2014年韓国旅客船「セウォル号」沈没事故について

先日から報道されている韓国南西部・珍島(チンド)沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故。皆さんの目にはこの事故はどのように映っていますか?25日現在、死者181名、不明者121名となっており現在も多くの人たちが船内に取り残されて救助を待っている状況である。同じ子どもを持つ親として胸が張り裂けるような気持ちでいっぱいです。

韓国旅客船「セウォル号」沈没事故について

沈没事故の原因は、「過積載」、「遅れを取り戻そうとしての焦り」、「船の増築」、「操縦士の未熟さ」、「船舶積み込みの車輛止めが甘かった」などが揚げられていますが真相はまだわかりません。しかし、これだけの死者が出たのは上記のようなことだけが原因でしょうか?

沈没の原因は?

ニュースでも取り上げられていますが、船長や乗組員らが乗客の非難を誘導せずに、いち早く脱出した件。船長も人間です、自身の命が危機にさらされている状況は理解できますが、一目散に逃げ出すとはなんたることか!彼らにはその時、船に何が起こったか、またこの先、船がどうなるかは誰よりもわかっていたはずなのに・・・。人としてのモラルが欠けている人が責任者となったばっかりに、尊い命が犠牲になってしまい残念でなりません。

「セウォル号」沈没事故から学ぶ

この事故を目の当たりにし考えさせられました。我われの『企業経営』も同じだということを。企業としての沈没を『倒産』と同じ意味で考えるならば、沈没しないようにするためにはどうすればいいか?今後の経営には、リスクヘッジがますます重要となってくるそうだ。

今回の韓国の思わぬ事故が良い例で、初期対応の悪さで韓国大統領の支持率低下にもつながっている。今の時代、不祥事が企業の存続そのものを揺るがしかねない。

不祥事の目を摘む方法

それは、社長と現場や顧客とが同じ情報をもっていることが重要である。未然防止対策は勿論のこと、有事の際の手順や行動規範、

  1. 顧客優先
  2. 情報開示
  3. 率先垂範
  4. スピード
  5. 再発防止など

そして社員の意識教育を徹底することが非常に重要である。ただ、会社を経営していくことで、もっとも大事なことは「覚悟する事だと。」皆さんに知ってもらいたい。

事業にもライフサイクルがある

社長には何事からも逃げない責任感が問われると聞いた事がある。会社が泥船にならないように。常に会社を成長、発展、安定へと導き、利害関係者の期待に応えなければならない。事業にも個人と同じようなライフサイクルがある。創造活動を続けていかなければ、持続的成長を果たせない。夢やビジョンが無い組織はイノベーションが起こらず衰退すると考えます。あらためて皆さんにこの言葉を贈ります。『ピンチはチャンス』です。

最後に

今回の沈没事故のような「まさか!?」というようなことは、常日頃起こりうることです。その「まさか!?」の時こそ、真価が問われます。登り坂もあれば下り坂もあります。しかし、本当の“まさか”の時にあわてないように、常に緊張感をもって頑張りましょう!

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