光と闇

先週は、ジャニーズ事務所の社長記者会見と 未だに詳細は分かりませんが、歌舞伎俳優・市川猿之助さんが救急搬送され一命はとりとめたもののご両親がお亡くになるという、共に華やかな芸能界に衝撃が走りました。
ネットの中では、「今こそJKTの闇を暴く時。膿を出せ」と言った声が出ているようで、週刊誌報道の情報合戦もあり、色んな憶測が出ているようです。
JKTとは、ジャニーズ事務所(J)歌舞伎界(K)宝塚歌劇団(T)を差す隠語のようですが、光の指す世界だけに闇もある世界なのかも知れません。

さて、19日から被爆地、広島で開幕する先進7カ国首脳会議『G7広島サミット』が日本が議長国として開催されます。
サプライズ参加として、ウクライナ・ゼレンスキー大統領も参加しますので、実質は「G8」となりました。
最終日の21日に首脳宣言を発表するようですが、原爆の被害を受けた広島から、どんなことが発信されるべきでしょうか?
世界でただ一国の被爆国として、「核兵器廃絶」を落とし込んで貰いたいと思います。
まずは、G7各国で「核兵器廃絶」を宣言して、世界のリーダー達がこれらの原爆資料館などで展示物を見ることで、原爆による悲惨な実態を知って貰いたいと願います。
そして、この悲惨な実態を知ることで、平和を願う気持ちや核兵器の非人道性を改めて認識することに繋がります。
これは、核兵器廃絶や平和への取り組みを考えるための貴重な体験であり、『G7サミット』広島での意味合いが大きくとなると願っています。
ところで、現代の核兵器の使われ方としては、自国の安全の為の『抑止力』として必要とされ、「核兵器廃絶」からは、遠く厳しい現実にもなっております。
そして、日本へ来日されたアメリカ・バイデン大統領の傍には「核のボタンのカバン」が常にあり、「核兵器廃絶」の難しさの現実をみせつけられました。
しかし、私たちは”世界平和”を決して諦めてはならず、難しくても語り続けていかなければなりません。
いつの日か、必ず理想が現実のものになると信じています。

「G7」が「先進国首脳会議」を指しているのであれば、その中での対話や協力の中で「光と闇」の相反する要素が浮き彫りになるかもしれません。
政治的な問題や経済的な格差など、対立する視点や利益が存在する場合、その中で光明と暗黒の要素が表れるかもしれません。
未だにロシアによるウクライナ侵略は、終息の兆しが見えません。
プーチン大統領の主張は、ウクライナ東部におけるロシア系住民をウクライナ軍から守り、ロシアに対する西側の民主主義の脅威に対抗するための正当防衛と主張。
西側諸国は、全面的にロシア都合による侵略であり、プーチン氏を戦争犯罪者と断定しています。
この戦争での、仕掛けた側、仕掛けられた側、どちらにも大義名分が存在するのは、昔も現代も同様です。
この大義名分は、後付けしようと、こじつけようと、いかようにでも脚色できます。

現代の世界においては、権威主義国家 vs 民主主義国家の構図がはっきりとしてきました。
ロシアによるウクライナ侵略、北朝鮮のミサイル発射による威嚇、中国による台湾侵攻の恐れ。
権威主義国家による民主主義体制への圧迫が続く中で忘れてはならないのが、我々、西側諸国の「民主主義」の正義と割合です。
国際社会を大きく「民主主義」対「独裁」の構図で見た場合ですが、人口の合計はそれぞれ「23億人」対「55億人」となっているそうです。
今の世界の多くが明らかに「独裁国家」側に住んでいるということになります。
西側諸国の「民主主義」人口割合がなんと「29%」しかない現実。
戦争を始めるのは簡単ですが、終戦の着地点や妥協点を見出すのはとても困難なことであり、そこでの犠牲は民間人となります。
すべからく、強者の思惑とパワーバランスによってもたらされいて、そこに、正義や道理のつけ入る隙はありません。 
【正義が力!】 【力が正義か!】
心情的には正義が力と言いたいところですが、【力が正義か!】であることは歴史が物語っています。
”勝てば官軍””負ければ賊軍”とても受け入れ難くても、それが現実です。
しかしながら、何十年という宇宙の時間軸で捉えるてみると、さらに原理原則である因果応報で捉えてみても、人として何が正しいのか!の善悪の帳尻は合うと信じています。
どの世界にも”光と闇””表と裏”があるように表面的ではない問題を根本から考える必要があると感じました。
今回の『G7広島サミット』も表面的な演出で終わらない事を切に願います。 

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