて頂きましたが、解決するまでの圧倒的なスピード!決して逃げない姿勢と問題に対して真っ向から受け止めて、現場のスタッフにも鼓動を高鳴らす力。
今西専務からは、自ら真摯に誠実に対処するように教えて貰いましたが、その実践となったのが、2011年3月11日の東日本大震災でした。
アート仙台支店も同様に被災をされ、どこのガソリンスタンドも軽油が品切れとなり、今西専務から何とか軽油を応援してもらえないかとご相談がありました。
関東のカトーコーポレーション・加藤社長のご協力もあり、アート仙台支店にタンクローリーで軽油を持って行き感激していただきました。
現場では、「今西専務!この軽油はどこから持って来れたのですか?」と・・・驚愕。
「アート社内で俺のことを”石油大臣”と皆さんが呼んでくれてるんだ!!」今西専務の人懐っこい、屈託のない笑顔で、大変喜んで頂きました。
ご多忙中にもかかわらず、直々にカトーコーポレーション・加藤社長をご訪問をされて感謝の気持ちを伝えに行かれたと聞いております。
まさに!問題解決の要諦は、スピード、誠実、謙虚、嘘を言わないことにあります。

東日本大震災のような大規模災害時には、アートさんのような大企業でも油がなくなります。
矢野会長が政治家を通じてBCP依頼の要請を国に訴えたことが始まりで、岩手県に出向いたことがきっかけとなり、
現在の日本BCPの事業と繋がっていると言っても過言ではありません。
つまり、日ごろから倉庫業のように各油種とタンクローリーを共に備蓄をしながら家賃をもらう方法を考え出したのです。
今西専務に教えていただいた「現場は宝の山である」が教訓となりビジネスに繋がった瞬間でした。
現在では日本BCP株式会社としてシューワグループの主力事業となり、立派に成長をして参りました。
まさに!アート引越センターの信念である、お客様の視点に立っての≪あったらいいな。カタチにしました。≫

アートさんは長年に渡り業界のリーディングカンパニーとして、常に業界初の様々な商品やサービスを開発し引越業界をリードされてきました。
ありがとう(有る事が難しい)を実現する。
≪ありがとうの言葉を世界一集める企業 ≫シューワの経営理念も同様で、アートさんのようにお客様のお困りごとをスピード、誠実、謙虚、を持って解決できるかどうかが重要です。
そのように考えると、皆さんが日々営業に回っている中でのお客さんのお困り事をいかに解決するか、この部分がとても重要になるわけです。
稲盛塾長の言われる「現場は宝の山である」金脈の鉱山になれる可能性があります。
問題や困難が自分を磨いてくれる研ぎ石のようなものであると改めて今回のフィロソフィで学びました。
問題から逃げずに、その問題を解決した喜びが私たちシューワグループを大きく成長させてくれました。

「問題は現場で起こってるんだ!」の経験則を重視することでビジネスチャンスが一気に広がります。
いつも言っておりますが、”知っている”と”出来る”では全く違います。
これをシューワでは、ゲーム用語で使う「経験値」と言います。
皆さんも日々、現場で多忙を極めていますが、単なる作業員に成らずに≪考える作業員・thinking worker≫へと成長してドンドン現場を変革・進化させて貰いたい。
その姿勢がお客様の安心と信頼を生むことになると考えるべきです。
日々やってくる問題、課題が自分自身の磨き砂として、更なるに高みへ磨かれながら成長させてくれているイメージで楽しんでいきましょう!

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