ゴーイング・コンサーン

ロシア、ウクライナ情勢の長期化や円安、物価高騰などで様々な業種で値上げが行われています。
2022年中盤から値上げラッシュが始めり、本年の6月度も食品で約3500品目の値上げがあり、コロナ後で何回目の値上げかわからい状況となっております。
石油・エネルギー業界も同様であり、激変緩和策の政府補助金が9月末で終了となる予定です。(今週の時事ニュース及び下記参考資料を参照ください)
今週は、値上げからの生き残り対策「ゴーイング・コンサーン」を考えてみたいと思います。

それにしても、今回の電気料金の値上げ率は衝撃的でした。
日本の大手電力会社の7社は、6月の使用料から大幅な値上げを申請し、経済産業省は認可したとのことです。
大幅ってどれくらい・・・?
・ 北海道電力 平均23.22%
・ 東北電力 平均25.47%
・ 東京電力 平均15.9%
・ 北陸電力 平均39.7%
・ 中国電力 平均26.11%
・ 四国電力 平均28.74%
・ 沖縄電力 平均33.3% 

北陸電力では、何と39.7%の値上げで、これでは一般庶民はたまりませんね!
値上げ理由としては、火力発電所の燃料であるLNGの価格が高騰していることが原因との事。
一方で中部、関西、九州は値上げしないのか?
なぜ、地域格差があるの?と思いますが、原子力発電所が稼働しているからだそうです。
電気料金が上がると様々な所に波及し、電気料金が上がったからと便乗値上げもあるので、我々の自己防衛としては、節電ですね!

ピンチはチャンスです。
我らがファシリティ事業部では、エアコン更新工事、修理から、エアコンフィルター清掃やエアコンクリーニングを行っています。
電気メーカーが発表しておりますが、節電効果は下記の通りです。
・エアコンフィルター洗浄で20%削減。 
・エアコンクリーニングで19%削減。
なんと!大幅に電気料金が削減可能となります。
これだけ電気代が高騰となると、世間では節約モードとなりますので、今年の夏も熱くなりそうです!!

話は変わりますが、コンビニの棚を見てふと思ったことがあります。
大手コンビニは、安価と高価格のすみわけをきちんとしていると・・・。
安価で集客はするけど、高付加価値で売れるものはしっかりと格差をつけて収益を上げる。
「勝者はしっかりと顧客ニーズを見つけて商売をするのである!」とでも言っているような気がしてなりません。
このように、値上げ=悪と考えてしまうと、なかなか値上げに対して踏み切れないのも致し方有りません。
しかし、アメリカに目を向けてみますと、この2年間で米政府はどんどんと利上げを実行して、物価高騰を抑えようとしています。
このような社会情勢の中で値上げをしないとむしろ「あの企業は経営センスが無い」とまで言われてしまいます。
なぜ、経営センスが無いと言われるのか?
それは、経営センスは企業が持つ本質的な目的を達成するために必要なものだそうです。
経営学や会計学では、企業活動の大前提として「ゴーイング・コンサーン」という言葉が使われます。
「ゴーイング・コンサーン」とは?・・・会社が将来にわたって事業継続していくとの前提のことです。
日本語では、「継続企業の前提」と訳されます。
企業が、未来永劫、「永久」に事業を継続していくことを前提とする考え方です。

私の社長としての最大の使命は、「会社を潰さない」ことであり、シューワの究極の目標は100年永続企業です。
私が私腹を肥やすための値上げではなく、企業が存続するための値上げであることをしっかりと理解をして、自信を持って値上げについて検討していかなければなりません。
つまり、値上げは企業が存続するための大前提であるということを理解をしなければならないと思います。
その為にも、値段を上げるだけでは無く、常に時代に応じたお客様のニーズに答え続けていかなければなりません。

顧客ニーズに答えるために、顧客の消費行動やトレンドなどを把握しておくのはもちろんのこと、ニーズのある顧客に商品がきとんと認知されているのか?
・商品やサービスが喜ばれているのか?
・価格やニーズは市場と合っているのか?
・時代の流れに応じて、施策・対策は打てているのか?

当社はアドベンチャー企業であり、売上・利益で一番星を狙う必要はありません。
ランチャスター弱者の戦略、ニッチ戦略で「お客様の信頼一番」を目指すのです。
その結果、いつまでもお客様の支持を得ることが出来るのであれば、「ゴーイング・コンサーン」が必ず実現します!!
ベンチャーの100社に1社しか10年経営出来ない時代において「ゴーイング・コンサーン」は、ある意味では奇跡と言っても過言ではありません。
その為にも、アドベンチャー企業として継続させるには、変わり続ける”算盤”と変わらない真理を持ち続ける”論語”、この”論語と算盤”が必要になってくると深く感じました。
    
参考資料
■6月から「激変緩和策の補助金」の計算式が変わります

それはさておき、急遽ですが次のように。あとは首相の了解だけ。
1:これまでの計算式の解答 ×9割 =つまり1割カット
2:2週間毎に追加1割カットで→2・3割カットで⇒9月末には0円
元売りには早々に説明連絡の予定

この件 未だ情報が交錯しており、無用な混乱を避けるために、投稿制限掛けます。 <管理人>による
  投降後の削除が有りますので、あらかじめご了承ください。
●特に一回目となる次週通知は、その計算式後に(補助金額は確定)
 →ENEOS通知には、サウジ調整金が別途+0.2円含まれての合算通知になりますので、慎重に計算や投稿を読んでください。
 次週は単純に補助金減額だけで+1円少々アップ。
★どちらにしても 補助金が二週毎に▲1割づつ減って(×10回=20週)、出口として9月末には無くなる/0円になる予定です。 →子育て予算に廻るのか

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