
新どM企画・ビワイチ挑戦!

皆さん!お元気さまです。
今年はご存じの通り、新どM企画の新たな挑戦がスタートしました。
毎年恒例の富士登山を断念しました。
その理由としてはインバウンド観光の影響で、旅行会社が外国人観光客を目当てに富士山小屋の予約が埋まり、多くの宿が取れなかった理由です。
シューワ富士山工場を建設以来続けてきた中で、富士登山を10回制覇しており、「やり切った!」という自負がありました。
そのため今年は、「日本一高い山」に代わる「日本一大きな湖」を舞台に挑戦しようと思い立ったのです。
富士山登山とビワイチ。そこで生まれたのが、シューワ恒例の「どM企画」新シリーズ第三弾。
富士山は標高と天候との戦いであり、一歩一歩の踏みしめが頂に直結する世界。
一方、「琵琶湖一周200km(ビワイチ)」のサイクリングは“持久”の世界で、平坦であっても距離の累積が心身をじわじわ崩していきます。
富士登山で培った「一歩の重み」「仲間と分かち合う鼓舞」は、今回も確かに活きました。
共通項は「自分との闘い」である一方、性質は大きく違います。
しかし、想像以上の過酷さに改めて!いやー!イヤーーー!琵琶湖は本当に広かったですね。
今回の代表選手は14名(応募43名の中から抽選にて選出)。
抽選では、新入社員優先でしたので、若手中心のフレッシュな顔ぶれが多く、期待と不安が入り混じる中でのスタートでした。
9月5、6日で日本一の湖をぐるりと回る200kmの道のりは勇者たちとの挑戦でした。
天候も味方してくれ、多少の蒸し暑さはありましたが、風が心地よくて、まさに「サイクリング日和」。
前半は湖畔の景色を楽しみながらの快走。
確かにサイクリング自体は風を切って進む心地よさもあり、琵琶湖の景色を眺めながら走る前半は爽快でした。
しかしながら、琵琶湖一周200kmは想像以上の過酷さで、正直に言えば、最初は少し甘く見ていました。
私は日課として、毎朝のウォーキングを15年間趣味で欠かさず続けており、1時間で約5km歩いて月間200kmを歩いています。
その感覚の延長で「自転車ならゆっくり漕いでも時速15kmは行けるだろう。200kmなら休憩を含めても2日もあれば走れるはず」と思っていたのです。
しかし、この予測は完全に誤算でした。
前半10kmぐらいから、田舎の曲がりくねった山道。勾配がきついエリアで慣れないため足に負担を掛けて無理をしてしまいました。
昼食後の走行距離が60kmを超えたあたりから、体力と筋力の限界が次第に出し始めました。
特に厳しかったのは「脚がつる」トラブルでありました。
前太ももやふくらはぎが急激に硬直して痙攣(けいれん)し、ペダルを踏み込むことも屈伸運動すらもができなくなる。
下半身が全身筋肉痛の硬直状態となり、自転車を降りて痛みに耐えて悶絶を繰り返した中で、人生で味わったことのない苦悩の連続でした。
丁度、その時の救護班の植山次長がマイクロバスで応援に来てくれましたが、恐らく脚を攣った私を見てダメだろうと思ったのか、
マイクロバスに自転車を乗せようとしたので、思わず止めました。
その時にとっさに私は、これは”自分との戦いで負けるわけにはいかない”何時間かかっても乗り切ると言いましたが、
行ける自信は無かったですが、やり切りたい気持ちが多くありました。
本当に”利他の心”で冷たい富士山天然水をもらいながらの救護だったので感謝しかありません。
その後に再度、冷静になり生成AIに「脚がつる」の応急処置を相談したところ、的確なアドバイスをもらいました。
1. すぐに止まり、無理して漕がない。
2. 太ももの場合は膝を曲げて足首を持ち、お尻に近づけるストレッチを繰り返す。
3. マッサージで血流を促し、温めたり冷やしたり、状況に応じて対応する。
4. 水分だけでなく塩分を補給する。
5. 数分休んでから再スタートする。
このアドバイスに従ったことで、しっかり2番のストレッチを柔軟に繰り返して、塩飴がなかったので、
近くのセブンティーンアイスの”ミルクあずき”を食べるとあれよあれよと奇跡的に脚が回復し、再び走り出すことができました。
とても、簡単なことでしたが、冷静に考えるとわかることですが、当事者となればやらなければならない意識が強くなれば、視点が狭まることが大きな学びとなりました。
翌日も上記のアドバイスを守りながら、焦らず自然体でのサイクリングを楽しみながら、別行動となりましたが何とか制限時間15分前に到着することができました。
もし、あのまま無理をして、無茶をしていれば、途中でリタイアになっていたかもしれません。
本当に危機一髪の貴重な体験でした!
今回の新どM企画挑戦は14名中、「ビワイチ」走破の時間内に完走できたのはわずか7名。
つまり、半分以上の方は無念のリタイアを余儀なくされたのです。
けれども、私はリタイアした仲間を一切責める気持ちはありませんし、むしろ「よく挑戦した」と心から称えたいと思います。
200kmという距離に立ち向かうだけでも勇気がいる。
最後まで走り切れなかったとしても、その挑戦自体に大きな意味があるのです。
そして何より感動したのは、リタイアした後もサポートに回ってくれた仲間の存在で、ウォーター事業部の植山次長、そして途中で脱落した池永部長、板倉課長。
脱落した2人は、自らが走り続けることを断念した後も、残されたメンバーのために献身的にサポートしてくれました。
ドリンクや湿布を渡してくれたり、励ましの言葉をかけてくれたりと、その姿はシューワグループならではの仲間意識の強い「利他的精神」を強く感じました。
私もこの仲間たちがいなければ、私も最後まで走り切ることはできなかったでしょう!
まさに「一人ではゴールできない。仲間と共に挑むからこそゴールできる」ことを実感しました。
これは、”仕事も経営”にも通じるものがあり同様だと感じました。
「やればできる」は、今回のビワイチを通じて学んだこと。
それは「やればできる」という単純な言葉ですが奥深い真理です。
もちろん、途中でしんどくて「もう無理だ」と思う瞬間は何度もありました。
しかし、そこで諦めずに一歩を踏み出せば、不思議と道は開けてくる。
そしてゴールの瞬間には、それまでの苦しさが一気に報われるような大きな達成感が待っているのです。
これは、私が日々感じるまさに!仕事と経営そのものです。
会社経営も順風満帆なときばかりではなく、想定外の困難や苦境に直面することも多いですが、その時に「もうダメだ」と諦めてしまうのか、
それとも「絶対にやり切る」と自分を信じて踏みとどまるのかが重要だと思います。
その難しい選択の連続が明るい未来を決定づけるのです。
「やればできる」という学びは、今回の挑戦で身体を通して深く理解することができました。
振り返ってみると、本当に過酷な挑戦でしたが、200kmという距離は決して甘くなくて、想像をはるかに超える試練が待っていました。
しかし、その分だけ得られた感動もまた大きなものでした。
今回の挑戦は、富士登山10回制覇に続く、私にとって大きな人生の財産になったと思います。
誰でも、やればできる!この実体験から得た学びや気づきを、これからの仕事に必ず活かしていきしょう!
「挑戦するからこそ、感動がある」「挑戦するからこそ、仲間の絆が深まる」「挑戦するからこそ、限界を超えられる」
これからも、常に挑戦を恐れず、仲間と共に未来へ進んでいきたいと思います。
それにしても、本当に”大変で苦労”が絶えなかったビワイチ200km。
でも、この”大変”が、大きく変われるチャンスであると心から願っています。
新どM企画の14名の挑戦者たち、これからの≪人生での自信に繋がる最高の宝物≫になったと胸を張って断言できます!
総務の皆さんも素晴らしい企画と段取りをありがとう!皆さん本当にお疲れ様でした!!