【今年の一語(水)】

おはようございます。毎回、申し上げますが、皆さん、日々の業務、ご苦労様です。
さて、本日、お話するテーマ及び内容は、人事部さんと社長にご提出した年間清算シートに記載した【今年の一語(水)】となります。


先日、全体朝礼にて矢野社長自ら仰っていた今年の四文字熟語の≪凡事徹底(ぼんじてってい)≫と今年の一語≪心≫という事で、私も本日、所信表明を致します。
私の今年の四文字熟語は、【明鏡止水(めいきょうしすい)】となり、今年の一語は、そこからとった≪水≫となります。


まず、明鏡止水の意味ですが、「よこしまな心がなく、明るく澄み切った心境」となります。
次に、本日のメインテーマとなる今年の一語≪水≫の内容をこれからご解説したいと思います。
水は大地に恵みを与え、ありとあらゆる生命を育みます。
人々の喉を潤し、作物を育てるなど、さまざまな利益を私たちに与えてくれます。
私たちは飲み水の貴重さは実感できても、食べ物をつくるのに水が必要であることをつい忘れそうになります。


ですが世界の淡水資源の7割は農業に使われていて、身近な例で申しますと、普段何気なく口にするコーヒーには1杯につき132リットルの水が必要だそうです。
コーヒー豆の栽培に水が欠かせないからです。
さらにハンバーガー1個には2400リットルの水が必要なようです。牛を育てる飼料の栽培に水が不可欠だからです。


私たちは密やかな水の利によって毎日生かされています。
このように水は、動植物はもとより、人間社会の生活一般において貴重なものとなっています。
大昔から、水にたとえた人間としての生き方について、中国の思想家の老子が、「最高の善は水のようなものでなければならない。水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる」と、述べています。


つまり、人間として生きる上で、≪水のように生きるのが、最高なんだ!≫という事になります。
では、一体、水のように生きるという事は、どういう事なんでしょうか?


それは、簡単に言えば、
・大河のようなゆったりとした気持ちとなること
・皆さんに恵みを与えながらも、決して誇らないこと
・岩をサッとよける水のように、誰とも争わないこと
・下へ下へと身をおき、謙虚に生きること
・イザとなったら岩をも動かす力を持つこと
という感じになるかと思います。


更に、申しますと、水は、置かれた環境の変化によって、自らも変化します。
その中で、現状のようなコロナ化の厳しい環境でも、水のように柔軟に生きる事ができれば、怖いものなどないのではないでしょうか?


怖いものなしで、水のように、流れに身をまかせて生きることができれば、あとは、未来を急がず、過去を悔やまず、「今ここ」を精一杯に生きるだけとなります。
「今ここ、この瞬間」を生きることに集中しさえ冴えすれば、それでよいのです。
日常生活でこれを活かすとすると、目の前の仕事を淡々とこなすとか、目の前の人の話をしっかり聞くとか、目の前で起こる課題が自分と会社の成長の糧と思うとか、水のように対処すれば、すべての事象が解決可能な事になり、楽観的な発想となって、なんでもこなせるようになると思います。


以上、たらたらとお話をしましたが、結論を最後に申しますと、今年は、会社・グループ企業の経営において、私は水のように、皆さんから必要な人間として行動し、皆さんの貴重な存在になりたいとなります。


本日、お伝えした内容が皆さんは大変、つまらないと思われたかもしれませんが、本年も私は、ド真剣です。


本年も執行役員として、また、経営チームのリーダーとして、はたまた経理・財務部門のトップとして、水のような貴重な存在となり、シューワグループにおける経営目的である
≪従業員の物心両面の幸福の実現≫のために、数々の施策を立案し、本年も尽力していきたいと思っています。


皆さんにおかれましては、私の今年の所信表明、何卒、ご理解の程、宜しくお願い致します。
ご清聴ありがとうございました。

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