
チャンスの女神には前髪しかない

シューワグループの皆さん
今年も長いゴールデンウィークをしっかりと頑張った成果の中で、束の間の休息を心身ともにゆっくりと取ることが出来ましたでしょうか?
その中で、毎年恒例の第25回のシューワBBQ大会が、晴天の中開催できました。
過去最大の約80名で日頃会えないメンバーとも会えてたくさんの対話と私自身も充電が出来ました。
そして、忘れてはならないのが、シューワ3大ドМ企画である初戦の第15回大阪観光ウォーキングが43Kの道のりでしたが、
総勢21名の中約60%がフレッシュな初参加メンバーが集まりました。
やはり、若いメンバーがこれだけ揃うと活気があり、全員が走破し、こちらも初づくしでした。
ウォーキング後は、チーズ原価ビストロ堺東店での懇親会があり、その会話の中でも一言話をしましたが、
千里の道も一歩からの大切さを現実に体験をして貰いました。
今後の人生の中でも大きな糧となり、自信に繋げて貰いたいと感じました。
本当にお疲れ様でした。(笑)共に準備に当たってくれた皆さんには感謝申し上げます。
ゴールデンウイークの束の間の休日に読みたかった松下幸之助さんの名著『続・道をひらく』を読み返す機会がありました。
人生を切り拓く最大の武器は、「熱心さがチャンスを見極める眼を養っていく」という一篇が胸にグッと響きました。
年を重ねた今だからこそ、若かった頃の「熱心であること」、この言葉の深さ、厳しさに心を打たれ深く頷きました。
世の中には「運がいい人」「チャンスに強い人」がいるように感じていますし、私も「運がいい人」と言われます。
しかしながら、「運がいい人」と「棚から牡丹餅」は違うことを認識して貰いたいと思いお話をします。
この“運”や“チャンス”は、何もしない人の前には決して姿を見せませんし、見えません。
ただ“待っているだけ”では、どれだけ”知恵や才能”があったとしても、それこそを活かす”知恵や才能”を舞台には立てない。
結局、人生を切り拓くのは、才能よりも「熱心さ」が重要だと感じました。
「チャンスの女神には前髪しかない」のビジネス逸話を聞いたことがある方もあると思います。
この言葉のチャンスの”女神”は、ある日突然やってきます。
でも、その瞬間に「これはチャンスだ!」と気づいて、すかさず掴みにいかないと、すぐに通り過ぎてしまう。
しかも、”チャンスの”女神”には後ろ髪が無い”と言う事実です。
一度、通り過ぎたら、もうつかまえることは出来ないというワケです。
しかしながら、「前髪」を掴むのは、簡単なことじゃありません。
日々の仕事やライフワークの中で、その“チャンスの前髪”がどこにあるのかは、誰も教えてくれません。
私たちが思う以上に、チャンスは地味な顔をしてやってくるからです。
松下幸之助さんは、まずは「熱心であること」がチャンスを見極める“眼”を養うと語っています。
そして私は、この言葉に深く共感します。
なぜなら、チャンスとは、熱心に生きる者にだけ見える幻のような”神の囁き”みたいなものだからです。
稲盛和夫塾長も、「人生の成功は、熱意 × 能力 × 考え方」だと説かれました。
考え方だけが、マイナス100で、どれかがゼロだと、結果もゼロです。
特に一番最初の「熱意」は、年齢・立場・経験に関係は無くて、すぐに持てる最高の武器です。
私も創業当時の若い頃は、灯油販売のセールスドライバーとしてお客様の元を必死で走り回っていました。
今から、35年以上前は灯油巡回販売と言っても知名度が低く、本当に苦労をしました。
通りすがりの方にチラシを渡して、見向きもされなくてもひたすらどれだけ断られても、食い下がったことを思い出します。
時には門前払いをされながらも、買って貰える為に頭を下げて工夫を続けてきました。
その中でも、不思議なことに熱意に応えて「じゃあ少しだけ」と買ってくれたお客様と長いお付き合いが始まったりしました。
その内に熱意が伝わり、口コミからの友達を紹介して貰いながら、友だちの友だちも紹介して貰いながら灯油販売の数字を伸ばした記憶があります。
その様に考えると”熱意ある言葉”は、人の心をノックする力があると改めて実感しました。
成功とは、この繰り返しの中で、少しずつ「チャンスの女神の前髪」を”見極める眼”を育ててきたように思います。
”熱意ある言葉”の真逆で考えるとどうでしょうか?
覇気が無く!熱意の無い営業マンが来ると、すぐに分かります。
教科書通りの判を押したようなセリフで、こちらの目も見ずに淡々と説明をする。
そこに心がこもっていなければ、どれだけ内容が素晴らしくても心に響かない。
人の心情は、不思議ですね。
魂がこもっていない言葉は、たとえ上手でも“通らない”と思います。
仕事だけではありません。
もちろん恋愛でも同じです。
本気で好きになった人には、最大限の良さを伝えようとします。
会話のきっかけを考えたり、美味しい食事をどこに行こうかなど、その一つ一つに、ものすごい熱量を注ぎますよね!
そして、そうした熱意に人は心を動かされる。
その熱意とは、理屈や計算を超えて、人の心を動かす“本気”のエネルギーに変わっていきます。
それはやがて、ひらめきやアイデアを生み出し、経験値となって「賢者」へと成長するイメージです。
今、仕事で結果が出なくて落ち込んでいる人悩んでいる人がいるかも知れません。
私は伝えたいのは、今の結果を重視するよりも先に、熱心さと行動量を磨いてください。
結果の質を求めるよりも、行動の量で質を上げるイメージです。
その上で、やるべきことに”熱意”を上げて全力で向き合ってみてください。
そして、目の前のことに誰よりも真剣になってください。
その”熱意”は必ず積み重なり、ある日ふと現れる“前髪のある女神”に出会ったとき、あなたの心のセンサーが反応するはずです。
「あっ、これは掴まなきゃ」と気づける。
そして、思い切って手を伸ばすことができる。
若いうちは、誰にも負けない努力をすること。
自分自身のスキルを、自分の手で磨き上げること。
これこそが!シューワグループの新ビジョン【人生と仕事をとことん楽しむ】に繋がり、人生を切り拓く最大の原動力になることを信じて日々を楽しく精進をしましょう!