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ドローンの実証実験

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皆様、お元気さまです。
2025年5月21日(水)、防災協定を締結している神奈川県松田町において、「ドローンの実証実験」を実施いたしました。
昨年1月の能登地震以来、災害対応現場では土砂崩れや道路崩落により陸路が寸断され、車両による燃料配送が困難な場面が発生しました。
特に、10月の能登豪雨災害では、登山による2時間の人力運搬や、ヘリコプターのチャーターを通じて「ラストワンマイル」の輸送を実施しました。
今回の実証実験では、陸路の代替手段を模索するため、国産の大型物資運搬用ドローン「Surveyor-X」(最大70kgの運搬が可能)を活用し、災害対応時の燃料搬送を実際に行うことで、
事前準備(地元自治体や国土交通省への申請手続き)や運用(ドローン運航会社との現場における連携・調整)上の課題を導出しました。
今回は、約500mの飛行ルートを計4回飛行し、以下の物資を安全に留意しつつ段階的に輸送することで、運用体制構築のための貴重な知見を得ることができました。
① 空携行缶(約4kg)
② LPガス5kg用(約18kg)
③ 水40L(約40kg)
④ 強化梱包ガソリン20L(約40kg)
また、実証実験の様子は、現地において神奈川県議会議員、松田町役場職員、関西大学を含む計10団体21名にご見学頂くとともに、
Zoomを通じて15団体以上(のべ26アカウントの接続を確認)の方々に視聴いただきました。
今後、本実証実験で得た多くの教訓を活かし、災害対応時の燃料・物資搬送の代替手段として、ドローン運用体制の構築に引き続き尽力してまいります。
今後の進展についても、機会がありましたらご報告させていただきます。

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