
「開拓者であれ」

本日も会議にて稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びたいと思います。
先日の盛和塾・世界大会でも稲盛塾長から「京セラフィロソフィ」は最強ツールとのお言葉を頂戴しました。
皆さんと共に全社員が幸福になる為に、ド真剣に向き合いながら実践したいと思います。
とても、シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『開拓者であれ』・・・・。皆さんと共にド真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ P.265参照》「開拓者であれ」——-
京セラの歴史は人のやらないこと、人の通らない道を自ら進んで切りひらいてきた歴史です。
誰も手がけたことのない新しい分野を開拓していくのは容易ではなく、海図や羅針盤もない状況で大海原を航海するようなものです。
頼りになるのは自分たちだけです。
開拓するということはたいへんな苦労が伴いますが、反面これをやり遂げたときの喜びは何ものにも代えがたいものがあります。
このような未踏の分野の開拓によってすばらしい事業展開ができるのです。
どんなに会社が大きくなっても、私たちは未来に夢を描き、強烈な思いを抱く開拓者としての生き方をとり続けなければなりません。
今から思えば、シューワグループ創業時の自分自身が18歳の時、人・モノ・お金、さらに営業力も無く、ただ、やる気と根性だけでスタートして31年目になりました。
その様に考えますと稲盛塾長の仰る「開拓者であれ」の一言に尽きると思います。
まさに、海図や羅針盤もない状況で大海原を航海する大変に厳しい戦いの日々でした。
シューワの会長に“人のやらないこと”をやれ!とよく言われ、ひたすらそのことを心掛けてきました。
「開拓者」とは、未知の領域に果敢に挑戦して未開地の分野に挑戦できる勇者の証。
一度きりの人生。やり直す事も、元に戻る事も出来ません。時間を取り戻すことは不可能です!!
普通に考えますと、現代において維持するだけでも大変な今の時代に未踏の分野に挑戦していくって無謀とも言えます。
しかしながら、これだけ厳しい時代だからこそ、現状維持は退歩しているのと考えるべきだと。
凡人は「そうは言っても!?」と常識を先に考えて考え込んでしまいます!
毎年の新入社員の面接でもお聞きしている内容ですが、将来像として”地位”と”名誉”と”お金”と”休日”のなかでどれが一番欲しいですかと質問しています。
本当の自分が何を欲しいているのか?また、どんな人生を歩みたいと思うのか?
今の自分の延長線上に未来が描けるのならそれで良いと思いますが、描き切れていない方が大半です。
今の延長線上に自分が望む姿が見えないのなら、まずはザクっと新しい事を始めて行かなければ次は開けないと思います。
もう一点、若手社員に話をしていることを紹介します。
”大企業とベンチャー企業の違い”の【例】として”補助輪付き自転車とマウンテンバイク”の話をしています。
それは、大企業は会社規模が大きいので人にも恵まれています。
その点では優遇されていて、とても丁寧に仕事を教えてもらうのだが、いつまでも補助的な仕事が多い。
しかし、その反面中小ベンチャー企業は、人員も限られた人材の中でやりくりしているので、教育もままならない状態での仕事が多く、その点ではチャンスが大きい。
両者を比べリスクの面を考えると大企業の仕事の方が大けがをしにくいので、始めは良いかもしれませんが、
自己の成長を考えるとベンチャー企業の方がスキルアップが図れ経験値は高くなる。
自転車の練習で考えてほしい。幼稚園時の自転車練習も同じように乗れた瞬間は嬉しいですが、その後の安全を気にするあまり、小学校高学年まで補助輪付き自転車では恥ずかしい。
それであれば、多少の危険があってもスピードの出るマウンテンバイクの方がスリルがあって楽しいと思います。
自分自身が歳をとってから「こんな筈じゃなかったのに!?」とならないように、日々仕事では果敢にチャレンジをして欲しいと話をしています。
下記のような質問をアメリカの老人に聞いてみたそうです。
「人生で最も後悔していることは?」というアンケートを行った結果、7割の人が「チャレンジしなかったこと」との回答だそうです。
人生を振り返って最期のセリフに“チャレンジ出来なかった”とは言いたくないですね。
人生では失敗の方が多いかもしれません。
しかし、失敗をした事で何が悪かったのか反省と改善が出来ます。
ゼロ・イチの世界で仕事を創造。
小さなことから始めて、新しいことや誰もやったことのないことに楽しんで挑戦するような、そんなシューワグループにしていきたいと節に願います。
どんなに会社が大きくなっても、私達には明るい未来を信じて、夢を描きながら強烈なハングリー精神を抱く”開拓者”としての思想がなければ企業として生き残りは難しいと思います。