ある理由で同窓会から逃げていた自分

少し前の話しになるのですが、今年のゴールデンウィークに田舎に帰省し同窓会に参加してきました。帰省の度に会っている特に仲の良い友人以外とは、何と40年ぶりの再会となりました。

日常での何気ない幸せ

自分自身がいつまでも若い気持ちでおりましたので、目の前の頭の薄い友人を見たり、しわの多い顔を見たりすると「友達は老けたなあ」と自分の事を棚に上げて勝手に友人を老人にしてしまう事がありました。何よりも40年ぶりの再会ですので、中学校時代の顔は覚えているけど、目の前のおっさんの顔と中学校時代の顔がどう考えてもつながらないものですから、「彼は誰だったかな?」と相手の事がわからないまま探り合いの会話で同窓会がスタートしました。もちろん、最後は昔話に花が咲いて楽しい同窓会になりました。

ある理由で同窓会から逃げていた自分

ところで、この同窓会の話は数年前にもありました。友人から「みんな集まるから是非参加してくれ」と連絡をもらったのです。しかし私の返事は『NO』でした。久しぶりに皆に会いたくてたまらない、そして同窓会に行く時間はあるのに私の答えは『NO』でした。何故ならその時の私はいわゆる無職だったからです・・・。何も知らない友人たちは、無邪気に同窓会に誘ってくるのですが、どうしても行きたくない。私は無職というみじめな姿を友人に見せたくないという理由から、適当な嘘で同窓会の勧誘から逃れました。本音では昔の友人と楽しい時間を過ごしたいのですが、どうしても『YES』と言えませんでした。

男というのはカッコつけたがり

この場に私以外に男性がいないという仮定で話をするのですが、男というのは、見栄っ張りでプライドだけは異常に高く何かあるとすぐにカッコつけたがるし、自分と他人を見比べ優越感や劣等感に浸る馬鹿な動物だと思っています。そんな男ですから同窓会に出れば必ず「何という会社に勤めているのか?」「その会社でどんな仕事をしているのか?」「役職は?」と言う会話になる事が予想されますし、場合によっては、家の広さ、乗っている車の種類で相手の収入を推し量ったりすることもあります。そして一喜一憂するんです。本当に男って馬鹿な動物だと思いますが、それが現実ではないかと思います。仕事をしている事が絶対条件で、そして友人に自慢が出来るくらいの何かを持っていれば、いの一番に同窓会に出席したでしょう。しかし、当時の私にはそのどちらもありませんでした。

御多分に漏れず

ところが、シューワに入社して1年以上が経過し会社の事や仲間の事が深く理解でき将来の夢を描く事が出来るようになると昔の友人に会いたくてたまらなくなりました。「今度の5月に帰るから同窓会を企画してよ!」ついに私は仲の良い友人に同窓会の開催を頼みました。久しぶりに友人に会いたかった勿論ですが、心のどこかで会社の事、そして熱い仲間達の事を話したがっている私。そして大阪にはこんな勢いのある会社があるんだぞと友達に自慢したがっている私がいました。同時にその会社で少しでも良い会社作りに使命を持って取り組んでいる私を皆に見てもらいと思っていました。

御多分に漏れずやっぱり私は男と言う馬鹿な動物でした・・・。

最後に

シューワ実践二十魂の「ブランドに誇りを持て!」の趣旨からは少しずれておりますが、会社を愛し、仕事に誇りを持つことで、同窓会に胸を張って参加できるという、日常の生活の中でちょっとした幸せを感じる事が出来たヒトコマでした。

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