輝け大作戦
今年もお正月から、第102回箱根駅伝があり日本に大きな勇気と希望を与えてくれました。
毎年恒例行事ですが、青山学院大学が2度目の3連覇を果たしました。
この結果は、単なる学生スポーツの勝利だけではありません。
青山学院は原監督体制で箱根駅伝に約18回出場し、優勝9回で勝率ではなんと!50%と圧倒的です。
単純計算で出場すれば2回に1回は頂点に立つ強さを誇ります。
勝ち続ける組織の秘訣とは何か?そして本当の組織力とは何か?
その「勝つ」に対して強烈に示してくれた出来事だと感じています。
原監督が掲げた今年のキャッチフレーズは「輝け大作戦」という言葉です。
その裏には、「ひとりがどれだけ輝いても勝てない」という考えがあります。
全員がそれぞれの区間で輝いてこそ総合力になるという明確な思想が込められていました。
特に印象的だったのは、絶対的エースである黒田朝日選手について、原監督が「黒田だけが輝いても勝てない」とはっきり言い切った点です。
1万メートルの記録を27分台で走るという圧倒的な力を持つ選手がいても、10区間の駅伝では一人では成立しない。
むしろ、黒田選手がいるからこそ、他の選手一人ひとりが自分の役割を理解して、
自分の区間で最大限の力を発揮しなければ勝てないとおっしゃっていました。
その覚悟こそが、青学を本物の常勝集団へと押し上げたのだと思います。
私は黒田選手を「象徴」ではなくて「存在感」だと思いました。
誰かを声高に引っ張るリーダー的な存在ではなくて、淡々と自分を磨きながら常に結果を出し続ける。
その姿勢そのものが、周囲の選手の心に火をつけてチーム全体を躍動させた存在感です。
これこそが、チームスポーツであり、組織論の理想形です。
そして、原監督の言葉で印象的だったのが、「駅伝は数学だ」ということです。
この言葉に、経営や営業の本質を見る思いがします。
勝つために必要な総合タイムがあり、そこから逆算して10区間ごとの目標が決まる。
相手の強豪ではなく、自分たちの戦略があり、数字があり、その上でやるべきことをして覚悟を持って走る。
この感動の裏側には、必ず準備と積み上げがあります。
私たちの営業も全く同じだといつも感じています。
よく社内の戦略会議でも同様の考え方の話をしますが、残念ながら原因他人論的な話が多くて初めから逃げ腰の営業マンが多いのが現状です。
日々の売上目標があるから、そこから逆算して必要な件数、成約率、単価がある。
これがKPIであり、そのKPIを持たずに「頑張る」と言っても、それは無謀に距離もタイムも知らされずに走っているのと同じです。
※KPIとは Key Performance Indicator(重要業績評価指標) の略で、
目標達成に向けて“どれだけうまく進んでいるか”を数字で測る指標 のこと。
ただし、数字を薄く眺めているだけでは勝てない。
その圧倒的な行動量という走り込みがあってこそ、初めて数字は意味を持つのではないでしょうか?
これは、原監督が仰る通りの「駅伝は数学だ」の駅伝も営業も同じだと思います。
青山学院の強さは、全員が自分の区間をとことん研究して勝てる意識を常に理論進化している点にあります。
全員が区間賞を取る必要はない。
しかし、全員が自分に託された役割に責任を持たなければ、タスキはつながらない。
各事業部も同じであり、仲間が営業で受注して、現場が形にして、管理部が支えて完成させ、
お客様からの感謝の「ありがとう!」をもらいながら、次につなげていく。
部分最適ではなく、全体最適で考える力「タスキ」こそが、これからのシューワGには必要不可欠となると思います。
この青山学院の姿勢そのものは、シューワGの歩みと重なります。
創業38年、私たちは決して順風満帆だけでここまで来たわけではありません。
無名の灯油巡回販売から始まり、お客様からの感謝のありがとう!を貰いながら、
そのすべての方々がそれぞれの区間を走りながら、必死に”タスキ”を繋いできました。
表に立つ人間だけが会社をつくってきたのでは無い。
その裏方も含めての総合力こそが、今のシューワGです。
そして、もちろん創業40周年はゴールではありませんし、本気で目指すのは、100年永続企業です。
そのためには、物心両面の幸福を実現できるだけの「自力」を、一人ひとりが身につけなければならない。
会社に守られる存在で終わるのではなく、各個人が知的ブルーワーカーとして意識して強くなる存在になる。
その集合体としての組織力を高めなければ、これからの厳しいAI進化の時代には勝てない現実があります。
一見すると、気合や根性の話に聞こえるかもしれません。
しかしながら、忘れてはいけない数値目標があります。
シューワGは、他社へ勝つためだけに存続して働いているのでは無い。
全従業員が、物心両面の幸福を実現し、人生と仕事をとことん楽しむために働いている。
そのためにこそ、競争力のある強い組織力が必要不可欠になるのです。
楽しむためには、「営業は数学だ」の言葉の裏には実力がいる。
自力を高めて進化しなければならないですし、その現実から目を背けてはいけません。
2026年は、100年永続企業へ向けた本当の助走の年です。
一人が輝くのではなく、一人ひとりが輝く組織として、自分の区間を全力で走り、
誇りを持って次へタスキを渡すイメージを持ってもらいたい。
その積み重ねが、次の景色を必ず見せてくれます。
今年も、全従業員と共に「輝け大作戦」のイメージを持って全力で走り抜きましょう!
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