動機善なりや、私心なかりしか

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びたいと思います。
そして、シューワグループ全社員の幸福の為にド真剣に向き合いながら実践したいと思います。
今回も、とてもシンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は胸に熱く刺さりました。

【今月のキーワード】は 『動機善なりや』・・・・。皆さんと共にド真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ P.365参照》

—————–「動機善なりや、私心なかりしか」

大きな夢を描き、それを実現しようとする時、「動機善なりや」ということを自らに問わなければなりません。自問自答して、自分の動機の善悪を判断するのです。
善とは、普遍的に良きことであり、普遍的とは誰から見てもそうだということです。自分の利益や都合、格好などというものでなく、自他ともにその動機が受け入れられるものでなければなりません。
また、仕事を進めていく上では「私心なかりしか」という問いかけが必要です。自分の心、自己中心的な発想で仕事を進めていないかを点検しなければなりません。
動機が善であり、私心がなければ結果は問う必要はありません。必ず成功するのです。————-

稲盛塾長の仰る「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉は以前からお聞きはしていましが、非常に深い言葉です。
この言葉は稲盛塾長が第二電電(現KDDI)を立ち上げる時に自問自答した有名な言葉だそうです。
「動機善なりや」とは・・・何かをしようとする場合、「動機善なりや」と自問自答して、自らに問うて動機の善悪を判断することです。
自分の利益や都合や格好という事ではなく普遍的であり、利己的で動機的なものでは無い考え方を意味します。
「私心なかりしか」とは・・・自分の心、自己中心的な発想で事を進めていないか、要するに私利私欲で物事を始めていないかということを自問自答すること。
稲盛塾長は、人生・仕事の結果は、考え方×熱意×能力という一つの方程式があり、一番重要な”考え方”の一番初めの重要な軸的部分が「動機善なりや」にあるとのこと。

また、仕事を進めていくにあたって「プロセスも善なりや」ということを問うています。
一時的に結果を出すために自己都合の”私心”で仕事をしていないか?人の道を外れる不正行為は無いのか?など。
その様に考えると昨年の予算実績の未達に関しては、まさに社長として不徳の致すところだど思います。
「動機善なりや、私心なかりしか」を見失い、小手先で売り上げを上げて利益を取るような軽い考えになっていたと反省しています。

その様に冷静に考えると「動機善なりや」のプロセス部分では、お客様への”ありがとうの言葉”がずれていたのかもしれません。
現在、シューワGでも様々な事業への取組みを行なっていますが、本当にお疲れ様への”ありがとうの言葉”へ理念が繋がっていたのか?
お客様にとっての本当の意味でお困りごとからのありがとう!が企業理念であり、シューワGの使命だと思います。
この「動機善なりや、私心なかりしか」は仕事をする以上はすべての人に共通する大切な言葉だと思います。
常に自問自答を繰り返しなながら!自分の為ではなく、会社の為でもない、世のため人のために、利他の心で判断する。
何か行き詰ったり判断に迷ったとき、この言葉を思い出していきたい。

”神様が味方したくなる”ような生き方をしなさいと聞いた事があります。
利他の精神を持って、自分さえ良ければといった利己的な考えではなく、世の為人のためにと、思わず天が味方してくれるような、そんな生き方をしなさい!と。
例えば、昨今の社会問題がある。
原発の問題、震災後対応、そして不正会計問題、真実の捏造・隠蔽、多くの事業収縮、人員の削減等。
企業のイメージダウンは甚大です。
この一連の流れで、一体何が間違っていたのか?
それは、「動機善なりや、私心なかりしか」の言葉に尽きると思います。
上記の企業の問題の大方は”私心”ばかりで考え方の軸がずれていた点にあるように感じます。
自分の為にやるのではなく、誰かの為にやる。
何事にも、動機を考えて、”私心”より「動機善なりや」の視点で考えて行きましょう!
シューワGの全社員の皆さん、「動機善なりや、私心なかりしか」の意味を良く理解して後悔のない人生を送りましょう!

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