インフレ時代へスイッチ
前回、SV会議にて国吉先生・ブリングアップの深い学びがありましたので、これからの会社経営と、
私たち一人ひとりの在り方について、今週は皆さんと共有し、考えていきたいと思います。
とても厳しめの話となりますが、下記の内容は誰かを責める話ではありません。
今の日本の現状であり、これからの厳しい時代に会社を生き抜くための本質の話です。
目をそらさず拝読してください。
まず、日本企業の97%は中小企業です。
そして、なんと7割の企業が赤字であり、賃上げもできず、ボーナスも出せない状況であるという現実があります。
この事実は、今に始まったことではありません。
しかしながら、これからの時代は今まで以上に加速し、各企業の能力問題ではなく、環境そのものが完全に変わった次元フェーズに入ります。
国吉先生との年初の対話で、とても印象に残った言葉があります。
「2022年のロシアによるウクライナ侵攻を境に、世界は完全にインフレ時代へスイッチした。」これは一時的な混乱ではない、ということです。
デフレ社会だった日本社会の構造が変わったということです。
エネルギー、原材料、人件費、物流、すべての値段が上がる。
そう簡単には元には戻らない。10年間は戻らない。
「そのうち落ち着く」は希望であって現実ではない。
「ここを理解できない会社から静かに消えていく」のだと。
これが今の世界の前提です。
日本には「失われた30年」と言われ、長く続いたデフレは終わり、この環境で価格転嫁できない会社は1年も持たない。
2026年は「大淘汰時代の元年」になると国吉先生は断言しています。
誰が総理になろうが、日本経済が急に良くなることはないとのこと。
だからこそ、我々シューワGも個人も「自分が変わる」以外に道はない。
結論はシンプルです。
業績は幹部で決まります。
・「人が足りない」
・「部下が弱い」
・「忙しい」
残念ながら、この言葉が出た瞬間に言い訳になります。
完全に責任の矢印は外に向き、原因他人論になった瞬間、会社組織は弱体化するのは明白です。
幹部とは、厳しい逆境をどう乗り切るかを考え、最後の最後に責任を引き受ける器の大きな人間でなければなりません。
同業他社も同様の環境で戦っている以上、他人論にした時点で“幹部”の仕事ではなく、“患部”と言わざるを得ません。
やはり幹部の役割は明確です。
社員一人あたり粗利6%アップ=生産性6%向上。
気合ではなく、革新的な“設計”が必要であり、ムダな作業・時間・動き・在庫に切り込むのが仕事です。
次に重要なのは、利益の見える化です。
特に、忙しいのに儲からない仕事を放置すると、同様に会社組織は弱体化します。支店内の収支を見られない幹部に経営は語れません。
もちろん、利益はお客様からの評価そのものであることを忘れてはなりません。
ここが一番のポイントです。これから働き方改革が進み、今までのような働き方は難しくなります。
稼働日が減るなら、1日の生産性を上げる施策を考えなければいけません。
「今日はどれくらいの生産性で効率を上げ、収穫を刈り取るのか!」を毎朝明確にする。
日々、多忙に流される一日をなくすだけで組織は変わります。
「まあいいか」という現状主義は衰退の入口であり、妥協しないことを忘れないでほしい。
昔からのシューワ語録で言っている
“当たり前のことを馬鹿にせず、できるまで永遠にやる!”
これが新ABCD理論です。
この原理原則、凡事徹底をやり切る会社だけが生き残れるのだと考えてきました。
特にこれからの情報化社会では、ITやAIという道具があり、情報過多になることが多く、
幹部の小手先の言い訳がとても多いことが気になります。
幹部の義務を果たさずに権利を主張する人を重要ポストに置かない。…国吉先生の言葉にはハッとしました。
幹部ポストとは“責任と結果”に執着した人の席であり、業績を作る重要な人財の席です。
その数字から逃げず、果敢に自分の甘さをごまかさず、決めたことをやり切る幹部がいる会社だけが生き残ると感じてなりません。
これからの時代はインフレ時代に変わったことを前提として、しっかりとお客様への信頼度を高め、価格転嫁ができる会社だけが残る時代です。
これからのインフレ時代には、安さ頼みはすべての体力を失う時代になるという意識にしっかりチェンジしましょう。
前回の社長ブログでも、事業の“目的と意義”をしっかり持ちながら、お客様への付加価値を持ったサービス価格は受け入れられると伝えました。
私たちは売上のためではなく、社会に必要とされる仕事を誇りを持って行うため、社会貢献としてサービスを提供している。
事業の“目的と意義”が揃えば、組織は強い。
インフレ時代は、しっかりとした戦略戦術の中で、自分たちの仕事の価格価値に責任を持つことが重要だと学びました。
そして、本物が残る時代。
環境が厳しいのではなく、甘い経営が通用しなくなっただけ。
今日一日、自分の仕事が社会の誰の役に立っているのかをもう一度考えてみてください。
なぜシューワグループでこの仕事をしているのかを、もう一度胸に刻んでください。
厳しい時代だからこそ、私たちの本気度が試されています。
このインフレの荒波を、嘆きではなくシューワグループの成長の追い風に変えていきましょう。
全従業員の物心両面の幸福の実現のために、しっかりと同じ方向を向き、価値ある仕事を積み重ねていきましょう。
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