エネルギーの守護神を目指す!

先週、実施された「シューワ×日本BCP合同訓練」へのご参加、誠にありがとうございました。
日本BCP株式会社は、総合防災・減災企業として“命をつなぐサービスを増進する”という経営理念を掲げています。
この、経営理念はただの壁に張った標語やスローガンではありません。
私たちは、本気で「人の命をつなぐ仕事」をしているという覚悟と誇りを持っています。
昨年の年始に能登半島を襲った未曽有の大地震がありました。
道路が寸断され、燃料も届かない極寒の被災地に、誰よりも早く物資を届けたのは、私たち日本BCPでした。
あのとき、現地の方々から「希望そのもの」とまで言っていただけたことは、何にも代えがたい喜びであり、使命の重みを再認識する瞬間でもありました。
「私たちはインフラ企業である前に、人の命をつなぐ存在でありたい。」その想いこそが、今も私たちの原動力です。
しかしながら、災害は過去の出来事では無く!“これから確実にやってくる未来”への現実です。
政府発表では、南海トラフ地震約32万人、首都直下地震2.3万人という想定死者数は、他人事ではなく、私たちが守るべき命の数です。
どちらも30年以内に70%~80%との確率で発生すると言われています。
だからこそ、私たちは大災害への備えが最重要なのです。
ただの訓練ではない。これは“未来へのリハーサル”です。
あらゆる想像力と責任感を持ってのトライ&エラーを調整する場であり、「自分が動く」という実訓練です。
この実訓練を通じて、皆さん一人ひとりの中に「自分が誰かの命をつなぐ」という実感が生まれたなら、日本国の未来は変わります。
日本BCPは、これからも“民間の自衛隊”として、誰よりも早く、誰よりも深く、社会に貢献してまいります。
“命は地球より重い”と言われた政治家がいましたが、我々はどんな困難にも先んじて動く組織でありたい。
その中でも、“民間の自衛隊”として備える責任を持って、守るのはライフラインではなく「命」そのものです。
引き続き”実践力”を磨きながら力を合わせてがんばりましょう!

そして、5月22日より石油業界として、政府より燃油新補助金制度がスタートしました。
石油は”経済の血液”大きな補助金への変更ですが、しっかりと理解をする必要があります。
今週は、上記の疑問へ真正面から向き合いながら、シューワグループがこの激動の業界にどう向き合っているのか、率直に考えをお伝えしたいと思います。
まずは、テレビ・新聞では「値下げ」と先行して報じられていますが、実際はガソリン・軽油に最大10円、灯油・重油は最大5円と油種ごとに補助額が異なります。
この制度は、原油価格の高騰や円安などの影響を受ける中で、消費者の負担軽減を目的として導入されました。
燃油新補助金は、前回同様に石油元売り各社に支給されて、店頭価格に反映される仕組みです。
ただし、補助額は段階的に増加する設計となっており、もうすでに初週ではガソリン・軽油で7.4円、灯油・重油で5円の補助が実施されました。
その裏では、とても複雑で分かりづらい制度設計、そして私たち消費者にあまり知られていない“見えない構造”が存在しています。
・燃料価格の変動について。
・国の巨額補助金を投じてまで、価格を抑えようとするのか?
・ガソリン代には、どんな仕組みがあるのか?
原油価格や為替の影響で上限にすぐ達する可能性もあり、新制度理解と冷静な判断が求められる局面ですので整理をしたいと思います。
まず、我々が展開しているガソリンスタンドのガソリン自体には、世界的にもとても珍しい“ダブルTAX”という構造があります。
本則のガソリン税に地方税、そして実質的に二重に課税される暫定税率があり、さらにその合計に10%の消費税がかかるという、
まさに“税に税をかける”仕組みです。
かつては、価格高騰時に税を自動的に軽減する「トリガー条項」という制度が存在しました。
「トリガー条項」→【トリガー=「引き金」を意味】は、レギュラーガソリンの全国平均小売価格が3か月連続で1リットル当たり160円を超えた場合に、
翌月からガソリン税の上乗せ分(25.1円/リットル)の課税が停止されます。
その後、3か月連続で130円を下回った場合に、課税が再開される仕組みです。
現在の状況としては、このトリガー条項は、2011年東日本大震災当時の民主党政権時に以降、復興財源確保のために凍結されており、
現在に至るまで一度も発動されていません。
しかしながら、現在でも、震災後の財源確保を理由に凍結されたままで続いており、
その代わりに、国が補助金で価格を調整する状態の“つじつま合わせ”が続いているのが現状であること。
そして、今回の新制度では、油種ごとに補助の上限額が設けられました。
凍結を解除するには法改正が必要であり、政府は慎重な姿勢を示しており、必死に守る為にこの複雑な補助金制度を続けている状態である。
22日より新制度がスタートしましたが、灯油・重油は最大5円で先週で補助が上限に達しました 。
これにより、油種ごとの価格差がより鮮明となりましたが、その反面では世界的な地政学リスク情勢によっては、
さらに上昇する可能施あり高値になる可能性は否定できません。
加えて、為替や関税のリスク影響も避けられません。
今後、ガソリンも「最大補助額」を超える価格を超える危機感が強まっています。
そんな中で、私たちシューワグループが大切にしているのは、「補助金に頼らない本当の強さ」をビジネスの土台をつくっていくという視点です。
単に安い燃料を単に届ける安売り屋だけはなく、どんな時代にも、どんな状況でも、地域の暮らしを止めない
”経済の血液”であり”エネルギーの守護神”でありたいと考えております。
私たちシューワグループは、“エネルギーの守り人”としての覚悟を胸に、日々現場で泥臭く汗をかいています。
そして、何よりも災害時にも止まらない供給網の強化、効率的なルート運用、環境にやさしいエネルギー提案、
そして有事に備えた備蓄体制の全国網を任されている使命があります。
補助金の先にある未来への挑戦であり、持続可能な社会の実現を目指していますが、その道のりは、決して平坦ではありません。
一つひとつは地味でも、こうした積み重ねこそが、本当の意味の”ありがとう=有難う”へと”命をつなぐ”未来へ支える力になると信じています。

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