
『見えるまで考え抜く』

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は『見える状態』・・・・。皆さんと共にど真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ P.315参照》
—–私たちが仕事をしていく上では、その結果が見えてくるというような心理状態にまで達していなければなりません。
最初は夢や願望であったものが、真剣にこうして、ああしてと何度も何度も頭の中でシミュレーションを繰り返していると、ついには夢と現実との境がなくなり、
まだやってもいないことまでもが、あたかもやれたかのように感じられ、次第にやれるという自信が生まれてきます。これが「見える」という状態です。
こうした「見える」状態になるまで深く考え抜いていかなければ、前例のない仕事や、創造的な仕事、いくつもの壁が立ちはだかっているような困難な仕事をやり遂げることはできません。—–
先週は、旧盛和塾・実践経営者道場・大和の勉強会にて、ソウルメイトの諸先輩方々が厳選した稲盛塾長DVDを拝聴させて頂きました。
事業の状態を「見える」まで、目標達成の具体例を出していく為には、「プロセス倫理的」な考え方が必要との事。
思いは実現するが、思いだけではダメであり、強烈な願望も必要です。
「プロセス倫理的」とは、まず、新しいことを成し遂げるには、「こうありたい」という夢と希望をもって、超楽観的に目標を設定することが何よりも大切。
天は私たちに無限の可能性を与えているということを信じ、「必ずできる」と自らに言い聞かせ、自らを奮い立たせる。
計画の段階では、「何としてもやり遂げなければならない」という強い意志をもって悲観的に構想を見つめなおしいく事が重要だそうです。
そして、起こりうるすべての問題を想定して、対応策を慎重に考え尽くさなければなりません。
そうして実行段階においては、「必ずできる」という自信をもって、楽観的に明るく堂々と実行していくとの事です。
稲盛塾長は、「見えるまでシミュレーションを繰り返すことで、完成品や到達した理想的な状態が見える。
それも白黒でなくカラーで見えるまで寝ても覚めて考え抜く」と仰います。
今年も約10日あまりで終了です。
冬季事業はとても重要ですが、現状「原油高」「円安」「暖冬」で三重苦となり苦戦を強いられています。
しかしながら、この様な状況でも売上げや予算達成が、常にど真剣に見えるまでシミュレーションを繰り返すことが重要です。
塾長が仰る通りで、もっとカラーに写るぐらいに綿密なイメージをする必要があったと反省しています。
日々の経営や営業においてこのイメージを実施することで確実に一つ一つ実現していけるものではないかと思っています。
もう一度、今期の業績を必死で追いかけつつも、「考えをつくす」事で強い組織となって、5年後10年後に向けた会社の存在意義を明確に出来ると思います。
そして、全従業員の一人ひとりが、このような気持ちで仕事に取組めば、まさに”物心両面の幸福が実現”に近づけるのだと感じました。
「見える」まで「考える」まで到達出来れば、良きアイデアが浮かんで、明確にファーストインプレッションのイメージが出来あがります。
これからも新しく挑戦する事ががたくさんあります。
皆さんも「見えるまで考え抜く」。この言葉を常に胸に刻んで日々の業務に邁進しましょう!!