「日々採算をつくる」

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に真摯に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の稲盛塾長の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は『日々採算をつくる』・・・・。皆さんと共にド真剣に学んで行きましょう!
《出典 京セラフィロソフィ P.489参照》

——-経営というものは、月末に出てくる採算表を見て行うのではありません。
細かい数字の集積であり、毎日の売上や経費の積み上げで月次の採算表がつくられるのですから、日々採算をつくっているのだという意識をもって経営にあたらなければなりません。
毎日の数字を見ないで経営を行うのは、計器を見ないで飛行機を操縦することと同じです。
これでは飛行機はどこへ飛んでいき、どこに着陸するのか、わからなくなってしまいます。
同様に経営から目を離したら、目標には決して到達できません。
採算表は一人一人の毎日の生きざまが累積した結果であるということを忘れてはなりません。——-

今回のお題の「日々採算をつくる」について、”意識をもって経営にあたらなければならない”とはわかっていましたが、
稲盛塾長が仰る”毎日の数字を見ないで経営を行うのは、計器を見ないで飛行機を操縦する”は、とても分かりやすい例えだと勉強になりました。
そして、先月末に旧盛和塾大阪から現在・実践経営者道場・大和の勉強会にて、諸先輩方が厳選した稲盛塾長DVD《なぜ企業は高収益企業に変えなければならないのか?》を拝聴させて頂きました。
そこでは高収益企業になる為に必要な事が2つあるとの事でした。

1)企業が永続する為、進化していく為の経営基盤の強化。
2)全従業員の物心両面の幸せの為。

とても、シンプルな2つの事項ですが、今は全社挙げて京セラ・フィロソフィ・経営の12か条・社是などの学びを受けていますで、自然と腹にストンと落ちました。
その中で、企業の高収益をたたき出すバロメーターが飛行機の計器の様なもので、経常利益率10%を目指す事が重要だと。
その当時(昭和50年代のイメージ)では、大企業でも経常利益率が3%~4%が主流だった時代だったそうです。
当時銀行のお偉いさんとお話をしている時に「銀行金利が6%~8%時代で休みの日でも金利で稼いでくれる。」
「大蔵省の認可で商売をさせて貰っているけど、銀行商売は本当に良い商売だと」と仰ったそうです。
その時稲盛塾長は、「自分たちは中小企業では、朝から晩まで本当に爪に火を点す思いで仕事に励んでいる。」「銀行より低い金利(利益率)の仕事をしてはダメだ!」と考えたそうです。
京セラ自体でも、初めは経常利益率10%ぐらいでしたが、最高は40%まで到達して常に独創的なセラミックの新商品を作っていたそうです。
いかに付加価値の高い商品を作り出せれるか。
そして、世に無いものを作り上げて、付加価値の高い商品を開発して値段は自分たちが作ると考えていきながら利益率を上げていったそうです。
その為に、何が一番必要なのか?
やはり、”考え方”が重要であり、高収益をたたき出すのだと!潜在意識に到達するぐらいまでの”強烈な思いが必要”との事。
社長や全社員が、今のこの業界の経常利益率は、”3%が妥当”と思えばそれ以上に上がることはあり得ません。

稲盛塾長が仰る例え話がありました。
「地球から月への人工衛星を思い浮かべて欲しい」「地球からの離陸時は引力もあり大変な力が必要です」「しかしながら、大気圏を超えるとあまり力が要らなくなる」イメージだと。
その様になった時にどの様に見えるのか?の質問に!
「実は、何も変わっていない!」
「変わったのは”意識だけだと!!」
今回の大和勉強会でも多くの学びを受けました。
シューワグループでも、”考え方”をしっかりと持ちながら、上記の2つ目標を実現する為に高収益企業を目指しましょう!!

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