
率先垂範して行動する

今週は、旧盛和塾時代に頂いた京セラ「営業の心得」を経営会議にて「率先垂範して行動する」を輪読して学びました。
とても、ど・ストレートで重要な内容でしたので、今週の学びとして共有していきたいと思います。
——リーダーは常に率先垂範して行動しなければなりません。
リーダーは皆の嫌がる仕事も進んでやると同時に、部下ができない場合には自らやって見せて手本を示すことが必要です。
受注が落ち込んでいる時など、部下を叱るだけではリーダーとしての責任回避にほかなりません。
そうした時こそリーダー自ら先頭に立ってお客様に行き、注文をいただいてくることが必要なのです。
それによって部下の信頼も得られるのです。
リーダーは自ら注文が取れなければその任は務まりません。
部下に対する最善の教育は、実際に現場で注文を取って見せることです。
そのためにはリーダー自身が営業として場数を踏み、多くの困難を経験することも必要です。——
やはり、仕事をする上では、部下やまわりの人の”協力と信頼”を得るためには、もちろん率先垂範をして成績を残さなければなりません。
そして、人の嫌がるような仕事も、リーダーが真っ先に取り組んでいく姿勢が必要です。
どんなに多くの素晴らしい言葉を並べても、そもそも”行動と結果”が伴わなければ、人の心をとらえることは出来ません。
リーダーシップについて語る時には、もちろん口頭で言うだけではなく、自らが常に先頭に立って行動することがいかに重要であり、
その中で特に魚の釣り方(営業獲得手法)もきちんと教える必要があります。
そもそも、リーダー自身が魚の釣り方もままならない中で、部下に営業の数字を上げなさいとはそもそも無茶な話です。
しっかりと営業スタイルを確立してからのマネジメントの指導をして貰いたいと思います。
しかしながら、新しいプロジェクトのスタートの実践を現場ですることは、決して楽ではありませんし、簡単ではありません。
その変化や挑戦を伴うプロジェクトでは、部下たちには「新しいことに挑戦しよう!」と声をかけるのは簡単ですが、
まずは、自らが最初の一歩を踏み出して、失敗を恐れずに率先して実行していくのが真のリーダーシップです。
その姿勢こそが「率先垂範」だと思います。
人は、言葉ではなく”行動と結果”に共鳴して、リーダーが挑戦する姿勢を見せれば、部下たちも自然とその姿勢を真似し、同じ方向に進むようになります。
そして、その過程で一体感の渦が巻かれて組織に勢いがつきながら強くなっていくイメージです。
私も日々、皆さんの前で稲盛塾長が仰る「誰にも負けない努力をする」をしていますか?と事あるごとに聞いていますが、甘いのが現実です。
もちろん!新しいことを始めるに当たっては、とても勇気がいりますが、これを常に心がけ実行することによって、自らの心を高めていくことへ繋がると信じています。
そして、仕事へのど真剣さ!!!
最近、本社でも厳しく叱咤激励を込めての指導をしていますが、本社の旧無線室に武田信玄の名言を飾っています。
・一生懸命だと知恵が出る。
<物事に一生懸命に取り組んでいると、困難にぶつかったときや苦境に陥った時に、知恵が湧いてくるもの。>
・中途半端だと愚痴が出る。
<中途半端に取り組んでいると、とかく誰かのせいにしたり、時流のせいにしたりして、愚痴が口をついて出てくるもの。>
・いい加減だと言い訳が出る。
<いい加減に取り組んでいると、そもそもの根本が欠けているので、言い訳しか出てこないもの。>
まさに!戦国武将・武田信玄の格言は、日々の行動指針は容易に理解できて、心に響く言葉であり、もちろん現代にも通用します。
やはり、リーダーたるものは、言い訳をせずにしっかりと質よりも量をして、しっかりと成績を残して欲しいと願います。
常に率先垂範をして行動しながら、誰にも負けない努力をすることで現状維持から進化をして、困難にぶつかったときに真のリーダー像を確立しましょう!