「お客様第一主義を貫く」

今月も稲盛塾長の「京セラフィロソフィ」を皆さんと共に輪読して学びましょう。
そして、シューワグループ全従業員・物心両面の幸福実現の為に真摯に向き合いながら実践したいと思います。
シンプルかつ直球の”魂の言葉”は今回も胸に熱く刺さりました。
【今月のキーワード】は 『お客様第一主義』・・・・。皆さんと共にど真剣に学んびましょう!

《出典 京セラフィロソフィ P.392参照》
—–京セラは部品メーカーとして創業しましたが、当初から私たちは下請けの立場ではなく、自主独立の会社でした。
自主独立とは、お客様が望まれるような価値をもった製品を次々と生み出していくということです。
ですからその分野においてはお客様より進んだ技術をもつ必要があります。
進んだ技術で、納期・品質・価格・新製品開発等のすべてにわたってお客様の満足を得なければなりません。
お客様のニーズに対して、今までの概念をくつがえして、徹底的にチャレンジしてくという姿勢が要求されます。
お客様に喜んでいただくことは商いの基本であり、そうでなければ利益を上げ続けることはできません。—–

今回のフィロソフィ「お客様第一主義」はまさに商売とは!のど真ん中であり、原点でもあります。
以前、私のブログでも「CS・顧客満足度」と「ES・従業員満足度」について考えてみましたが、やはり、稲盛塾長のお言葉でハッと確信しました。
企業経営をする中で、お客様のニーズ(お困りごと)をくみとって飽くなきチャレンジを続けながら、その対価としてお金を頂戴しながら成長するのが商いの原点です。
やはり、京セラが創業以来60年以上赤字決算が一度も無いのは、常にお客様への徹底的なニーズ(お困りごと)へのお応えをした企業進化の賜物だと感じました。
業種は違っても、一番重要な”考え方”には学ぶべきものが多く、その中でも大きく共通する重要な塾長の教えに安心しました。
常にお客様第一主義と聞くとお客様にへりくだるというイメージを持つ方がいるかもしれません。
しかしながら、稲盛塾長が仰る「お客様第一主義」とは、お客様に喜んでもらうために徹底的にど真剣に顧客ニーズへ努力をし続けることです。

稲盛塾長の有名な武勇伝ですが、現KDDIを作る前に半年間以上悩まれたそうです。
その時のお言葉が、「動機善なりや、私心なかりしか」であり、稲盛塾長曰く「大きな夢を描き、それを目指すとき、その動機が誰から見ても善きことなのかを徹底的に自問自答せよ」ということであり、
「私心なかりしか」とは、利己的な発想で仕事を進めていないかを常に点検せよということ。」だそうです。
当時の日本の通信事業は1985年までは国有事業だったので、電電公社(現NTT)が独占的なそして優位的な地位を利用しておりましたので、世界的にも日本の長距離通信の料金がとても高くなっていたことに疑問を感じていたそうです。
稲盛塾長は、常識で考えれば参入できるはずの無い事業を、「国民のために是非ともやるべきである」という強い信念のもとに、第二電電(現KDDI)の設立に踏み切ったそうです。
もし、失敗すれば、初期の段階だけでも莫大な損失を出す可能性がありましたが、本当に素晴らしいご決断です。

その困難なスタートにも関わらず、稲盛塾長は「通信の自由化は100年に一度のチャンス」と仰っていたとの事。
そして、現在の日本では、移動無線通信から格段に値段が下がって我々の今の時代には無くてはならない携帯電話の躍進に繋がったと思うと「お客様第一主義」で考えてくださったと感謝しかありません。
その様に冷静に考えていくと、「お客様第一主義」で商いを続けていく為には、お客様より進んだ技術で、納期、品質、価格、新製品開発等のすべてにわたって満足を得ると説かれている点では、お客様と共に成長していくというイメージと重なります。
お客様の為にも常に努力をしつつ、「動機善なりや、私心なかりしか」の考えで業績を伸ばしていくというのは、ビジネスの王道だと今回も学びました。
今回、通信障害でKDDIも一律200円の支払いを決めたそうですが、その数がなんと!3589万回線だそうです。
稲盛塾長の「動機善なりや、私心なかりしか」から始まった「お客様第一主義」の日本通信事業改革が、日本国民の約3割が持つまでのビックビジネスへ成長されたのは素晴らしいの一言です。

シューワグループ経営理念「ありがとうの言葉を世界一集める企業」がありますが、弊社はニッチビジネスを通じて”有ることが難しいことを実現””あったらいいなをカタチに”することが弊社の存在価値だと感じました。
創業以来、常にお客様のお困りごとを”カタチ”にしていけば、気が付けば11事業部25以上の事業領域となっており、そのすべてに利益が出ています。
これは、全従業員の皆さんが本当にお客様のご要望の為に精一杯努力をしてくれている賜物です!!
最近、よく聞かれることがありますが、シューワグループは色んな事業をされていますが、何屋さんですか?
その時に決めている言葉が、シューワGのビジネスは、有ることが難しいことを実現して、”あったらいいなをカタチにする総合商社”とお伝えます!!
よく笑われますが、まさに稲盛塾長「お客様に喜んでいただくことが商いの基本であり、お客様第一主義と仰っていますが、その点では弊社もその考えでは間違っていなかったと嬉しく思いました。
これからも、お客さのお困りごとを解決しながら、血気盛んに事業領域を増やしていきたいと思います。
そして、「五方良し」・・・「お客様よし」・「地域社会よし」・「取引先よし」・「社員・家族よし」・「会社よし」を貰えるように頑張りましょう!
但し、ありがとうを貰えない商売はやらないと決めております。(笑)

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