
旧盛和塾・大和の伊勢合宿

先月、6月21日、22日伊勢神宮にて「実践経営者道場≪大和≫合宿」での学びと気づきを皆さんと共有したいと思います。
合宿のテーマ:『宇宙の意志と調和する心の経営道』
このテーマ”宇宙の意思との調和”を聞くと、壮大すぎて、何かスピリチュアルな響きを感じる方もいるかもしれません。
しかしながら、私は、この言葉の中に、「人間の本質」がココにあると、強く感じました。
日々、人として仕事やライフワークにおいて、売上や利益を求め、会社や個人の発展をイメージしていますが、そこに「利己心」が混ざると、
一時的な成果は出せても、どこかで歪みが生じてしまう。本当に人生にとって、大事なものは何なのか?
この合宿を通じて、私の内側から突き上げるように感じ取れました。
【一日目】
合宿のお宿は、鳥羽にある老舗旅館の戸田屋さんです。
高野山大学 学長・松長潤慶先生の講義からスタートしました。
テーマは、「本来的自己との出会い」
普段、私たちは役職や肩書、家族構成や過去の経験に、自分を定義してしまっている。
でも、そんな“仮の自分”ではなく、もっと奥深くにある“真の自分=真我”と向き合いなさい。
「あなたは、何のためにこの世に生まれ、今を生きているのか?」突き刺さりました。
稲盛塾長も仰っている魂を磨くために生まれてきた。
人生とは、”魂”の修行の場である。
そう腹落ちした時、私は経営者としての在り方が問われていると感じました。
夜は魂のソウルメイトと共に深夜まで語り明かしました。
【二日目】
早朝、130名が正装の礼服姿での伊勢神宮・外宮参拝。
神聖な空気、研ぎ澄まされた静けさがあり、目に見えない力が確かにそこにある。
「神宮の氣」を感じるとは、まさにこういうことなのだと、体感しました。
その後は、宇治橋を渡り伊勢神宮・内宮へ。
ここで我々を導いてくださったのが、伊勢神宮参事・吉川竜実先生。
2016年のG7伊勢志摩サミットで各国首脳を先導された方です。
あの神聖な空気感、言葉にできません。
風の音、鳥のさえずり、足元の砂利の音までもが神聖に響く。
そして御神楽(おかぐら)を前に正式参拝。
お昼からは、戸田屋にて吉川先生のご講演がありました。
「これからの社会は、共存共栄から“共感共鳴”の時代へ」
これは、まさに”心の経営道”です。
数字の前に人がいる。人の前に心がある。
この言葉は、心に突き刺さりました。
私たち経営者が、“利他の心”を持ち、相手を感じ、相手に響く存在になること。
その時、組織も社会も、深いところから変わっていく。
私たちは、日々仕事をしながら会社を守るため、家族を養うため、必死で働いています。
でも、それだけでは足りない。
「将来的にもし明日死ぬとしたら」そんな問いを投げかけられた時、あなたはどう感じて、何を思いますか?
家族に何を残せるか?従業員さんたちに、どんな背中を見せてこれたのか?
そして社会に、ありがとう!を還元できたのか?
この問いは、まさに“魂”でしか答えなければならない問いでした。
松長先生も、吉川先生も共通して語っておられたのは、「宇宙の本質は、利他である。」
「宇宙は、プラス波動を出す一方の存在であり、エネルギーを発することで、循環が生まれる。」
人間も同じである。常に宇宙のように成長発展をしなければいけない。
今の目線での、自己の損得や立場だけではなく、「自利利他」の精神で生きる。
人間だけが持って生まれた”魂”を磨きながら“徳”を積んでいく。
だからこそ、もっと「心を使って」経営しなければならない。
もっともっと社会の為に「魂を使って」利他心を磨いていかなければならない。
そう深く感銘を受けました。私もまだまだ道半ばですが、今日から、また一歩ずつ。
心で人に向き合い、成長・発展をしながら、“魂”で利他的精神を持った会社を創っていくことこそが、
「宇宙の意志と調和する心の経営道」だと深く感銘を受けました。
これからも、シューワグループの進化発展を目指して、切磋琢磨して共に歩んで参りましょう!