「省みる人であり、自分に矢印を向ける」

日経新聞掲載の「サッカー人として」。キングカズ・三浦知良選手のコラムを毎回楽しみにしています。
7月15日付の「省みる人でありたい」のコラム内容も、大いに共感しましたので紹介させていただきます。
省みる(かえりみる)とは・・・自分のしたことを、もう一度考えてみる。反省することです。

—–サッカー選手はプロとして契約を結んでいるのだから、「行動の責任」は自らが負うと考えてきた。
「髪を染めるのは禁止」といったルールはあえて必要だろうか。
風紀の乱れがプレーの低下を招き、金髪姿が反感を買うとしたら、それらも含めて行動の結果に対する代償は選手個人が払うべきだ。
一義的な責任は組織よりも個人の側にある。
ただしそれは契約社会での話。
普通の感覚では理解しがたい、許しがたい問題や事件に世の中で出くわしたとき、特定の「普通でない人」がしただけのことだ、では片付けられない気が僕はしてくる。
楽しそうに遊ぶ学童の群れがある。
こんなに無垢(むく)な存在がどこかで加害者に転じうるとしたら、誰に責任があるのだろう?
人間の口って、閉じたままではいられないのかもしれない。
試合に出られるうちは精神的に安定しているサッカー選手も、出られなくなるとすぐ監督や組織への不満がついて出る。
恥ずかしながら僕も例外じゃない。
生の感情を言葉として発してしまうときがある。—–

立場は違えども、「省みる人でありたい」というワードは、ど真ん中に刺さりました。
キングカズこと三浦知良選手は、言わずと知れた日本サッカー界のスーパースターであり、レジェンドです。
しかし、その称号を鼻にもかけず、現役にこだわり続けています。
集客のための客寄せパンダに成り下がるのではなく、55歳を過ぎてもいまだに現役サッカー選手としてピッチに立つ情熱は素晴らしいとしか言いようがありません。
同じ50代の現役選手の頑張りに、勇気を貰っています。

「Jリーガー&引退年齢」とネット上で調べると引退年齢25歳、26歳といった情報を多く見かけます。
そして、おそらくは、多くのプロサッカー選手が大卒後3年で現役を引退です。
この選手生命が短いプロサッカー選手の中で、三浦カズ選手が55歳でも現役Jリーガーである凄さがキングカズの由縁だと思います。
その裏付けとして三浦カズ選手は、次のように語っています。

「飛び抜けて優秀な人達が集まるプロの世界では一体どこで差がつくのか?日本代表チームを見ても察しはつく。
とした上で「必ずしもすごい俊足や肉体の持ち主じゃない人が代表の主将やチームの軸になる。人間的に成長した時に、サッカーでも成長している」と語る。
そのために必要なことを「人の痛みがわかる、あいさつ、片づけ、日常の心がけだ」とした上で、「(人より一歩)抜け出したければ、自分の人間性を高めることだ」と言い切っています。
レベルの高いプロの世界で、これだけ長い間、第一線で選手生命を維持してきた人ならではの思いがそこにあります。
キングカズとまで呼ばれるスーパープレイヤーがなんと!正直で、素直なことに驚きました。
素直に反省できることは「自分に矢印を向ける」ことが重要であり、成長の要だとも言われます。
優れた身体能力やサッカーへの情熱と努力の積み重ね、その上に素晴らしい人間性があるから三浦カズ選手は超一流でありながら長年現役でプレーが出来ているのでしょう。
Jリーグスタート時には、得点後のパフォーマンスが派手な選手としか見ていませんでしたが、最近は歳を重ねて実に男らしい年輪の男前になってきています。
一見派手見えるサッカーの世界でありながら、三浦カズ選手は人間性の面でもキングだと思えました。

そんな中、日本全国でコロナ第7波が来ており、全国で20万人以上が感染している状況です。
今まで想像すらしていなかった時代であり、今のコロナ禍を他人のせいで自分や会社が被害を受けたといくら嘆いて自分を慰めても、何ら状況は改善しません。
こんな状況や時代になったのは、他責では無くて現実の世界として受け止めるべきです。
出来事や状況の責任を自分にはコントロールできない外部環境や他人に求めると、自分で自分の運命を決めることを諦めることになります。
「自分に矢印を向ける」主体性を持って素直に生きる考え方が必要に思えます。
一方、覚悟をきめて受け入れることができれば、すっきりとした気持になれます。
「自分に矢印を向ける」自分の人生と運命を自分で引き受ける主体的な生き方が、三浦カズ選手のように出来るのでは無いでしょうか?
まさに、”継続は力なり”を実践してくれており、人生のお手本と言っても過言ではありません
やはり、確固とした情熱とプライドを持ちながら、「自分に矢印を向ける」のは一見厳しいようですが、自分で自分の人生を創るということだと感じました。
環境や他人に自分の運命を左右されずに主体的を持って生きる姿勢があれば、自分の未来は変わる、変えられるはずです。
三浦カズ選手のように「省みる人でありたい」と思います。
このような心を持ちながら反省と素直な心での日々改善を積み重ねて行きましょう!

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