
お墓参り

おはようございます。皆さん、日々の業務、ご苦労様です。
本日の私からの一言は、私事で恐縮となりますが、《お盆休みはやはりお墓参りですね》というお話となります。
先週の全体朝礼で矢野社長から、1945年8月6日に広島、8月9日に長崎に原爆が投下されて、今年で77年になり、「平和に感謝、お盆は、是非、ご先祖さまのお墓参りに行って下さい」とのコメントがございました。
ですので、私は矢野社長のご意向に従い、即実行、家族4人で近鉄奈良の猿沢池近くの両親が眠る十輪院にお墓参りをした次第です。
コロナ以前は、二カ月に1度、必ず、お参りに行っていたんですが、コロナなってからは、全く行っていませんでした。
今回は、約3年ぶりで、家族4人そろっては、なんと10年ぶりとなりました。
誠にお恥ずかしい限りです。
両親のお墓参りを家族全員で無事に行いましたが、両親もあの世できっと、喜んでくれたと思います。
そういう意味で、矢野社長からのアドバイス、大変、有難うございました。
あと、両親のお墓参りをする時に、私は必ず立ち寄る場所がございます。
口頭にて、これからご紹介しますので、皆さんも是非、観光で奈良に行く際に一度、ご覧になられたら、良いかと思います。
では、私が必ず立ち寄る場所ですが、猿沢の池の南西に大きな灯篭を両側に置いて率川(いさがわ)に架る小さな橋があります。
「嶋嘉橋(しまかばし)」と言って、 興福寺南円堂からまっすぐ南へ、橋幅は3mくらいの大変、小さな橋です。
調べますと、明和七年(1770年)五月に江戸時代の中頃、嶋屋嘉兵衛というお方が伊勢街道(上街道)の出発点として架けたとされています。
当時は伊勢へのお蔭参りが盛んで、一日に何万人もの人がこの橋を渡り、賑わったそうです。今でも観光客が多いスポットとなります。
私は、いつもこの小さな橋のさい銭箱にお金をいれてお祈りしています。
お祈りは、何処に向けて行うかといえば、橋の下の中之島の石仏(舟形地蔵)に向かって行います。
これは、別名、「率川(いさがわ)地蔵尊」と呼ばれており、率川(いさがわ)改修の時に設置されたようです。
「小舟に乗ったお地蔵さん」と、SNSで話題になっていまして、よく観察しますと、赤色のよだれかけを着けた約60体の石仏が、川の中州に設けられた小舟状の台座に所狭しと並び、不思議な雰囲気を醸し出しています。
更によく観察しますと、「率川(いさがわ)地蔵尊」は、頭や顔が欠けた石仏もあるのがわかります。
かなりの小型で子供地蔵のようで、知人から聞いたお話では、水害で多くの子供達が亡くなり、供養塔として、立てたという事です。
以上、とりとめもないお話をしましたが、お盆休みに私と同じように、皆さんの中にもお墓参りに行かれたという方が何人かおられると思います。
お墓参りに行かれて、思った事は人それぞれとなりますが、私はやはり、《今、生きている、また、生かされている事》が大変、有難く思っています。
世の中には、生きたくとも残念ながらお亡くなりになる方が沢山、おられますので、お盆休み明けに、皆さんとまた、元気にお会いできた事にも、再度、感謝する機会を得ました。
ですので、結論としましては、《日々、生きている、生かされている事》に感謝という事で来年もまた、《お盆休みはやはりお墓参りですね》となると思います。
私からのお話は、以上となります。ご清聴ありがとうございました。