「稲盛塾長ご逝去」

尊敬する稲盛和夫塾長が8月24日にご逝去されました。90歳でした。
ニュースを聞いた時は、心にポッカリ穴が空いたような強い衝撃を受けました。
経営の師、そして人生の師の稲盛塾長には、心からご冥福をお祈りいたします。
長きに渡り稲盛塾長からは、経営の原点12か条、京セラフィロソフィ(哲学)などたくさんの教えをご教授をくださりました。
誠に感謝申し上げます。
京都の若手経営者25名の方々が「いかに経営をすべきか教えてほしい」と依頼されたことで始まった盛和塾が今では世界各国で15000名組織にまで拡大。
素晴らしい教えの数々でしたが、稲盛塾長らしい印象的なお言葉がありましたのでご紹介したいと思います。

—–『致知出版社』より参照
「人生で一番大事なものは何か」
稲盛さんが最後に語られた言葉は未だに忘れられません。
取材の締め括りに、「今日まで86年間歩んでこられて、人生で一番大事なものは何だと感じられていますか?」と質問をしたところ、
稲盛さんは間を置かず即座に、なおかつ熱を込めて、要旨次のように答えられました。
「やっぱり人生で一番大事なものというのは、1つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。
それともう1つは、人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、
やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、
それを心の中に描いて生きていくことです」私たちもこの2つの条件を満たすべく、自己研鑽に努めていきたいものです。———

塾長の仰る通りで会社を私物化してはいけません。
会社組織を”利他の心”をもって『皆を幸せにしてあげたい』ということを強く意識して、それを心の中に描いて生きていくことが重要です。
社長である私も含めて、リーダーとなる者には”才覚とか能力”とか色んなものが必要ですが、
一番大事なのは思いやりの心を持った人でなければいけないという事です。
私自身も恥ずかしながらまだまだ未熟で実践できておりませんが、少しづつでも自分の身につけて行動できる様に取り組んでおります。
やはり、京セラ経営理念である『全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること』が原点ですね。
塾長の仰る「経営者が社員の幸福を考えずに利益だけを追求しても、社員が心から協力してくれるはずはない。」
「しかし、経営者が社員のことを何より大切に思い、全社員がやりがいと誇りを持って生き生きと働けるようにすれば、結果として実績もあがり、株主にもより多く報いることができるはずである。」
その様に考えますと経営の原点として、人間として何が正しいかを拠り所に判断したのが理解できます。 

塾長は常に自らに厳しいストイックな姿勢を持ちながら、思いやりに満ちた包容力があり、生き仏の様な方です。
塾長と盛和塾(大和)とのご縁を頂きましてまだ5年という短い期間ですが、無知で傲慢、無力で利己的だった私も学びを通じて”考え方”が変わりました。
塾長のご指導の陰様で何とか会社経営を行う事が出来てきました。
心より感謝申し上げます。

稲盛和夫氏という偉大な経営者と同じ時代に実に多くの学びを頂戴し、気付かせて頂けた事に感謝申し上げます。
稲盛塾長へのご恩返しは、会社を立派にして従業員さんを幸せにし、人類、社会の進歩発展に貢献できる会社となる事だと思っています。
その為にも、シューワグループ『全従業員の物心両面の幸福の実現』を実践できる様に精一杯に努力を重ねていきます。
長い間、本当にお疲れ様でした。
どうか安らかにお眠りくださいませ。

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