
クラフト体験

おはようございます。今日は入札事業部の受注先で、ちょっと変わった先の紹介をさせて頂きたいと思います。
当社の強みは灯油を中心とした石油製品で、しかも大型ローリーを使った配送が、燃料商社とのパイプも強いので、かなり安い仕入で実現できます。
入札事業部としては、そのネットワークという強みを利用した灯油・重油などの入札を受注して利益をあげることが最終目標です。
その中で、国立青少年教育振興機構の重油・灯油の入札があり、かなりの施設で受注できています。青少年自然の家とか青少年交流の家という、いわゆるキャンプ場のようなところで、とにかく自然に触れ合えるという施設のようです。
では、一体どういったことが出来る施設なのかというと、ウォークラリー、高原ツリーウォーク・森の調べ隊(樹木を利用したウォーキング)、ディスクゴルフ、
川遊び、野外炊事、星座観察、ナイトハイク、キャンプファイヤ、竹細工、森のクラフト、木のコースター作り、クライム・ウォーク、バームクーヘン作り、ピザ作りなどなど、
手作り感満載の行事が出来るようで、国営の施設でありながら、山の中の自然環境が残っているところに点在しています。
当社が受注したところは、淡路島・静岡、富山、宮城、岩手、島根、山口若狭湾、宮城、新潟の家で、いづれも冷暖房用ボイラーやお風呂などに利用する重油・灯油の入札で、燃料商社の下請けの大型ローリーで一気に大量の重油・灯油を運ぶものです。
契約構成では、毎月市況に合わせて、受注単価が変化するもので、当社にとって大きなリスクも無く、このまま一年間終われば利益も上がる予定でしたが、
一つの問題が浮上してきました。それは、最近の趨勢で、全国で大型ローリーの運転手不足が顕著となっており、重油や灯油を大型で運んでという施設は
まだまだ多いのですが、大型ローリーがそのすべてを運べるだけの運転手を確保できずに、仕事を選ばざるを得ない状況となっているんです。
特に地方では顕著で、青少年の家などのキャンプ場は今の時期雪深くもあり、行きたくない施設のいのいちばんとなってしまいました。
当社の地下タンクでも、北京都や岩手などでは大型ローリー運転手と現場でもめることも多く、中には現場の立ち合いに時間がかかって、
もう二度と配送しないと言われたり、仕事を依頼している側と仕事を受ける側の力関係が完全に逆転しているところもあります。
そんな中で、青少年の家の施設では、大型ローリーは配送したくないが、契約では配送しなくてはならないので、商社ネットワークや近くの支店にお願いして揉めている三か所の内、
二か所は何とか配送にこぎつけましたが、富山県の立山青少年自然の家ではにっちもさっちもいかない状況となり、いよいよ先日堺の本社から重油を配送しました。
まだ今回の寒波が来る前で、雪は小康状態だったのですが、現場に到着したところ、ほとんどの道は雪が積もっていなくて、あっけなく無事配送は完了したのですが、
確かに大型ローリーでは苦労するかもしれないのですが、プロである彼ら大型ローリーが行けない道ではない気がしました。
ただ、仕事を選ぶようになったら、平地にある施設のほうが運び易いことは確かかなと思います。
青少年の施設の中の妙高青少年自然の家の灯油は、長野支店の小型ローリーで配送して頂いており、岡林店長からは配送は何とか行けるよと言われており、かなり助かっております。
青少年の家での施設利用料はどの施設でも一泊810円、朝昼晩の三食を食べても1670円と、やはり営利を目的とした法人ではないので、かなり安いようです。
当社の総務部の宮里さんや仕入部の藤田係長も奈良県にある施設を利用したことがあるらしくて、かなり自然豊かなところでクラフト体験などをエンジョイしたらしいです。
今回受注した施設の中に静岡の家があって、富士山のふもとにある施設で、富士山登山の前に一度泊まってみるのもいいかもしれません。
さて、今回寒波が来て、ますます配達の状況は悪くなる一方ですが、何とか乗り切って無事利益を上げれればと思います。
以上