最期の日

どんな人の人生にも必ず最期の日があります。
100歳を超える大往生なのか、病気・怪我や事故・災害による不本意なものなのか。そして、それがいつなのか。
誰に見分かりません。しかし、私達に平等にその日はやってきます。

そんなことは分かっているよと皆さんからお叱りの言葉を受けそうですが、
自分に人生の最期が来ることを意識して過ごしている人はほとんどいないのではないでしょうか。
自分の人生が永遠に続くと誤解していないでしょうか。
いつまでも若さが保たれ、死というものとは無縁であると勘違いしていないでしょうか。
まさしく若い時の私がそうでした。いつまでも春が続くと思っておりました。

ところで、鎌倉時代の禅僧で曹洞宗(そうとうしゅう)開祖の道元は、「志のある人は、“人間は必ず死ぬ”ということを知っており、志のない人は“人間は必ず死ぬ”ということを本当の意味で知らない」と言っています。
志ある人は、いつかは人生の終わりの時を迎えるということを前提にして、一日一日が貴重であると考え時間を大切に使います。
志のない人は、終わりが来ることを頭では理解していても、また今日も無駄な時間を費やします。
米アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズは、「毎日、今日が人生最後の日だと思って生きなさい。いつか必ずその日が来るから」とも言っています。

皆さんはいずれ訪れるであろう人生の最期をどのように迎えたいでしょうか?
幸せな人生であったと思いたいのなら、毎日を貴重なものとして、この瞬間をドが付くほど真剣に・そして懸命に生きる必要があります。
そしてその真剣さ・懸命さから得られた経験値を何処までも高く積み上げて、良い人生だったと感じながら最期の日を迎えられたら最高です。

無駄な時間は1秒たりともありません。
後悔のない人生とするためにも、時間の浪費家にはならぬよう大切に残された限りある自分の時間を使っていきましょう!

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