
東日本大震災
復興支援
シューワグループは2011年3月11日に発生した東日本大震災と大津波で、
内閣府経由で岩手県災害対策本部から要請を受け、
3月23日から約3カ月間、岩手県各地で燃料搬送・供給などを中心に復興支援活動を行いました。



沿岸の被災市町村への
灯油・軽油・重油の燃料搬送支援


行政機関や企業への灯油・軽油・重油・
ガソリンなどの燃料搬送支援


がれき撤去などその他の復興支援

被災地の燃料ストックは被災後ほどなく底をつき、タンクローリー車の不足も相まって、避難所や復興現場への燃料供給が大変困難な状況となりました。シューワは燃料供給・搬送の分野で被災地救援と復興支援に取り組みました。
避難所への灯油搬送
震災後、たくさんの被災者が避難所(公民館・学校など)やライフラインの途絶えた自宅で長期の避難生活を送りました。東北の春は遅くまで底冷えが続き、暖房用の灯油が不可欠でしたが、避難所に搬送する手段が著しく不足していたため、当社がタンクローリーで避難所を回って給油しました。
-
広域避難所と在宅避難所
岩手県沿岸の被災地全域
-
避難所
- ◉宮古市
- ◉山田町
- ◉大槌町
- ◉釜石市
- ◉大船渡市
- ◉陸前高田市
当時、灯油を搬送できる手段は
自衛隊以外には数社しか提供できませんでした。

復旧・復興活動の重機への給油
行方不明の方々の捜索やがれき撤去に重機が用いられましたが、ここでも重機への給油が課題でした。そこで、当社がローリー車で被災地を回り、撤去などの現場で重機に給油しました。復旧・復興作業のスピードアップに役立ったと岩手県災害対策本部から感謝されました。
- ◉宮古市
- ◉山田町
- ◉大槌町
- ◉釜石市
- ◉大船渡市
- ◉陸前高田市

自衛隊拠点への灯油供給
自衛隊の活動拠点に灯油を搬送し、自衛隊のドラム缶に給油しました。これらの灯油を自衛隊が被災者のもとに運びました。
- ◉山田町
- ◉大槌町
- ◉釜石市

ローリー車貸し出し
業界最多の約400台のタンクローリー車を保有する当社の強みを生かして被災地に相当数のローリー車を送り込み、復興支援活動に使用する以外に地元燃料業者へのローリー車貸し出しも行いました。


ボランティア活動への参加
3カ月におよぶ復興支援の期間中、当社は現地に多数の従業員を常駐させました。彼らは非番の日には一般のボランティア活動に参加し、がれき撤去や散水作業などのお手伝いをさせて頂きました。
- ◉山田町
- ◉釜石市
- ◉陸前高田市
- ◉大槌町
- ◉大船渡市



被災地における燃料搬送・供給を中心とした当社の復興支援に対し、2012年1月、達増拓也・岩手県知事から感謝状が贈られました。また、被災地での業務継続や取材などを可能にしたとして、警備会社や放送局などからも感謝状を頂きました。
当社への
感謝状
- ・岩手県知事(2012年1月)
- ・相馬市長(2011年3月)
- ・綜合警備保障(2011年4月)
- ・アートコーポレーション(2011年4月)
- ・中京テレビ放送(2011年4月)
- ・コメリ(2011年5月)
被災直後は燃料の出荷制限が設けられ、10ℓの灯油配給を受けるために
被災者たちは前日からガソリンスタンド前に並ばなければならない日もありました。
そのような状況の中、当社のタンクローリー車は
国から緊急車両の指定を受けて被災地に燃料を日夜届け続け、
1日の搬送料は約8,000~10,000ℓに及びました。