安定は情熱を殺し、不安は情熱をかきたてる

上記の言葉は、「元ベンチャー・リンク」を率いた田中社長の言葉でフランスの哲学者アランの幸福論からの引用だそうです。
かつて、東証一部上場を果たされて、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を遂げ、当時のベンチャー・リンクは、
フランチャイズの走りとして様々な業態を作り上げ”挑戦とスピード”と”熱量の塊”のような会社でした。
特に「サンマルク」「牛角」「まいどおおきに食堂」「高田屋」「タリーズコーヒー」「かつや」「ガリバー」「ゴルフパートナー」「カーブス」、
当時の外食・リユース・フィットネスといった分野においても大きな影響を与えました。
既存市場を塗り替えるインパクトを持ちながら、ベンチャー・リンクの名前を一気に日本全国に知らしめました。
「0→1」ではなく「1→100」既存のビジネスモデルを短期間で全国展開へ拡大されました。
しかしながら、私とのやりとりで田中社長曰くこう振り返っておられます。

―――「自分の会社の規模が大きくなり、そしてついには上場したとき、私は心のどこかで“これで我が社はつぶれない”と安心してしまった。
その安心感と共に、社員や部下に対する要求レベルが、知らず知らずのうちに下がっていた。正直、私自身が要求し続けることに疲れてきた部分もあった」
その頃まで、田中社長の下には、ヤンチャで、時には野武士のような営業部隊がいました。
ガッツと根性で市場を切り拓きながら、無理難題にも食らいつき、泥臭く成果を上げてくるチームづくりがあった。
しかし、規模が拡大するにつれて、組織は少しずつ“サラリーマン化”していきました。
返事だけは相変わらず元気なのに(笑)、実際に行動が伴わないもどかしさがあったといいます。
そして上場を果たすと、世間からは「それが上場会社の姿だ」と言われ、立ち居振る舞いもカッコをつけるようになった。
「コンプライアンス重視」という耳障りのいい言葉のもと、部下との距離は次第に開き、現場との一体感が薄れていった。
そうして、絶対に潰れないと思っていたベンチャー・リンクは、田中社長が役員を退任してからわずか7年後、本当に潰れてしまったのです。
しかし、話はここで終わりません。
最近、OBOGインタビューがYouTubeで公開され、驚くべき事実が明らかになりました。
ベンチャー・リンクの卒業生3000人のうち、なんと300人が上場企業の社長や役員を務めているというのです。
田中社長がその顔ぶれを見て気づいたのは、ほとんどがかつて自分が無理難題を押し付け、そしてそれに必死に応えてくれた社員たちだったということ。
今の時代なら確実に「パワハラ」と言われるような要求もあったでしょう!!
けれども、その厳しい要求に耐え、成果を出すために全力で走り抜けた経験が、彼らの血肉となっていた。
そして、皆さんが口をそろえて「あの頃があったから今がある」と言ったとの事です―――。

私はこのお話を聞いて、胸が熱くなりました。
そして、最近心の中でもくすぶっている何か!?
心の中で「これこそが成長の原動力」だと。
人間は安心の中では決して燃えません。
“これで大丈夫”と思った瞬間から、挑戦の炎は静かに消えていきます。
逆に、少しの不安、先が見えない緊張感があり、そして高いハードルがあるとき人は初めて本気になり、潜在能力を爆発させます。
私は皆さんにお願いしたいのは、今後も決して安住のぬるま湯に浸かって欲しくはありません。
確かに、今の世の中では「働きやすさ」や「ハラスメント防止」といった言葉で溢れています。
もちろん、今のコンプライアンスの時代では大切です。
しかしながら、今を安住しながら自分自身の目標やハードルの基準を簡単に下げたり、自分を甘やかしたりしていては、
成長は確実に止まりますし、会社の未来も縮んでいきます。
何度も繰り返し言っておりますが、現状維持は衰退であり、それを表しているのが現在の日本であり失われた30年ではないでしょうか?
私自身、盛和塾で学んできたのは「全従業員の物心両面の幸福の実現」という”考え方”で稲盛塾長からは、社会や会社の為に”誰にも負けない努力”をして、
従業員さんを幸せにするのが使命だと教わってきました。
その為には、ただ給料が安定しているだけでは不十分です。
人間として何が正しいのか心の有り方と“考え方”をしっかりと持ち、自分自身の目標と誇りを持ちながら、理念の元に家族にも語れる仕事をする。
そのために必要なのは、質よりも量をやるためには、それをやり切るためには、熱意×能力も必要です。
これから、会社が大きくなるにつれて五方よし≪従業員、お客様、地域社会、取引先様、会社≫の期待度がさらに!大きくなってきます。
その期待に応える為には、従業員の皆さんへの求める要求レベルは、もっともっと高くなります。
「そんなの無理だろう」というビーンボール級の課題を投げますし、さらには驚くほどのスピード感でやり遂げてもらいます。
なぜそこまで言うのか?
それは、皆さん一人ひとりとシューワGに、それだけのポテンシャルや可能性があると信じているからです。
日々、問題や課題の中での挑戦でしか、人間そのものの本当の力は発揮できません。
田中社長の仰る「安定は情熱を殺します。」しかしながら、「不安は情熱をかきたてます。」改めてこの言葉でハッとしましたし、仰る通りだと深く感銘を受けました。
私たちシューワグループは、大手がやらないこと、やれないことをお客様のご要望に応える「有難う!⇒ありがとう!」への言葉を実現するのために常に挑戦をしてきました。
その「ありがとうの言葉を世界一集める」経営理念であるDNAを失ったら、シューワGはごくごく平凡な会社になってしまいます。
だからこそ、私はこれからも、皆さんに少しずつですが、昨日よりも今日、今日よりも明日の成長をイメージして、シューワGの新ビジョン≪人生と仕事をとことん楽しむ!≫意識を持って、
日々101%の努力と改善をして「やり切った」と胸を張れる仕事をして貰いたい!
未知の挑戦には、不安がつきものですが、その不安や未来のワクワク感こそ、私たちを突き動かす燃料そのものです。
一歩先の夢や未来に向けて、今日からまた全力で走り出しましょう。
最後にもう一度、この言葉を皆で胸に刻みましょう。
「安定は情熱を殺し、不安は情熱をかきたてる」今日も情熱を燃やし、不安を力に変えて、挑戦の一日を始めましょう!

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