ひとつなぎの挑戦

先週の週報では、前回の店長会議にて新就業規則について書かれている支店長も多くのコメントをもらいました。
経営方針発表会にて完成披露をしますが、古きよき日本の村全体の稲作農業風景のイメージで作成をしました。
稲盛塾長の教えを元に、大家族経営とは京セラやKDDIのような大企業まで押し上げられた学びを日比野先生からの指導で作成をしました。
その中で、社長としての前文を作成しているときに、改めて感じたことがありましたので、このイメージを今週の気づきとして、皆さんと共有をしたいと思います。
私はこの“ワンピース”の“海賊と豪族“という言葉に、シューワGの歩みや理念が重なると強く感じています。
—–1988年、まだ幼さの残る18歳だった私と友人からのホントの小さな灯火からのたった2台の灯油トラックからスタートでした。
創業当時は、まだ右も左もわからずに、ただお客様から「ありがとう」と声をかけていただく中で、必死に寒い冬の夜に汗を流していました。
灯油と云うたった5ヶ月の季節商売をど真剣に駆け巡りながら、その積み重ねこそが出発の原点でした。
初めから豊富な仕事もある訳では無くて、まさに!金なし、コネなし、実力なしのナイナイ尽くしのスタートでした。
もちろん、人財も初めは豊富な人もいなく、どちらかといえばヤンチャ系の方が大半を占めていて挨拶もできず、営業もできず、資格も技術もない状態でした。
それでも、お客さまからの感謝の「ありがとう」の多くの言葉に背中を押されて、会社として、人間としても成長してこれました。
その感謝の「ありがとう」の言葉の積み重ねが、今のシューワグループのニッチ事業をいくつも作り上げる源泉となり、今後は、さらに“ありがとうの言葉を世界一集める”の経営理念へ成長できました。
この「ありがとう」の先に、近江商人が商売人の心得と言われた3方よしから、情報化社会に向けて、5方よし≪従業員よし、お客様よし、地域社会よし、取引先よし、会社よし≫を制定しました。
その先に、従業員一人ひとりの“物心両面の幸福の実現“があるのが根底にあります。 —–
これこそが!経営の意義です。
右も左もわからぬ中、お客様の「ありがとう」の一言に励まされ、ひたすら走り続けてきました。そこから37年の月日が経ちました。
今では灯油だけでなく、ファシリティ事業、ウォーター事業、新エネルギー、BCPでの防災・減災など、13事業まで次々と事業の幅を広げてこれました。
一見するとバラバラに見えるこの挑戦は、まさにシューワGという“ひとつなぎの挑戦”の一部です。
シューワ版「ワンピース」“ひとつなぎ“の挑戦!!
皆さんは漫画『ONE PIECE』はもちろん!ご存じだと思います。
海賊王ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝」を巡り、仲間とともに冒険する物語です。
題名には、「バラバラなピースがつながってひとつになる」という深い意味が込められているそうです。
この“ひとつなぎ“とは、途切れない、連続した、という意味と一人の挑戦ではなく、仲間・組織・社会との繋がりながら取り組む挑戦であり、目標に向かって全員で力を合わせるイメージです。
過去の経験から今の挑戦へ 、そして 未来の挑戦 へと続いていく流れでひとりではなく、多くの人と夢を共有しながら挑戦していくのがとても似ていると感じています。
大人気シリーズ・『ONE PIECE』の物語では、主人公ルフィが仲間を集めて航海します。
剣士ゾロ、航海士ナミ、料理人サンジ、医者チョッパーなどなど。
個性も出身もバラバラですが、信じ合う仲間として心を「ひとつ」にして戦います。
各地の一筋縄にはいかない強力な相手と戦いながらも、仲間と協力しながら1歩ずつ前に進んでいく物語です。
シューワGも同様だと感じています。私たちの“最大の強み“としては“人財”です。
年齢も経験も考え方も違う一人ひとりが、理念と志でつながり、力を合わせることで、大手がやらない!やれないニッチ事業の幅を少しずつ広げながら、成果を生み出してきました。
シューワにとっての“ワンピース”とは、まさにこの「ひとつなぎの人財」なのです。
さらに、私たちの挑戦には一貫した“理念と大義“があります。
それは「世のため人のため」「五方よし」の精神です。《従業員よし、お客様よし、地域社会よし、取引先様よし、会社よし。》この五つの“ありがとう“の言葉を集める。
この同時に満たすことが、私たちが歩む航路地図です。
どんなに事業が多角化しても、個々のサービスがバラバラに見えても、この五方よしの精神とありがとうの言葉があるからこそ一本の道に繋がる。
これこそが!シューワの“ひとつなぎ挑戦”の源泉であり、ワンピース的な生き方だと私は考えています。
今後の日本社会では、超少子高齢化が進み、人口の3分の1が65歳以上という社会を迎えます。さらには80%の確率で南海トラフ巨大地震のリスクも迫っている。
地球温暖化の加速度的な流れから、地震の恐怖だけではない集中豪雨、突風の被害、山火事など、さまざまな不安が広がる中で、シューワGが果たすべき役割は明確です。
それは「分断をつなぎ合わせる存在」となること。
防災・減災の仕組みをつなぐ!、人と人との絆をつなぐ!そして地域と未来をつなぐ!!
私たちはBCP事業を通して、この「命をつなぐ」を形にしていきます。
このシューワ版「ワンピース」“ひとつなぎ“の挑戦では、冒険の果てに何が待つのかは、まだ明かされていませんが、明るい未来が見えております。
しかし、ひとつだけ確かなことがあります。
それは「仲間と共に“ありがとうの言葉を信じて、歩んだ道のりこそが大きな宝物である」ということです。
もちろん失敗もあれば困難もありますが、そこには“経験値“が残ります。
今後も仲間と共に挑み続ける限り、その道のり全てが“財産“となり、宝になるのです。
私は、シューワGを「アド・ベンチャー企業」として、人財をひとつなぎにし、挑戦をひとつなぎにし、未来をひとつなぎにする。
その航路の先には、きっと誰も見たことがなくて、とてつもなく綺麗な景色が広がっているはずです。
さあ皆さん、共に“利他の帆“を上げて“他力の風を受けましょう!!
私たちの“ひとつなぎの挑戦”から大秘宝を手に入れるために明るく楽しく頑張りましょう!

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