宇宙の意志と調和する

先週は、決算月の最終週でした。
2022年度も無事決算が終われたことに、皆さんに心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。
何よりも、お客様、全従業員の皆さんとご家族、取引会社様、地域社会の皆様のご支援の賜物だと改めて感謝を申し上げます。
そんな中、昨シーズンを振り返りますと、祖業事業である灯油事業は、シーズン当初より原油高騰、特に11月・3月は暖冬傾向もあり、とても苦しいシーズンでした。
このような厳しい状況下でも、しっかりと利益を出して乗り越えることが出来ました。
やはり、シューワグループ11事業部のニッチオンリーワン戦略と全国展開でのエリア戦略もあり、利益目標予算には届きませんでしたが、苦しい難局でも結果を残すことが出来ました。
昨シーズンを振り返って、私自身の大きな反省点としては、昨年の灯油販売スタート時に創業35年で一番ピンチと思い込んでいたことが、”大きな敗因”であったように感じています。
そのピンチとは⇒・ウクライナ情勢からの原油高騰・灯油輸入が未確定・円安傾向・ドライバー不足などなど・・・。
稲盛塾長のお言葉に「強烈な願望を心に抱く」とあります。
自分自身の”考え方”がマイナス発言となり、その言霊(ことだま)が大きなブーメランとなり現実として返って来てしましました。
「うさぎとかめ」の競争ではありませんが、一番に見なければいけないもの・・・何か!?
このマイナス発言にて肝心要のお客様を増やす!ことに目を向けれていなかったのが残念な結果を呼び込んでしまいました。

そんな中、9月16日に旧盛和塾・大和例会にて、大先輩塾生から「宇宙の意志と調和する」について、身近で稲盛塾長の教えを被った方のお話をお聞きすることが出来ました。
「宇宙の意志と調和する」については、とても難しいですが、昔から旧盛和塾では”地球道徳共同体”と言っているそうです。
「宇宙の意志と調和する」について「皆さんはポカンとして難しいと考えるかもしれませんが、宇宙はとてつもなくデカい。それから見ると人間はチッポケなものです。
「その中でも、フィロソフィ書籍の総605ページの中でも、初めの章に来ているのは、とても重要項目であるからです!
フィロソフィの中で、第1章【素晴らしい人生を送るために】の、第一項目【心を高める】・・・「人生の目的とは、心の純化、浄化に努め、心を立派にしていくこと。」
そして、【心を高めて経営をのばす】とありますが、通常の会社は、【経営をのばす】=利益をのばすと考えがちですが、稲盛塾長はまずは、【心を高めて】から【経営をのばす】ことをしないと大きな失敗と唱えられたそうです。
前置きが長くなりましたが、「宇宙の意志と調和する」をど真剣に学んでいきたいと思います。

《出典 京セラフィロソフィ P.49参照》
—世の中の現象を見ると、宇宙における物質の生成、生命の誕生、そしてその進化の過程は偶然の産物ではなく、そこには必然性があると考えざるを得ません。
この世には、すべてのものを進化発展させていく流れがあります。これは「宇宙の意志」というべきものです。
この「宇宙の意志」は、愛と誠と調和に満ち満ちています。
そして私たち一人一人の思いが発するエネルギーと、この「宇宙の意志」とが同調するのか、反発しあうのかによってその人の運命が決まってきます。
宇宙の流れと同調し、調和をするようなきれいな心で描く美しい思いをもつことによって、運命も明るくひらけていくのです。(中略)
もともと、この宇宙は一握りの素粒子から始まったものです。
しかし、それは一瞬たりとも現状のままにとどまらず、結合を繰り返し、現在の宇宙を作ってきました。
つまり、宇宙には、一瞬たりとも停滞することなく、物事を進化発展する方向に進めていこうと言う流れがあるのです。この流れを宇宙の意志と表現することができるのではないかと考えています。
一瞬たりとも留まらないで、森羅万象、あらゆるものを進化発展する方向を導くとする流れもしくは、意思のようなものが、この宇宙空間に偏在している。
だから、私はもう進歩しなくても結構とか私の会社はもう伸びなくてもいいと考えても、この宇宙はそうはさせてしてくれない。
どんな会社であっても伸びるのだと言わんばかりに、すべての生きとし生けるものを進化発展する方向へ導こうとするはずです。—

今回の「宇宙の意志と調和する」は難しく感じてしまう内容でしたが、何十億年と言う時間を費やし”宇宙や地球”は常にプラスエネルギーを発し成長・発展を続けています。
確かに”宇宙や地球”と言うものは、自然摂理にしたがって調和の流れが出来ています。
我々人間も「宇宙の意志と調和する心」を持つことによって、自分の人生が成長・発展していくと学びました。
これに逆行して縮小しようとするマイナスエネルギーはこの法則に反しています。
周囲に対する”利他の心”はすべてを包み込んで無限に拡大するものです。
逆に、自分だけへの愛、”利己の心”は自分だけの欲や範囲に止まるのでマイナスのエネルギーになるとの事です。
地球引力の法則ではありませんが、天に唾を吐けば、必ず帰ってきます。
因果応報⇒ 色々な諸問題も過去に自分が思ったことが実現しただけです。
人は良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるという意味で、元々は仏教語です。
行為の善悪に応じて、その報いがあること。「因」は、原因の事であり、「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いの事とあります。

稲盛塾長は次のような法則も仰っています。
「自分の心に善き思いを持った時、それは力となって外へ出ていき、良き考え方を引き連れて戻ってくる。また、邪悪な思いを抱けばそれは邪悪な力となって外へ出ていき、邪悪な考え方を引き連れて戻ってくる。
因果応報、これもまた自然の法則である」のだと。
宇宙の意志と調和する心とは、これら自然界を貫く法則と調和できる人間性を有することだと言えると思います。
【京セラグループ経営理念】⇒【全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること】
改めて、企業は、その社長の器以上には成らないといわれますが、稲盛塾長のお考えの大きさが、京セラの経営理念からも伺えます。
「宇宙の意志と調和する心」の法則に考えると、やはり、”考え方”が重要であり、人には人生の成功、失敗があるが、そこには日々、”利他心”を持った宇宙の意志との調和が必要だと思います。
その様に冷静に考えると、世の中には物事を良くしていくと言う”利他の心”が流れています。
良い流れに逆らう事なく、自然体で生きていく事で、素晴らしい人生を過ごせる様になると教えて頂きました。
壮大なスケールですが、色々と”宇宙との意志との調和”⇒地球道徳共同体⇒愛と誠と調和が、見えない糸で全て繋がっている深い学びを受けました。
この大きな流れに、経営の意義であります「全従業員の物心両面の幸福の実現」がありますが、全従業員が幸せになるの為に力を合わせて頑張りましょう!

RELATED POST

関連ブログ

ピックアップ
Pick Up